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マルセイユ石鹸はなぜ"いい石鹸"と言われているのか。マルセイユ石鹸おすすめ10選。人気通販ランキング

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マルセイユ石鹸とは?

マルセイユ石鹸――それはフランス王室が認めその品質の高さから「王家の石鹸」とも呼ばれ、古くから王侯・貴族や上流階級の人々に愛用され、長きに渡って世界的にも愛用者の多い有名な石けんです。

無着色・無防腐剤の100%天然植物で作られているので、肌に悩みを持つ方々に古くから親しまれています。
当店にもファンは多く、リピート率№1を誇るまさに"石鹸の王様 "です。

しかし、みなさん。なぜこのマルセイユ石鹸が"石鹸の王様"と呼ばれているのか理由を御存じでしょうか。
フランス王室お気に入り「王家の石鹸」だから、昔ながら製法&100%天然石けんだから――はたして、王と呼ばれるほどの石鹸が、そんな単純な理由なのでしょうか?
そもそもなぜフランス王室が出てくるのでしょうか?さらに今は他にも天然成分の石鹸は数多くあります。それならなぜこのマルセイユ石鹸だけが特別視されているのでしょうか?

答えはマルセイユ石鹸は、「石鹸」を超えた「石鹸」だからなんです。

何を言っているの?とお思いでしょう。
しかし、"王"と言われ、今日も石鹸界に君臨しているのには、やはりそれなりの理由があるんです。

"石鹸の王"の歴史

偉人と言われる方々には、語り継がれる歴史があるもの。
マルセイユ石けんも、それはそれは長く波乱万丈の歴史がありました。
詳しく説明をするとかなり長くなり、文字ばっかりで眠くなってしまうので、ここではダイジェストでさらっと紹介します。

時は17世紀、フランス地中海沿岸のマルセイユ地方では、特産のオリーブ油を原料とする石けんが盛んに製造されていました。
ところが、盛り上がりすぎて短期間で作ろうと動物油脂などの粗悪な脂を混ぜた石鹸が多く出回るようになったのです。
そこで太陽王ルイ14世が、1688年に厳しい製造基準を設けたのが"マルセイユ石鹸"の始まりです。

おそらく誰でもなんとなーく聞いたことがあるような気がする…くらいには有名なルイ14世。
映画好きな方なら、レオナルド・ディカプリオで映画化し話題になった 「仮面の男」と聞けば、ピンとくるかも知れませんね。 この正体はルイ14世の双子の兄でした。
また、私も好きなフランスの小説「三銃士」のお話はこのルイ14世のお父さん、ルイ13世の時代から始まります。
この時代にはすでにマルセイユで石鹸作りが盛んだったので、あのダルタニャンや銃士隊もマルセイユ石けんを使っていた可能性も。ベルサイユ宮殿が建った時代の石鹸が現代に変わらず存在するって、歴史を感じます。

さてさて話は戻って、そのルイ14世の設定した規制ですが、本当にめちゃめちゃ厳しかったんです。
〇夏場に作るの禁止、〇5/2以降のオリーブしか使っちゃダメ、〇オリーブオイルしか使っちゃダメ、など事細かに基準設定され、それに合格した石鹸のみに"マルセイユ石鹸"の称号を与える、というもの。
規制に何度も違反した場合は追放という厳しい処分まであったそうです。
国家レベルで粗悪品を排除しようとする政策があったり、こんなにも厳しい基準を設けられても石鹸を作ろうとする職人、そしてそれを求める人々の石鹸に対する思いは半端ないですね。

でもそうなると、そこまでして作られた石鹸が悪いものであるはずがありません。
そこから、マルセイユ石けんは「王家の石けん」「太陽王の石けん」などと言われ、「良い石鹸」の代名詞となったのです。

ところが、せっかくマルセイユ石鹸が「良い石鹸」だと世界的に広がり、盛り上がっているころに世界大戦が始まってしまいます。
さすがに石鹸を作ってる場合でなくなるし、戦後は人出不足や材料不足、さらに技術の発展や進歩の波巻きこまれてしまいます。合成洗剤なども参入してくると、マルセイユ石鹸の力はかなり弱まってしまいました。

そんな厳しい状況でも"マルセイユ石鹸"は踏ん張り、優しい石鹸、自然派で安心な石鹸を求める人たちの声を力で、なんとか復活を遂げます。

ピーク時は90ほどあったマルセイユ石鹸の製造工場は、今は市内に4社しか残っていませんが、 それでも頑なに伝統を受け継ぎ守り続け、マルセイユ石鹸は現役であり続けているのです。

どうですか、この歴史。
国民に愛される事――それも王に必要な要素ですよね!

