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ペットも! 快適お風呂生活

我が家のワンコはお風呂が苦手。
お風呂に入れようと専用のシャンプーやバスタオルの準備を始めると、察知したワンコはスッとケージに戻ると立て篭もりを始めるんです。

やさしい声で呼んでも、おやつで誘ってもかたくなに拒否。絶対出てこない。
それなのでそういう時は一旦諦めて放置。時間を置いて「もう大丈夫かな?」と出てきたところをすかさず取り押さえ、暴れるワンコをお風呂場へ強制収容。
隙あらば逃げようとしたり、泡だらけの時にブルルンッて反撃してくるけど、最終的に力尽きてぐったり。
もちろん飼い主もぐったり…。

お風呂に入ってぐったり

トリミングサロンではちゃんと大人しくしてるので、お風呂が嫌いなわけじゃなさそうなんだよね。
でも、我が家のお風呂は全力で拒否…えー、なんで??もしかしてこれって私が悪いの?!
そう言えば、犬のお風呂の入れ方とか調べたことなかったかも。

人にばかり″お風呂の良さ″を訴えていて、身近にあるこの問題に気が付かなかった〜!
これはイケない! お風呂のソムリエとしての名がすたるっ!!

毎回サロンに連れて行くわけにもいかないし、なによりお風呂を好きになってもらいたい。
お猿やカピバラのようにうっとりとお風呂を満喫する動物もいるんだから、嫌がる原因をつきとめれば、きっとうちの仔だってお風呂が好きになるはず!

気持ちよくなる洗い方はプロのトリマーさんや動物のお医者さんに聞くのが一番なので、とりあえずは形から入ろう。

喜びそうなグッズで、ワンコをお風呂でおもてなし大作戦だっ!

その前に…お風呂に入れていいかどうかチェック。

カワイイわが仔にお風呂の気持ちよさをわかって欲しい!
そう思っても残念ながら体質上お風呂(お湯/お水)に入れてはダメな動物もいます。
愛しのペットを危険にさらさないように、しっかり確認してください。

◎お風呂に入れてOK

・犬・フェレット・ミニブタ・アヒル・リクガメ…など。

犬とフェレットは特に、衛生状態を保つため、病気予防のために定期的にシャンプー(お風呂)が必要です。
ただし頻繁にシャンプーしちゃうと逆に皮膚を痛めたり、ストレスになってしまいますので、やり過ぎにはご注意を。ゴシゴシこすり過ぎも控えてくださいね。

△基本的に不要・汚れた時などは洗う

・猫・ハリネズミ・モルモット・ウサギ…など。

自分で毛づくろいをして綺麗を保つ事ができるため、お風呂は基本的に必要ないようです。
オシッコやフンなどで汚れてしまった時などは、汚れたままだとストレスや、皮膚病などの原因になるようなので、お風呂に入れてキレイにしてあげてください。

×水濡れ厳禁、お風呂は絶対ダメです。

・ハムスター・デグー・チンチラ…など。

想定外にひどく汚れてしまったら、固く絞ったタオルで拭き取る程度にして下さい。
日常の体の汚れは″砂浴び″をして落としているので、この仔たちの必要なお風呂は″お湯″じゃなくて″砂″なんです。

改善策1.お湯が熱すぎるのかも。

ペットのお風呂の適正温度

まず洗うお湯の温度を確認。

人間と同じく、動物にもそれぞれ適温がある事、知っていましたか?
私、気にせず人間と同じ温度で洗っていた…!

動物の皮膚は人間よりもデリケート。
だから人間のお風呂と同じ温度では熱すぎるんだって!

そりゃー嫌がるわけだよね…反省しました…ごめん…。

ワンちゃんの場合、目安は成犬で大体37℃〜38℃くらいがベスト。子犬はもう少し低く35℃くらいでいいようです。
フェレットの場合はもっと低く30℃くらい。
特にフェレットは汗腺がないので暑さに弱く、すぐ熱中症になりやすい動物です。
人間の感覚だとかなりぬるいので、これじゃぬるすぎない? 寒くない? と心配になっちゃうかもしれませんが、そのくらいがちょうどいいようです。

※お風呂の適温は目安です。その動物の体温にも関係しますので、獣医さんに相談することをお勧めします。

改善策2.シャワーがイヤなのかも。

ペットにやさしいシャワーヘッド

シャワーの音や水圧を怖がるって知って、これを機に我が家は肌あたりのやさしいシャワーヘッドに変えてみました。
思い切って最近サロンでは当たり前の「マイクロナノバブル」のシャワーヘッドに。
せっかくなので、人間にも使えるタイプを…と思って使ってみたら、

すっごい気持ちいい!

これをワンコ独り占めはもったいない。買って良かった〜〜♪

お湯の温度を低くしてシャワーヘッドを替えたら、いつも大暴れのワンコも「あれ?」って顔をしてちょっと大人しくなった!

人間より敏感な肌だからかな、この違いわかっちゃうんだね〜♪

ペットのシャワーにおすすめのグッズ

改善策3.専用の浴槽があるといいかも。

ペット用の浴槽?

小型犬はビビりな仔が多いから、どうしてもシャワーを怖がっちゃう場合はお風呂に入れちゃうのも手。
足元からお湯をすくってゆっくりかけてあげながら洗うと、比較的怖がらないって。
でも人間用の浴槽では深すぎて洗いづらい。浴槽の中で洗うには狭い。ペット用の浴槽も売っているけど大きいから置き場に困る…。
フェレットや小さいワンちゃんなら、実はバケツや洗濯桶などで充分。お湯ためれば小さなお風呂の出来あがりです♪

ペットの入浴におすすめのグッズ

改善策4.お風呂上りにも一工夫。

愛犬用タオルを探す

人間と違って、動物は毛に覆われているから乾かすのが大変。
ブルルンってやってもらってもビチャビチャな状態。
出来るだけ早く乾かしてあげたいから、吸水力抜群のタオルがいい!

あ、あと大きなループになっているパイルや目の粗いガーゼはよく爪が引っ掛かったりしていたので、シャーリング加工(パイルの和の部分を切ってあるもの)しているタオルとか、パイルが短くて引っ掛かりにくいタオルがいいな。

ペットの入浴後におすすめのグッズ

改善策5.お風呂上りにはとことん甘やかす!

これは単にお風呂に入るといいことあるんだって覚えて欲しいからやってます(^^;

いや〜今回、もう本当にお犬様のごとく、ワンコの為に色んな物を揃えました。
やっぱり出来るだけイヤな思いはさせたくないもんね。

お風呂場は怖いところじゃないよ、とシャンプー前にお風呂場でちょっと遊んだり、快適環境を整えたら気持ちが通じたのか、うちの子少し大人しくなりました。(まだビビりだけど)

あとは気持ちいい洗い方を習うだけ。
少しずつ慣らしていけばきっと「お風呂って気持ちいい♪」って思ってくれるはず。

お風呂に入る生物みんなにその良さを伝えてこそ、真のお風呂のソムリエですよね!

それを教えてくれた我が家のワンコに感謝。
そして、これからもいっぱい遊んで、お風呂も楽しもうね!

ちょっとは満足してくれたかな?