和室の窓といえば障子が定番ですが、カーテンを組み合わせることも珍しくありません。

ここでは、畳や和室に合うカーテンを選ぶための、機能性、色、デザインを考えてみます。




【和室にカーテンを取り付けるメリット】

和室の窓の多くは、ガラス窓の内側に障子を付けたスタイルです。障子は和紙を通した光がとてもやわらかく美しいものです。

しかし、張り替えなどのメンテナンスが大変な上に、引き違いの造りなので、開口部の半分しか開けることができません。

現代の和室では、カーテンを取り付けた方が機能的に使えるケースが多いようです。

例えば、和室を寝室に使っているような場合は、光の侵入をコントロールできる遮光性の高いカーテンを吊るすと、ぐっすり眠ることができます。

畳の日焼けを防ぎたい場合は、紫外線を遮断する機能のあるUVカットレースカーテンなどを取り付けると効果的です。

さらに和室に遮熱機能のあるカーテンを取り付けると、夏場の部屋の温度上昇を抑えることができます。

障子に遮熱効果のあるカーテンを重ね掛けするという方法もあります。


【和室に合うカーテンの色について】

柱、畳、床の間などで構成される和室は、木やい草など自然素材が多く使われています。

そのため和室のカーテンは、和室と同系色であるブラウン、ベージュ、グリーンなどのナチュラル系の色合いがしっくりなじみます。

和風モダンの雰囲気であれば、ホワイト、ブラックなどの選択も。

べんがら、紫、藍、灰、うぐいす、カラシなど、和の色名があてはまる色を上手に取り入れるのも素敵です。


【和室に合うカーテンの柄について】

ひと口に和室といっても、そのコーディネートはさまざま。

純和風もあれば、和モダンやエスニックの要素をプラスしたスタイル、ネオジャパネスクといった和洋折衷スタイルもあります。

カーテンの柄を選ぶときは、目指すスタイルを意識して選ぶと楽しくなります。


一般的な和室であれば、レース、ドレープとも模様があまり目立たないシンプルなタイプがおすすめ。

柄物を選ぶなら地模様のように、全体に入っているものがバランスよく見えます。

和室に向く柄ものとしては、伝統的な江戸小紋、青海波、流水文様、市松、和を感じさせる草花をモチーフした柄などがよいでしょう。

和風モダンを意識するなら光沢感のある生地を選んだり、大胆な幾何学柄を選ぶのも選択肢のひとつ。

北欧デザインのプリント柄が意外とマッチすることもあります。

エスニックな雰囲気をプラスするなら、インド綿や更紗模様のファブリックを使うと素敵です。

畳や木部が日に焼けて変色している場合にも、違和感なくマッチします。


【和室に合うカーテンのスタイル】

引き算の美学が宿る和室に、ドレープたっぷりのゴージャスカーテンはあまり似合いません。一般的な2倍ヒダくらいがちょうどいいでしょう。

通常のカーテン以外にブラインド、ロールスクリーン、プリーツスクリーン、ローマンシェードといったスタイルもおすすめです。

左右に開閉するカーテンではなく、上に折りたたんだり、巻き上げるタイプで、下ろしたときに窓前をフラットにスッキリした印象にすることができます。

シンプルな和室にぴったりです。

木製のブラインド、経木やすだれのロールスクリーン、和紙風のプリーツスクリーンなど、和室に合うナチュラル素材のウインドウトリートメントは多数。

プリーツスクリーンには、透けるスクリーンと透けないスクリーンの2段構えになっているタイプがあります。

ローマンシェードは、布地を選んでオーダーするので生地の数だけバリエーションがあります。

掃き出し窓は一般的なカーテンにして、腰高窓はローマンシェードにするなど、お揃いでオーダーすることもできます。


和室に似合うカーテンって、以外と選択肢があるものです。じっくり選んでみてはいかがでしょう。

既製品ではピッタリ合わない場合がありますので、取り付け方法も含めて専門店に相談することをおすすめします。