マルセイユ石鹸おすすめ10選を紹介!

マルセイユ石鹸の通販人気ランキング

マルセイユ石鹸の

選び方

01.

王道を選ぶ

着色料、香料、防腐剤--余計なものは一切入っていない、100%植物性というのがマルセイユ石鹸。
無香料だから 粘土のような自然のままの香りがしますが、それがナチュラルな石鹸の魅力でもあります。
マリウスファーブル社には、オリーブに比べしっとりなめらかな洗い上がりになる「パーム」もあります。

02.

ブランドで選ぶ

歴史があり、今日まで国民に愛されてきた「マルセイユ石鹸」なので、フランスのプロバンス地方には、頑なに伝統を受け継ぎ守り続け、製造をしている元祖マルセイユ石けんの会社が数社あります。
その中でも下記4社は、マルセイユ石鹸の代表的なブランド会社です。

03.

香りで選ぶ

無香料で粘土臭がほんのりする…というのが元祖マルセイユ石鹸ですが、石鹸はとても肌に合うのに、あの匂いがちょっと苦手、という方は少なくありません。
そこで時代の流れとともに、香料を使ったタイプも登場しました。
しかし、それでも保存料を使用せず、天然香料や色素だけを使って作られているのがマルセイユ石鹸です。
石鹸のいいところはそのままに、ほんのりいい香りがするマルセイユ石鹸は、初めての方やあの独特の匂いに馴染めない方におすすめです。

04.

リキッドソープで選ぶ

時代が変わり、固形だけだった石鹸に、リキッドタイプの液体石鹸が誕生しました。
昔ながらの製法にこだわってきたマルセイユ石鹸も、固形だけにとらわれることなく液体ソープを製造。
植物性オイルベースなのは、固形石鹸と同じ。マルセイユ石鹸のこだわりは液体になっても健在です。
合成界面活性剤や保存料は一切使用せず、伝統的な大釜を使って昔ながらの製法で作られた液体タイプのリキッドソープです。

"石鹸の王"の素質

現在は、さすがにルイ14世の言いつけ通りではありません。
温度管理が出来る今は夏でも石鹸作りが出来ますし、100%オリーブオイル使用厳守!も、72%以上ピュアベジタブルオイルを使用してれいればOKと、多少緩くはなりました。
もちろん、残り28%は水分と塩。100%天然成分は変わっていません。
ですが、その油分含有率と、製造方法を守っていれば、マルセイユ石けんのロゴや刻印も付けていいよとなり、他国でも"マルセイユ石鹸"として製造出来るようになりました。
そのため、今は世の中に"マルセイユ石けん"がありますが、フランスのプロバンス地方には、昔から伝統を引き継ぎ、製造をしている元祖マルセイユ石けんの会社が数社あります。
その中の1つ、マリウス・ファーブル・ジューン社の公式サイトに、マルセイユ石けんが"王"と言われる理由となる、面白いことが書いてありました。

そう、これこそが"単なる石鹸にあらず"の意味なんです。
マルセイユ石鹸は、他の石鹸では考えられない色々な使い方があるんです。

マルセイユ石鹸の

いろいろな使い方

01.

