ピーチパインの存在を知ってずっと想いこがれてました。
こんなに甘くて香りが良いパイナップルがあるなんて・・。

市場からならいくらでも業者さんを通して仕入れる事は出来るけれど、生産者の顔が見えない誰が育てたかもわからないピーチパインをお届するのはお客様や生産者さんにも失礼だと思い、想い焦がれて3年が過ぎた頃もう諦めようかと思っていました。

私たちはスナックパインというちぎって食べれるパイナップルを本島北部の宜野座村で生産者の山川さんご協力の元、一緒に畑で作らせてもらっています。

そんな時に友人のネットショップのアキ店長から“スナックパインに対する想いや農家さんの想い”を話してたらピーチパインの生産者をご紹介して頂きました。

アキ店長も生産者に深く関わる方で私たちに共感して頂いたとの事でした。

『それなら一緒にピーチパインを携わりたいね〜。』

なんて言いながら石垣島の更に離島の西表島の池村さんをご紹介下さったのです。



池村さんは広大な畑にご家族でピーチパインを生産されている方です。

『アキ店長の紹介だったら安心できるさ〜。』

と、面識もない私たちを受け入れて頂き快く畑へもご案内して頂きました。


畑では池村さんに憧れて本土から毎年若い方が農業研修にきています。
私たちも一緒に畑に出て作業を手伝わさせて頂き、ピーチパインの育ち方などを教えて頂きました。

石垣島や西表島と言えば沖縄の南に位置する島で、毎年台風が多く通る地域です。
これまでも台風による塩害や風雨による被害は数知れないほど経験されている池村さん。
自然と闘いながら必至になってピーチパインを更により良くするため日々ピーチパイン作りの努力をされています。

池村さんと出会い、お話してただ単に私たちはこんなに甘くて香りがいいピーチパインに恋焦がれて、生産者さんの並ならぬ努力を見ていなかったのです。
こんなに必至になって毎日ピーチパインを育てている池村さんに申し訳ない気持ちになりました。

『たくさん、あんたたちに任せたからね!宜しくね!』
と笑顔で言う池村さん。

広大な農場を管理しているとはいえ、露地栽培なので自然に左右される事があり、思っていたよりも収穫時期が一気に来た時は多すぎて出荷先が見つからず、近所に配ってもまだ余る、泣くなく加工品に回すなど大変な思いもされています。

『まだまだ知名度が低いからね〜。』

と笑って言いますが、出来る限り西表島へ通い私たちはもっと池村さんの作ったピーチパインをいろんな方に知ってほしいと強く思うようになりました。

一度食べてみると私たちのようにすっかりファンになる方が多いので沖縄から採れたて新鮮なピーチパインを手軽に食べれるようにと微力ながらも池村さんのお手伝いをする決意をしたのであります。

全ての生産者がもっと自慢の作物を育ててほしい。
誰もが美味しいと笑顔になる最高の一品を。


私たち長浜商店もそんな生産者になるようにこれからも農業修行を続けていきます。