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シャワーとお風呂どっちがいいの?

お風呂に浸かる方がいい。その理由とは?

シャワーとお風呂の利点を比べると、お風呂に浸かる方が体にいいことがたくさんあります。
その理由を、シャワー派にも「なるほど」と素直に思ってもらえるように、わかりやすく解説していこうと思います。
という事で、よく聞く”交感神経”とか”浸透圧”などといった難しそうな言葉はここでは使いません。

お風呂に入る理由

さて、そもそもなぜ人はお風呂に入るんでしょうか。
お風呂に入る理由を考えてみると、おおまかに下の3つに絞られます。

でもこの3大理由、シャワー派に言わせるとこうなります。

そう言われると確かにシャワーで…と納得してしまいそう。

ですが! その中身は全然違うんです!
シャワーでは得られないお風呂の利点、きっちり説明いたしましょう!

1)体の汚れはゴシゴシするだけじゃ落ちません。

清浄作用

実は、表面を洗うだけでは汚れは落ちきれていないのです。
石けんを使っても、小さい毛穴の奥には洗いきれない汚れが残ってしまいます。

お風呂に浸かる理由・その1―汚れが落ちやすくなります。

お湯に浸かっているとゆっくりと体が温まり、すると毛穴も開いていきます。
毛穴が開くと、お湯が汚れまで届くから自然と汚れが落ちやすくなる、ということなんです。

清潔にしているのに臭い?!

体が温まると毛穴が開く…ということは、シャワーでは体は温まらないので、毛穴はずっと閉じたままということ。
その奥には汚れが潜んだままです。汚れが残っていると肌が荒れてしまいますし、体臭の原因にも。

毎日シャワーを浴びて清潔にしているのに、なんか臭う気がする…という場合は、その落としきれなかった汚れが原因かもしれませんよ。

2)リラックスには”温もり”が一番。

愛犬と遊ぶ、水族館に行く、プラネタリウムに行く・・・心を癒す方法はたくさんあります。
でも楽しいことをしている間「体」はずっと活動していて興奮状態。ちっとも休まる事がありません。
その体をすぐに休ませてあげられる簡単な方法が”お風呂に入る”こと。

お風呂に浸かる理由・その2―自然にリラックス状態になります。

ぎゅっ

もこもこのぬいぐるみやワンちゃんを見ると思わず抱きしめたくなりますよね。
恋人と抱きしめあうのも、寒い夜に温かい鍋を食べたくなるのも、猛暑の夜でもタオルケットに包んで寝てしまうのも、"温もり"が欲しいから。
そう考えると人は常に”温もり”を求めている寂しがりな生き物なんだな〜って思います。
温かいものに包まれると、なんだかホッとして気持ちが安らぐ。お風呂に浸かるとリラックスできるのは、ごく自然なことなんです。

優しく体を包んでくれるお湯の温もりに癒される。

でもシャワーでは芯まで体を温めることができません。
体が温まらないとどうなるか → リラックスしない → 疲れが取れない → ストレス解消しない → 疲れが蓄積されていく
という悪循環に陥りやすくなってしまいます。
忙しい毎日の中で、ふと寂しさを感じた夜はお風呂に入ってみてください。
「体」だけでなく「心」も一緒に癒してくれるのは「お風呂に浸かる」方法だけです。

3)”温まる”はリラックスだけじゃない効果が。

温たまりたい

ただでさえ暑い夏、もう汗かきたくないしお風呂なんて入りたくない――その気持ちわかります。
でもその時、暑さを感じているのは熱気に包まれている体の表面だけで、どんなに暑くて汗をかいていても冷房や冷たい飲み物などで、実は体の中は冷えています。
そんな人知れず冷え冷えで凍えている体を温めるのは、温かい飲み物もいいですがやはりお風呂が一番。

お風呂に浸かる理由・その3―体を温めると体の調子が良くなります。

ぬるいお風呂でゆっくり温まると、血液やリンパの流れが良くなり、冷えてコリ固まっていた体が解れていきます。
寒い日にお風呂に入ると「ふわぁぁぁぁ〜」と思わず声が出て体が解れていく感覚、それと同じことが夏、体の中でも起こります。
生き返るように内臓の動きも良くなりますので、夏バテや冷え性の改善も期待できます。
シャワー派に便秘が多いという話を聞きますが、それも原因は体が冷えているせいかもしれませんね。

わかっていてもシャワーに頼ってしまう、そんな時は。

シャワーがいけないわけではありません。
時間がなくてもすぐに体が洗える、面倒なお風呂の準備・掃除がいらない、1人暮らしなので節約になる…シャワーにはシャワーの良さがあります。

なので、どうしてもシャワー主体になってしまうという方は、休みの前や週末だけでもいいので、一週間に一度は体を休める為にもゆっくりお風呂に浸かってみてはいかがでしょうか。
お家のお風呂でなく、スーパー銭湯などの温浴施設なら、リラックスだけでなくリフレッシュもできますし、週に一度、ぜひお風呂で疲れた体をリセットして下さい。

出典:日本健康開発財団 温泉医科学研究所

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