全身を洗う

石鹸だから当たり前のことですが、ただ「洗う」だけでないのが「庶民」と「王」の違い。
マルセイユ石鹸の最大の特徴の1つが、オールインワンな石鹸という事。体だけでなく手も顔も、なんなら髪もマルセイユ石鹸1つで、洗えてしまうのです。
ボディーソープとシャンプー、洗顔ソープ、これらが石鹸1個でOK。 ミニマリストからも注目されています。

さらに"優しさ"も王に必要な要素。
メーカー公式サイトにもあるように、100%天然素材のマルセイユ石鹸は肌に優しく低刺激のため、肌荒れや敏感肌など、肌に悩みを抱えている方におすすめできる石鹸。
(注※皮膚疾患で治療している方などは使用に関しては、医師の診断を受けて下さい。)

さらに保湿効果もすごい。
お風呂上りはすぐ保湿しないと、「あ、乾いているな」とわかるほど肌が突っ張るけれど、石けんに含まれるオリーブオイルに保湿効果があるので、マルセイユ石けんを使うと急いで保湿しないと!と慌てる必要がありません。

ナチュラル素材で、保湿力がありなおかつ全身洗えるほど万能な洗浄石鹸なんて、やはり王は格が違います。

!実録!マルセイユ石鹸deシャンプー

泡立ちネットで泡をたくさん作り、それを頭にのせていつものシャンプーように髪を洗います。

石鹸カスが残らないよう十分すすぐ………って、髪が!指が!全っ然滑らない!!
これが"キシむ"ってやつか…とすすぎに若干苦労しました。

すすいだ後はアルカリ性に傾いた地肌と毛髪を弱酸性に戻すため、お酢やクエン酸でリンスをすることが必要になります。
チョイスしたのはカボス果汁(ポッ○レモンみたいなもの)。
お酢はちょっと臭いが気になりそうだったので、クエン酸の方にしました。
洗面器に大さじ1杯を入れてお湯で薄めmその中に頭をズボッと入れる事数分・・・・・・・・・・劇的に指通りが良くなりました!!

お風呂からあがったら、アフタートリートメントとして少量のココナッツオイルを手のひらにつけ、手ぐしをしてからドライヤーで乾燥。
あんなにギシギシしていたのに、石鹸シャンプーにありがちなキシみ感はゼロでした!
ちなみに、ココナッツオイルはベトッとしないだけなく、紫外線にも強いといわれているんですよ。

02.

洗濯物を洗う

王なる石鹸は洗うものを固定しません。人だけではなく、布もキレイにしてくれます。
日本では体を洗う石鹸というイメージですが、もともとマルセイユ石鹸は洗濯石鹸としてつくられたようなんです。なら洗濯に使えないわけがありませんね。
綿、ウール、絹、綿などの自然素材の汚れをしっかり落としてくれます。

本来なら固形石鹸をすりおろしたりするんでしょうけれど、適量がいまいちわかりずらいので、ここは気になる汚れの部分に直接石鹸をゴシゴシしちゃえ!
そして洗濯機へIN!
すると…

\ なんということでしょう~~~ /

見事なくらい汚れが落ちました。

03.

虫から守る

マルセイユ石鹸に限らず、実は石鹸には防虫効果があるといわれています。
虫は香りを好まないので、良い香りのする化粧石鹸なんかを防虫剤にしている家庭は多いようです。
マリウス・ファーブル社の公式サイトには1切れスライスしたものが"蛾"を防いでくれると書いてあります。
写真は丸ごと巾着袋に入れちゃっていますが、スライスした方が効果があるかもしれません。

防虫剤のあのナフタリンの匂いが苦手な人や、衣替えの時に洋服にニオイが付いてしまって困った経験をした方は多いのではないでしょうか。
無香料タイプでもいいそうですが、せっかくならフレグランスタイプの石鹸にすれば、クローゼットを開けるたびほのかないい香りが鼻をくすぐり、いい気分でおでかけ出来そうですね。

04.

夜中のけいれんに

すやすやと眠っている時に、不意に足がつる事ありませんか?
夜や運動中に起こりやすいこむら返り。一瞬でカッっと目が開き、悶えるほどの激痛。 それがどうマルセイユ石けんと関係があるのでしょうか?さっぱり見当が付きません。

どうやらこむら返りと言われる現象は、「カリウム」や「ナトリウム」などのミネラルが不足すると起こるようです。
そこで、主成分は72%がピュア・ベジタブルオイルのマルセイユ石鹸を側に置くことで、寝ている間、石鹸に含まれるミネラル成分を吸収して…いうことらしいです。

本国では石鹸を細かくしてベットに撒いて、その上に寝るということらしいですが、ちょっとそれはかなり寝ずらそうですね…。
科学的な検証はしていないようなので、信じるか信じないかはあなた次第!ってことになりますが、カットの際出た石鹸カスなんかをストッキングやオーガンジーなどに入れて置いてみてもいいかもしれませんね。

いやしかし、これまでの項目は"万能石鹸"でしかありませんでしたが、これはもう石鹸の域を超えています。
ここにきて改めて王様はレベルが違うことを思い知らされました。

05.

