カーテンを美しく吊り、開閉をスムーズに行うためには、窓の位置、形、構造に適したカーテンレールとカーテンフックが必要となります。

ここではカーテンの基礎知識として、カーテンレールの種類や取り付け方、フックの選び方について解説します。




【カーテンレールの構造と取り付け方法】

カーテンレールの構造は、一般的に、『レール』、

レールを支えて壁面などに固定するための部品『ブラケット』、

レールの中を可動する『ランナー』、レールの両端に付ける『ストッパー』『ストッパーフック』などで構成されています。



【カーテンレールの取り付け方法】

カーテンレールの取り付け方法には、窓枠または壁面に取り付ける「正面付け」と、天井やカーテンボックスに取り付ける「天井付け」があります。

ここでは、最も基本的なカーテンレールの取り付け位置と、取り付け方法について解説します。

いずれの場合も、ビス(ねじ)で取り付けますが、下地の確認が必要となります。柱や胴縁(柱と柱の間に水平に渡す材)など、丈夫な場所を探してビス止めすることになりますが、

下地が石膏ボードなどの弱い材質の場合は、ビスがきかないので下地の補強が必要となります。


[取り付けに必要な道具]

ドライバー、メジャー、キリ、脚立、下地探しの針など。


正面付けの場合

取り付け位置/幅の出し方は、窓枠の外側寸法から左右にそれぞれ10~20㎝プラスした長さに。

高さは窓枠の外側寸法から10~15㎝上に取り付けるのが一般的です。装飾レールの場合は、

デザインによってバランスが異なりますが、幅は機能性レールよりもゆったり広くとると装飾性が映える場合が多いようです。


[取り付け方法]

1. ブラケットの小ネジをゆるめて、ブラケットが移動できるようにし、取り付け位置を調節。

両端のブラケットはレールの端から5~10㎝の位置に固定し、残りのブラケットを等間隔に配置して固定します。

2. 壁にビスで、ブラケット(カーテンレールを支える部品)を固定します。



天井付けの場合

取り付け位置/幅の出し方は、窓枠の外寸から左右にそれぞれ10~20㎝プラスした長さが一般的。

カーテンボックスの場合は、内側の長さから1㎝引いた長さとします。

高さは窓の高さに関わらず天井に直付けに。

カーテンボックスの場合は内側上に直付けします。

カーテンを二重吊りにする場合は、開閉の際カーテンが重なるのを防ぐため、レールとレールの間隔を5~10㎝くらいとることが必要です。


[取り付け方法]

①ブラケットがセットになったカーテンレールの場合は、ブラケットの小ネジをゆるめて、レールをブラケットから外します。

② 1本目のレールは窓から3~4㎝離した位置の天井面(またはカーテンボックス内の上側)に取り付けます。

レールの両端から5㎝内側の穴に各1本、中央に一番近い場所に1本、あとは30~50㎝の間隔でネジを取り付けます。

2本目のレールは1本目から約5㎝(カーテンボックスの場合は10㎝程度)離して、平行に取り付けます。



【カーテンフックの選び方】

カーテンを開閉させるために必要な部品が、カーテンレールの溝を滑るランナーにひっかける「カーテンフック」です。

カーテン上部に取り付けるカーテンフックは、大きく分けて3種類のタイプがあります。


Aフック

カーテンレールの下にカーテンが吊り下がるようになるタイプ。

装飾レール、機能レールの天井付けやカーテンボックス内に取り付ける場合に利用します。


Bフック

カーテンを閉めたときに、レールの前上側にカーテンが吊り下がるようになるタイプ。

正面付けの機能レールを隠したい場合に利用します。


アジャスターフック

3~4㎝上下に調節可能なフックで、Aフック、Bフックを兼用。カーテン丈の微調整も可能です。

どのフックを使用して、カーテンをどう吊るすかによって、カーテンのサイズが異なるので、注意が必要です。


カーテンレールには、伸縮性のあるものや、出窓などのカーブに合わせて取り付けられるものなどの特別な機能を持ったもの、インテリアのアクセントとなる装飾レールなど、さまざまなタイプがあります。

こうしたカーテンレールを取り付けるのは、思いのほか大変な作業です。

オーダーカーテンとともに、カーテンレールも発注し、プロの手で取り付けてもらってはいかがでしょう。