冨士ファニチアでは、置き家具から造作家具までインテリアのあらゆるニーズにお応えすべく、日々精進しております。その中でも、成型合板の製造に着手し、 軽さだけでなく3次曲線を取り入れた複雑でデザイン性の高い商品を世に送り出しております。 成型合板製品ならではの優しい曲線、国産品ならではの安心の品質で確かな製品をお届けします。

素材へのこだわり…成型合板

冨士ファニチアは1978年、成型合板家具の製造に着手。成型冶具、プレス機、高周波技術、接着剤など技術の向上蓄積をはかり現在の地位を確立することが出来ました。
さらに最近では、ホルムアルデヒドの放散量F☆☆☆☆の大臣認定を取得して、室内環境にも配慮しています。 成型合板の家具といえば北欧、スカンジナビアの家具というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、1950年頃にチャールズ・イームズ、アルヴァ・アアルト、 ヤコブセン等のデザイナーによる椅子が華々しく発表されました。そしてこれは50年以上経った現在でもそれらの椅子は造り続けられています。これはいつまでも飽きのこないシンプルなデザイン、丈夫である点が、 消費者に受け入れられている理由ではないでしょうか。
また、現在では新素材が開発され、使用されなくなった物もありますが、飛行機、弓、テニスラケット、スキー板などに使われていた事は丈夫で 軽いという特性といえます。そんな成型合板を使用した家具は、美しい曲線と軽量でコンパクト、丈夫である点などで、マンションなど現在の日本 の住環境に最適な素材ではないでしょうか。

成型合板とは?

成型合板とは、薄くスライスした単板を積層して高周波プレス機の型枠にセットして高周波で加熱したものです。曲げ方向に強い強度特性を持ち、滑らかな曲線の表現を得意とします。強度は一本木に劣らず、その軽くて丈夫な特性は木製家具の可能性を無限大に広げてくれます。 その反面、通常の木材の加工に比べて、大掛かりで特殊な設備や工程が必要となり、また、曲面加工が主となるため、高い加工技術を求められます。その他にも、材料の歩留まりが良く、無駄に木材を消費しないため、地球に優しいエコ素材として今後 さらに注目度が高まることが予想されます。
実際にお部屋に置いたときにわかっていただけるかと思いますが、成型フレームの椅子は、デザイン性だけでなく、木のしなりを生かしたナチュラルな 弾性や、すっきりとした脚元は、床面が見えることによりお部屋が広く見えます。またお掃除のときにも掃除機がらくらく脚元に入ります。 空間の妨げにもなりません。成型合板の椅子が受け入れられてきた理由は、こんなところにあるのではないでしょうか。

素材へのこだわり…革

インテリア用の皮革は、大半が牛の皮を原料としています。大きな面積が取りやすく、やわらかく耐久性に優れ、 入手が容易であることがその理由です。一見同じように見える革も、製造方法などにより様々な種類の革があります。冨士ファニチアでは物性的に 安定し、感触の良い革をグレード、品種に合わせて使用しています。その中でも最高ランク商品に使用している革がセミアリニン革です。 セミアリニン革は厳選された原皮を使用し、染料に少量の顔料を加えた塗料を用いて仕上げた物です。塗装膜が非常に薄く表面の手触りを最重視 するため、型押し加工を行わず、出来るだけフラットに仕上げています。このように塗装膜を薄く抑えた為、革本来の傷跡(牛が育つ間につく傷)が 目立つ場合がありますが、これは本物の革の証であり、ヨーロッパなどでは積極的にデザインに取り入れることもあります。

機能へのこだわり

人それぞれ体型が違う様に心地よさの感じ方も違います。また、その日の体調によっても感覚は違ってくるものです。冨士ファニチアは少しでも 多くの人に居心地の良い家具造りを常に目指し、デザイン性だけでなく使用する人の目線になった家具造りを心掛けております。 椅子に関しては仕様目的に合わせて様々な種類のデザインを提供。最軽量タイプの中には、小指で持ててしまうものもあり、子供でもらくらく 運ぶことができます。パーソナルチェアにおいては、お好みの角度に背もたれやヘッドレスの角度を変えられるものなど、自分だけのべストポジション を見つけられるはずです。また脚を伸ばしたいときだけ使用し、普段は本体に収納できるフットレスト付タイプも御用意いたしました。機能的で座りやすく、 味わい深い椅子をお選びいただけます。

品質へのこだわり

冨士ファニチアでは、お客様に安全な家具を安心してお使いいただくため、国内生産にこだわり、高い品質を維持しています。また、その品質を証明するためにJIS規格や、当社基準を設けて様々なテストを実施しています。すべては、お使いいただくあなたの為に。 冨士ファニチアのこだわりです。

心地よい座り心地のために

座り心地は人それぞれ好みがあります。また、デザインや用途によってもクッションのやわらかさが違ってきます。やわらかく包み込まれるような ソフト感がほしい椅子には、ポケットコイルスプリング、適度の張りのほしい椅子にはウェーブスプリング、軽さとしなやかな座り心地を求める 椅子にはダイメトロールと、椅子の個性に合わせ、最も適切な使用を心掛けております。