小さな傷を洗う

繰り返しになりますが、マルセイユ石鹸は100%ピュア成分なので、体に悪いものは入っていません。
なので、小さな傷なら洗浄出来るとこなのです。
子どもによくある転んだ時に出来る、泥や砂が付いてしまったちいさな擦り傷。水だけで洗い流すより、キレイに洗えるかもしれません。

不要なものが一切入っていない石鹸だからこそ、そういった使い方も出来るんですね。

06.

歯を磨く

マルセイユ石鹸は表面だけではなく、口の中までキレイにします。なんと歯磨き粉の代用にも使われているのです。
歯ぐきの為に非常に良いそうですよ。
全身洗うどころか、歯まで洗えるとは…!範囲が広すぎます!
使い方は、濡らした歯ブラシを数回石鹸に擦りつけるだけ。ブラシに付けすぎると口の中が泡だらけになるので、ご注意ください。

白くて美しい歯を目指している方は、試してみるもの良いかもしれませんね。
でも石鹸で歯を磨く…なんか想像するとちょっとそれは遠慮したい気もしなくもないですけど。

!実録!マルセイユ石鹸de歯磨き

味が想像できるので遠慮したかったんですが、反面どーしても気になってしまって、勇気を持ってチャレンジしてみました。
せめてオリーブよりも味がある方がいいかもと、試してみたのはフレーバー石鹸の「Honey」。

気になる味ですが……うん、想像通り。
出来ればそこは予想を裏切って欲しかったんですが、王たるもの、裏切るなんてことはあってはらないのか、やはり石鹸の味でした。(Honeyの香りすらわからないくらいです。)

歯の汚れはキレイに落ちたと思います。
市販の歯磨き粉のように合成剤や添加物、研磨剤が入っていないので、ナチュラル志向の方は安心して使えますね。
ただ…味に慣れればの話。どうにもすすぎは通常の3倍くらいやりました。

このように、石鹸という概念にとらわれることなく、マルセイユ石鹸は色んな使い方が出来るんです。
これが"おばあちゃんの代からずっと受け継がれてきた使い方"ということは、マルセイユ石鹸が作り方や原料を守り、今日までずっと、何百年も変わっていない事を証明しています。

伝統を守り続け、人々に長く愛されるマルセイユ石鹸―― 「石鹸の王様」と称賛されるのも納得ですね。

マルセイユ石鹸の切り方

マルセイユ石鹸は大きいサイズを購入した方がお得。
マルセイユ石鹸は基本的には切らないでそのまま使用してもらうことを推奨しておりますが、 さすがに600gとかビックバーをそのまま使うのは置き場所的にも、使い勝手的にも厳しいですよね。
大きいサイズで購入した石鹸は、切って使う方が多いと思います。

切りやすいのは「ワイヤーソープカッター」がオススメ。
ワイヤーカッターがない場合はピアノ線などを使ってください。
最初にカッターで切れ目(線)を入れて、紐を結ぶようにクロスすると上手に切れます。
ミシン糸を使う方もいるようですね。固く切れにくい紐なら上手くいくかと思います。
ナイフは崩れやすいので、ワイヤーか糸がお勧めです。切り分けた分は、ラップにしっかりと包んで保管して下さい。

石鹸は新しいければ新しいほど切りやすいです。
とはいっても、石鹸が出来あがってフランスから日本に来るまで、さらにそこから販売店に届き、お客様の手元に届くまで結構な日数がかかっています。
石鹸には製造年月日は書いていないので、工場から出荷する時点でもしかして出来あがってから日数が経っている可能性もあります。
そうなると、日数がたつにつれ、だんだん石鹸は結構固くなってしまいます。

なかなか切れなくて石鹸がポロポロ崩れてしまった場合は、ネットに入れて使ってください。