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お風呂って何℃がいいの?

もうお風呂の温度で迷わない!

みなさんはお風呂の温度を何度に設定していますか?
ちょっと熱めの42℃?ぬるめ38℃?
あれ?ちょっと待ってください。
ぬるめのお湯というとだいたい38℃〜40℃と言われていますが、冬場の38℃はぬるいというか、ちょっと寒いくらいに感じませんか?
しかも私の場合、42℃は熱めというより、もう熱くて入れません。

そう、“熱い”“ぬるい”という感覚は、その人の体温・外気温によって感じ方が変わります。
なので、快適なバスタイムをすごす為の“自分の”お風呂の適性温度を調べましょう!

これを知れば毎日快適。もうお風呂の温度で迷うことはありません!

1)自分の体温(平熱/基礎体温)を知ろう。

平熱を調べる

みなさんは自分の基礎体温をご存知ですか?
知らない方はちょっと手間ですが、体温計で体温を測ってみて下さい。
最近は低体温の方が増えています。お風呂以外に健康面でも、自分の基礎体温を知っておくことはとっても大切なことですので、知っておいて損はありません。

さて、体温は測り終えましたか?
その体温を基準として覚えておいて下さい。
さっき激辛料理を食べて今汗をかくほど体が熱いとか、省エネで暖房を止めていて少しばかり体が凍え気味といった、いつもと違う状態の時は通常状態の時に測ってくださいね。

2)自分の適温(お風呂の温度)を知ろう。

お風呂の温度

先ほど測った体温から適温を算出していきます。
ぬるめは体温(基礎体温)から+2〜3℃くらい、熱めは体温(基礎体温)から+5〜6℃(※)となります。
例えば体温36℃の人は、38℃〜39℃くらいが“ぬるい”と感じる温度、という事です。

下の適温早見表で見てみると、“一般的”な温度は体温が36℃くらいの方を想定している事がわかります。
体温が36℃より低いのと高いのではの差はそれぞれ1℃ほどありますので、一般的と言われる温度と合わない方がいても当然ですよね。
また、体温は気温(外気温)の影響も受けますので、夏場と冬場では体温・適温も若干変わります。
季節や自身の体調に合わせて、お風呂の温度を調節して下さい。

※お風呂の温度はここでは43℃を最高温度としております。これ以上の温度は体にかかる負担が大きくなりますので、お勧めいたしません。

適正温度早見表

3)温度で変わるお風呂の効果を知ろう。

リラックス?アクティブ?

自分の適温が分かってもそれだけじゃつまらない。せっかく自分に合う温度が分かったので、次は“ぬるめ”と“熱め”で違うお風呂の効果を知って、バスタイムに活用しましょう!
“ぬるめ”と“熱め”のお風呂では、体の中の反応は正反対なんです。

ぬるめのお湯に入ると…

血圧が低下、内臓が活発になる、筋肉がゆるみ体がリラックス状態になります。

熱めのお湯に入ると…

血圧が上昇し、内臓の働きが弱まります。筋肉が緊張し体は興奮状態になります。

――ということは、“ぬるめ”のお風呂は、疲れた、食欲がない、眠れないといった「体を休めたい」時にオススメの温度で、“熱め”のお風呂は、朝風呂、目を覚ましたい時、気分が落ち込んだ時など、「気分をシャキッとしたい」時にオススメの温度ということになります。

目を覚まそうと思ってお風呂に入っていたけど、気持ちよくて逆に眠くなってしまった…という経験のある方は、もしかしてぬるめのお風呂に入っていませんでしたか?
逆に、疲れを取ろうと思ってお風呂に入っていたのに、熱めのお風呂に入っていたという方は、疲れが取れないばかりか、「もう少し頑張ろう!」という張り切った状態になっていたのです。

熱いお風呂は要注意!

高齢者や高血圧の方など、心臓の弱い方は入り方によって熱いお湯は大変危険を伴います。
43℃くらいの熱さがないと寒くて風邪をひいてしまうわ! という熱いお風呂が大好きなお年寄りは多いのですが、高齢になると体温が低くなりますし、体温調節機能も低下します。
上の表からもわかるように、低体温で35℃代が平熱の方にとって43℃となると、「熱い」お湯に入っていることになります。
熱いお風呂に浸かると心拍数が一気に上昇するので、かなり体に負担がかかります。お風呂での事故を防ぐためにも体に負担のかからない適正温度で入るようにしましょう。
どうしても熱いお湯がいい! という場合は、最初から熱いお湯ではなく、ぬるめのお湯に浸かって出る前にちょっと沸かしてお風呂の温度をちょっと上げてみてください。
すると脳が「熱いお風呂に入った」と錯覚を起こしてくれますので、このトリックを使うとぬるめのお風呂に浸かっていても満足度が得られますよ。

湯沸かし器に温度設定機能がついていない場合は。

湯温計

バランス釜など、給湯器に温度設定付いていない場合は、湯温計を使ってお湯の温度をチェックしてみてください。
湯温計を使うと、「ぬるい」「熱い」だけでなく、自分にとって「ちょうどいい」温度もわかります。
温度別お風呂の効果を覚えておくだけで、「今日は疲れたからぬるめにしよう」といった目的別でお風呂に入れますので、今までなんとなくの温度で何も考えずに入っていたバスタイムが、お手軽メンテナンスタイムに早変わり。ちょっと得した気分にもなります♪

出典:日本健康開発財団 温泉医科学研究所

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