お風呂レシピ

お風呂レシピ トップへ

入院のお見舞いに“お風呂”はいかが?!

入院のお見舞いって何を贈りますか?

一昔前は、果物の詰め合わせとか花束がド定番でした。
でも最近は、病室が刃物の持ち込み禁止になり、果物が食べられないとか、
大部屋の場合は花の匂いで、患者同士のトラブルに発展だとか
時代が変わってきたのもあってか、今では“入院されている方が使える”グッズが人気なんです。

何枚あっても嬉しい定番の「ふわっふわのタオル」。
周囲の灯りを気にせず、ゆっくり眠れるように「アイピローセット」。
病院って意外と寒いから「ブランケット」も嬉しいアイテム。

などなど。

そこで!
お風呂のソムリエとして、一推しの商品を紹介します!

それは



【 バ ケ ツ 】 です!

は? バケツ?!
意味がわからないし、がさばるし、邪魔でしかないじゃない?!

ですよねー。
普通そう思います。

が。

いやいや、実は結構意外や意外、
入院生活で“ある事”に困っている人には、喜ばれること間違いなしの商品なんです。

“お風呂に入れない事”が結構なストレスに。

実は「入院中辛かった事はありますか?」という問いに
「眠れない」「暇」などの他に、「お風呂に入れなかった事」と答える方は多いんです。

日本人はお風呂が大好き。
生まれた時から「お風呂に入る事」が習慣になっているので、
日常の事が出来ないとそれだけでストレスに感じてしまうんです。
お医者さんのOKさえもらえれば、入院中でもシャワーは浴びることは出来ます。
でもやっぱり日本人は湯船に浸かって温まりたいものなんです。

前に私の友人も病気で入院していたことがあったんですが、
ずっと「お風呂に入りたい〜」ってぼやいていました。
友人はさらに入院したのが夏だったので、体が冷房で冷えてしまって、布団を被っても足が冷たくて眠れなくなってしまったのです。

そう、病院って意外と体調管理が大変な場所。

夏は冷房、冬も暖房が付いているけれど、
家とは違い空調は病棟全体の管理なので、人によっては快適な環境とは言い難い。
しかも入院中はシャワーなので、一度冷えてしまった体はちっとも温まらない。

そこで私、ひらめきました。

冷えが原因なんだから、温めればいい。
全身浴が難しいなら、部分浴ならどうだ!!

そう、そこで 【 バ ケ ツ 】 なんです。

バケツを持って現れた私に、
「一体何を持ってきたんだ?」と、驚いて戸惑っていた友人ですが、
「このバケツにシャワーのお湯を溜めて、寝る前に足湯をしてみて」と伝えたところ、翌日

「よく眠れたよ! 温かくなった! ありがとう!」

と喜びの報告が!
予想通り、足湯のお陰で体が温まり足の冷えも改善したみたいです♪

足は“第2の心臓”、手は“第2の脳”

もちろん湯船にドボンに比べると効果は劣りますが、足を温めるだけでリンパや血行が良くなり、
体が温まるので、疲労回復やむくみ解消など、入浴と同じような効果が期待できるんです。

温かいお湯に足を付けるだけで「ふぁ〜〜〜〜」って、お風呂に入る時のいつもの声が出てしまいますよ。

足を怪我していている方は、手湯でもOK。

足湯と同じような効果があるうえに、足を入れるにはちょっと小さいウォッシュボウルでも、手には十分。
シャワーの時間が決まっている場合は、ポットのお湯を使えばいつでもお手軽に部分浴が出来ますね♪

部分浴で体温を上げて免疫力UP!

インフルエンザやコロナなどの感染症予防にも、入浴や部分浴は効果があります。
免疫力はストレスでも下がります。ちょっとした風邪ひとつかかっても、重症化してしまう可能性があるのです。
お風呂に入ると、血の巡りが良くなって体温が上がります。体温が上がると免疫力が上がります。
病院内はなかなかリラックスできない環境ではありますが、部分浴で一時でもリラックス&体が温まってホッとできる時間を過ごしてもらって、病気やケガの早期回復や免疫力向上に役立ててもらえれば、お見舞いする方としても嬉しいですよね。

ただの足湯より、さらに効果倍!

お家でお風呂を楽しんでいたように、病院でも入浴剤などのバスグッズを使って足湯タイムを楽しみましょう。

シャワーで満足できない方、
冷えで寝付けない方、
術後などでシャワーさえも許可が出ない方 などなど・・・

色んな方に喜ばれること間違いなしの部分浴。

“お風呂”が、新しいお見舞い品の定番になる日も近いかもしれませんよ(^^)