一度設置したら、そうそう取り替えることのないカーテン。
あるとき、ふと見たら、けっこう日に焼けていたり、傷んでいたりするのを見つけることがありませんか?
カーテンにも寿命があります。
ここでは、カーテンの取り替え時期の目安や、チェックの仕方をご紹介します。
【そもそもカーテンの役割って何?】
窓は室内と戸外を結んでくれるものです。
室内に外の景色を採り込み、明るい太陽の光をもたらします。
また、新鮮な空気を呼び込み、室内のよどんだ空気を排出する働きもあります。
そんな窓にかけるカーテンには、外界からの視線を遮り、室内に入ってくる光や熱、音などをコントロールする役割があります。
さらに室内空間を美しく装飾するのに欠かせないアイテムとなっています。
部屋の中で比較的広い面積を占めるカーテンは、インテリアの雰囲気を決定づける大きな要素。
爽やかで心地よく暮らすために、カーテンの寿命、取り替え時期に気をつけましょう。
【カーテンを取り替える時期の目安は?】
カーテンの寿命は、カーテンを年に1~2回程度洗濯すると考えて、4~5年が一般的だと考えられています。
しかしこれはあくまでも目安で、日差しや紫外線の強さ、開閉時の取り扱いの仕方、布地の質などによって異なります。
例えば、西陽の当たる場所のレースカーテンは、直射日光を近い距離で多く受けるため、他の場所のカーテンに比べてかなり寿命が短く、買い替えの時期が早まります。
カーテン取り替えのタイミングは、いろいろなところにサインが出ているので、意識してみるようにしましょう。
【カーテンの劣化状態をチェックする方法】
毎日、開閉したり、眺めたりしているはずなのに、意外と気がつかないカーテンの経年劣化。以下のポイントをチェックしてみましょう。
チェック1 退色の目立ち
太陽光や紫外線をたくさん受けるカーテンは、日焼けし、徐々に色あせていきます。
一般的なカーテンは、ヒダ山があるので、太陽光の当たりやすい部分とそうでない部分があります。
最初の頃はわかりませんが年月が経つにつれ、太陽光が当たる部分のほうが早く黄変し、色あせます。
カーテンを広げてみて、差が目立つようであれば取り替え時期だといえます。
チェック2 生地の劣化
カーテンは紫外線などによる経年劣化で、生地が弱くなり、ちょっと引っ張っただけでほつれたり、裂けたりしてしまいます。
こうした症状が見られたら、取り替え時期だといえるでしょう。
素材は一般的に、天然繊維のほうが合成繊維よりも経年劣化しやすいようです。
また、遮光カーテンなどで樹脂コーティング加工されているものは、経年劣化を起こすと、べたつきや剥がれ、ひび割れを生じる場合があります。
チェック3 きれいなプリーツができない
頻繁に開けたり閉めたりするカーテンは、その動作によりプリーツを縫いどめているカーテン上部がほつれたり、フックを通す縫い目やテープがほつれ、生地がよれたりする場合があります。
きれいなプリーツができなくなったら取り替え時期のサインだといえます。
お気に入りのカーテンにも寿命があります。チェックしてみてダメージが目立つようなら思い切って取り替えることをおすすめします。 もちろん寿命ではなくても、季節やお部屋の模様替えを目的に、取り替えるのもおすすめです。 新しいカーテンで気持ちよく暮らしたいものです。