最高温度を1320℃まで引き上げ、土の中に残る不純物をできるだけ燃焼

強化磁器用の生地(土のこと)は、通常使用される並土生地よりもさらに強度を上げるために開発されたものです。それを通常の焼窯よりも温度を高めに設定することでさらに強化を図ります。
通常、陶器を焼く場合の窯の設定温度は最高温度1270℃程度に設定されています。「麦山窯(ばくざんがま)」の本焼き窯は最高温度を1320℃まで引き上げ、土の中に残る不純物をできるだけ燃焼させています。そうして土の純度を高めることによって製品の強化を図れるのです。高温で焼くことで、弱いものは耐えきれずに切れてしまったり、割れてしまったりします。その中でも、割れず、また、切れずに残ったものだけが麦山窯の器となるのです。この50℃の差は小さく見えて、実は非常に大きな違いでもあります。

では、なぜ他の窯では1320℃ まで温度を上げないのでしょうか。これは、手間や、コスト面、また割れによるロスが出ること、高温まで温度を上げる技術が不足していることが原因のようです。麦山窯には、大正11年からつづく知識と経験による技術があります。手間を惜しまず、心を込めて器を高温で焼き、永く使える丈夫な器を作りつづけます。

※今回使用したのは、直径16cm(大きめの取り皿程度)の丸皿です。大きさや形状によっても強度は変化します。また、この実験は半永久的に割れない事や、欠けない事について保障しているものではありません。使用頻度・取り扱い方法・加わる力・強化磁器土同士の強い接触、によっては破損いたします。予めご了承ください。
■「強化磁器」の和食器シリーズ
白磁
 
黒一珍
 
赤絵小花
 
赤絵つゆ草
 
色釉
色吹墨
 
赤絵むさし野
 
飴釉
 
吹分け白磁
 
金彩あし
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