最終更新日 2022.6.1

  

GARMIN Instinct 2Sの良い点・悪い点を徹底解説!

 
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アウトドアやスポーツを楽しむ方から根強い人気を誇るGarminのスマートウォッチ。

今回は、2022年2月11日から販売が開始された『ガーミン Instinct 2S Dual Power Graphite』を実際に使用してみて感じた、7つの良いところや残念なところを徹底解説していきます。

この記事を読むことで、Instinct 2S Dual Power Graphiteを買うメリットが明確になり、あなたのアウトドアライフが豊かになるはずです。

ぜひ最後までご覧ください。

Instinct 2S Dual Power Graphiteの外観

Instinct 2S外観

まずは、Instinct 2S Dual Power Graphiteの外観から確認していきましょう。

本体のサイズは40×40×13.3(mm)のちょうど良い大きさで、女性でも使いやすくなっています。

文字盤は太陽光の下でも高い視認性を誇るモノクロ半透過メモリインピクセル(MIP)を採用しており、屋内外問わず視認性を確保しています。

ちなみにApple Watch series5 44mmと比較すると以下のサイズ感。

ガーミンApple正面サイズ比較

Instinct 2S Dual Power Graphiteの方がひと回り小さい印象です。

続いて、側面を見ていきましょう。

Instinct 2S側面1

側面左側には、「CTRL」「MENU」「ABC」の物理ボタンがあります。ボタンのクリック感は、程よい硬さがあり誤作動しにくい作りです。

反対側には、「BPS」「SET」の物理ボタンがあります。

Instinct 2S側面2

背面には、「充電端子」と「光学式心拍計」があり、周囲には「INSTINCT 2S」と「MIL-STD810 G」の印字があります。

Instinct 2S背面

Instinct 2S Dual Power Graphiteの良いところ

筆者が1週間Instinct 2S Dual Power Graphiteを使用して特に良いと感じた7つを紹介していきます。

  1. 1. さらに進化した電池持ち
  2. 2. とにかく軽いボディで疲れない
  3. 3. MIL規格のタフネスウォッチ
  4. 4. 健康管理に役立つ心拍計と血中酸素トラッキング
  5. 5. バンドの肉抜きで排水も早い
  6. 6. 精度の高いGPSトラッキング
  7. 7. スポーツ時の測定がすごい

それぞれを詳しく見ていきましょう。

さらに進化した電池持ち

Instinct 2Sイメージ1

Garminのアウトドアウォッチの特徴の一つである圧倒的なバッテリー持ちは、Instinct 2S Dual Power Graphiteでさらに進化して引き継がれています。

一度の充電でスマートウォッチモード(一定の条件下)なら約21日間+30日間使用可能。そして、バッテリー節約ウォッチモードの場合は、約50日間+無制限で使用可能となっています。

実際に筆者は1週間、節電モードオフで使用してみた結果。充電満タン時は約8日分のバッテリー残量でしたが、1週間後では約2日分となっており、十分なバッテリー持ちだと実感しました。

これだけのロングライフであれば、泊まりがけの登山やキャンプでも安心して活用できるでしょう。

また、Instinct 2S Dual Power Graphiteではソーラー充電が可能なため、屋外で活動していれば自動的に充電され、さらなるロングバッテリーを叶えてくれます。

とにかく軽いボディで疲れない

Instinct 2S Dual Power Graphiteを装着して、まず感じたのは「とにかく軽い」ことです。本体重量は42.5g(実測値)。

Instinct 2S重量

Apple Watch series5 44mm アルミニウムケースが64g(実測値)。

Apple Watch重量

毎日装着していると21.5gの差は大きく、Instinct 2S Dual Power Graphiteは、長時間装着していても装着していることを忘れるほどに疲労を感じません。

MIL規格のタフネスウォッチ

Instinct 2Sイメージ2

先述したようにボディは軽いが、堅牢性はさすがのGarminと言えます。レンズ素材はCorning® Gorilla® Glass (ソーラー充電対応)、ベゼル・ケース素材は繊維化強化ポリマーで構成。

そして、アメリカ国防総省が定めるMIL規格 MIL-STD810 G準拠の 耐衝撃・防水・耐熱衝撃の全てのテストをクリアしているのも大きなポイント。

実際に畑仕事やタイヤ交換などの際にも、あえて雑な扱いをしてみたが全く傷がついていませんでした。

Instinct 2S Dual Power Graphiteのタフネスさは、さまざまなアウトドアやスポーツでも安心して使用できる特徴と言えます。

健康管理に役立つ心拍計と血中酸素トラッキング

多くのスマートウォッチにも増えつつある心拍数の測定。Apple Watchでは、心拍数アプリを起動しているときや運動中はリアルタイム測定が可能ですが、普段は不定期の測定しか対応していません。

一方でInstinct 2S Dual Power Graphiteは、運動中以外でもリアルタイムで心拍数と血中酸素濃度を測定してくれるので普段の健康管理に役立つのは嬉しいポイントです。

ちなみに、Instinct 2S Dual Power Graphiteの光学式心拍計水中でも正確に測定ができる仕組みになっており、ウォータースポーツや汗を多くかく環境でも安心して使用できます。

バンドの肉抜きで排水も早い

Instinct 2Sバンド

バンド留め具の穴が多く開いていることにより、女性から男性まで幅広い方の腕のサイズに対応しています。そして、このバンドの肉抜きが多いことにより、時計が水に濡れた際の排水や乾きが早いというメリットも。

