お風呂レシピ

普段なかなか聞けない、いや聞かない？？格闘家のお風呂事情を、女性格闘家、三浦彩佳さんにお話を伺いました。
三浦さんは国家資格である柔道整復師やアロマセラピストの資格もお持ちなので、格闘家を目指している方、体を使う仕事をされている方、など三浦さんのお風呂の利用法を、是非参考にしてみてください。

― 格闘家になったきっかけ

もともとは格闘家になるつもりはありませんでした。
柔道整復師の専門学校に通い国家資格を取得したあと、練馬で30年近く営業している接骨院に勤務していて、その近所にある銭湯に通っているお客さんをマッサージをしたり、低周波治療や骨折を治療する仕事をしていました。
そんな時、たまたま接骨院の近くに格闘技ジムができて、小学生の頃に父親の影響で見ていた「プライド」や「K１」の選手が勤務先の接骨院にいらっしゃるようになり、プロの格闘家の方々と知り合ったご縁がきっかけで私もジムに行くようになりました。

それでも、はじめは特に選手を目指さず、練習だけを目的にしていましたが、気がついたら週に６回、７回通うほど夢中になっていました。

そんな中、ある大会の応援で試合会場に行った時「試合に出てみないか」とスカウトされ、最初は接骨院を辞めずに両立しながらプロ格闘家としての道を歩むことにしました。

今思うと、接骨院での出会いがなければ、今の自分はいませんでした。

― プロ格闘家としての想い

プロの格闘家は今しかできない事だし、なかなか出来る事でもないので「今」を大切に頑張りたいと思います。
最初は不安だらけで、すごく悩んで飛び込んだ世界でしたが、だからこそ、今はプロとしての自覚と責任を持ち、一人でも多くの方に試合を観ていただけるように、トレーニンングはもちろん、体調管理にも気を配り精一杯やりたいと思っています。

― 格闘家としての悩みや課題など

今の課題として、海外の選手に負けないようにフィジカルトレーニングを強化しています。
格闘家の動きはウエイトトレーニングのように両手を同時に使うような動きではないので、筋肉のつけ方というか、トレーニングの目的が違ってきます。
私自身、筋肉がつきやすく不器用なので、片側ずつ動かし丁寧にチェックしながらトレーニングしています。
客観的に見てもらいながらトレーニングをするので頭が疲れます（笑）

食生活では馬肉を食べたりお米を食べたりと、なるべく偏った食事はしないようにしていますね。
1日の練習量は日によって変えていますが、多い時は5、6時間。少ない日で3時間くらいですが、週1日は休息日にしています。
休息といっても、それもトレーニングの一環のようなものなので、休日はお風呂でゆっくり癒されています。

― お風呂での過ごし方や入浴へのこだわりなど

湯船にはなるべく毎日、ぬるめのお湯に長く浸かるようにして、しっかり汗をかきます。
お湯の中ではその日あったことを振り返り反省したりしています。

ゼラニウムやグレープフルーツの香りが好きなので、減量のときなどはグレープフルーツの香りをバスタイムにも取り入れたりします。

― 最高に気持ちいいと思ったバスタイムは？

普段、試合で海外に１週間くらい行くことがありますが、海外は湯船のないホテルが多くて辛くなります。
ある時、いろいろあって「早く日本に帰ってゆっくりしたい！」と思っていたのに、そういう時に限ってフライト時間が長くて、体がガチガチになっていたことがありました。
その帰国後に入ったお風呂は、最高に気持ちよかったです。

― 普段お風呂には何時くらいに入る？

夜の10時頃まで練習がしていることが多いので、お風呂は10時30分頃入るこが多いです。寝るのは12時頃、起きるのは7時か8時頃です。

― 愛用されているバスグッズは？

エプソムソルトです。 エプソムソルトを使うと汗が出やすいので体重管理をする時もとても役に立ちます。最近では海外で試合のある時も疲労回復を助けるために持って行くこともあります。

三浦さんのようになりたい方への一言アドバイス

好きなことに辛くても目標を持って続けることが大切だと思います。