排水が早いことにより、ウォータースポーツで濡れてしまったり汗をかいたりしても、すぐにバンドと腕の間が乾き衛生的に保てるのは、実際に使用してみると便利に感じます。

精度の高いGPSトラッキング

Instinct 2S Dual Power Graphiteの特徴といえば、GPSトラッキングの性能の高さと言えます。

ランニングをした際の、スタート位置とゴール位置をアプリで確認してみるとほぼ誤差がなく正確にトラッキングされています。

そして、走行した経路を表示するだけではなく、速度の変化を色で表示してくれます。

自分がどの区間でスピードが落ちたか分かるため、運動を習慣としている方にとっては自身の体力変化などの分析に活用できるでしょう。

マップイメージ

Instinct 2S Dual Power Graphiteは、通常のGPSに加えて、GLONASS(ロシア)、準天頂衛生みちびき(日本)、Galileo(ヨーロッパ)の計4つによってトラッキングされます。そのため、どんな場所にいても正確に現在地を把握できるのです。

スポーツ時の測定がすごい

Instinct 2S Dual Power Graphiteはスポーツなどのアクティビティを行った際の測定データをスマホアプリ「Garmin connect」から確認できます。

筆者が実際にInstinct 2S Dual Power Graphiteを装着してランニングを行った際の測定データは以下の通りです。

測定データイメージ

トップページ(画像左)では「タイム」「距離」「カロリー」が一目でわかるため、ランニングの成果を確認しやすく、とても使いやすいと言えます。

そして、「ペース」「心拍数」のグラフ(画像中央)で詳細を確認することもできたり、トレーニング効果として「有酸素」「無酸素」のレベル(画像右)も視覚的に確認できるため、運動負荷を調整したい方にとってもおすすめです。

筆者が「さすがGarmin!」と驚いたのは、画像右に表示されている「高度(m)」です。実際のランニングコースでは急勾配な橋を通過したのですが、橋の高度をきちんと測定できているのには驚きました。

登山や勾配のあるところでアクティビティを行う方にとっては、とても便利な機能と言えるでしょう。

Instinct 2S Dual Power Graphiteの残念なところ

ここまで、Instinct 2S Dual Power Graphiteの実際に使用してみて感じた良いところを紹介してきましたが、個人的には「パスコード設定ができない」点がやや残念に感じました。

Instinct 2S Dual Power Graphiteでは、デバイスロックの機能はあるが、ボタンの長押しで解除できるため防犯というよりは、誤作動防止の役割が大きい。

Instinct 2Sイメージ3

これは、物理ボタンしか持たないが故の問題であるためソフトウェアアップデートで改善されるのは難しいでしょう。

ちなみにApple Watchの場合には、腕から時計を外すとパスコード入力を要求され、第三者が盗んでも使用できないため、盗難のリスクを軽減できるのです。

Instinct 2Sパスコード画面

まとめ:Instinct 2Sはアウトドアの相棒に最適!

今回は、タフネススマートウォッチ『Instinct 2S Dual Power Graphite』について使用レビューを紹介いたしました。

この時計は、歴代Garminウォッチの良いところをぎゅっと詰め込んだ仕上がりになっています。ボディ本体はコンパクトながらも、堅牢性はMIL規格に合格しており、スポーツ・アウトドア・フィットネスなどさまざまなユーザーの活動をアシストしてくれる機能が豊富に搭載されています。

そして、サイズ感がコンパクトであるため男性はもちろん女性でも使用でき、デザインもアウトドアウォッチらしい無骨すぎる印象がないため、普段使いでも違和感なく使用できるでしょう。

Instinct 2S Dual Power Graphiteは、スポーツやアウトドアを本格的に行う方から、健康管理に気を遣いたい方にまでオススメできる時計と言えます。

ぜひ、今回の記事を参考にInstinct 2S Dual Power Graphiteをアウトドアの相棒にしてみてはいかがでしょうか。

本体仕様

Instinct 2S Dual Power Graphiteの本体仕様を以下の表で確認していきましょう。

レンズ素材 Corning®︎ Gorilla®︎ Glass(ソーラー充電対応)
ベゼル素材 繊維強化ポリマー
ケース素材 繊維強化ポリマー
ストラップ素材 シリコン
サイズ 40×40×13.3mm
112~180mmの手首周りに対応
ディスプレイサイズ 20×20mm(0.79インチ×0.79インチ)
解像度 156×156ピクセル
ディスプレイタイプ 太陽の下でも見やすい、モノクロ半透過メモリインピクセル(MIP)
重量 42g
稼働時間※1 スマートウォッチモード:最大21日間+30日間※2
バッテリー節約ウォッチモード:最大50日間+無制限※2
GPS+光学心拍計モード:約22時間+6時間※3
バッテリー最長GPSモード:約54時間+60時間※3
Expeditionモード:約25日間+80日間※2
防水等級 10ATM
内蔵メモリ 32MB
※1:スマートフォン通知の頻度や各種設定状況(血中酸素トラッキング機能など)により、表示されている稼働時間より短くなる事があります。 ※2:ソーラー充電は50,000ルクスの条件で1日3時間の屋外での終日着用を想定 ※3:ソーラー充電は50,000ルクスの条件での使用を想定

※GARMIN公式サイトより引用

ガーミン Instinct 2S

GARMIN Instinct 2S Dual Power Graphite

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