コカ・コーラの歴史

コカ・コーラの始まりは1886年のアメリカジョージア州アトランタです。その後の1892年にザ コカ・コーラ カンパニーを設立。その後今まで沢山の人に愛され続けています。

120年もの間愛されたコカ・コーラの歴史を紐解いてみましょう。

コカ・コーラの始まり

薬剤師であったジョン・S・ペンバートン博士が発明し、友人のフランク・M・ロビンソンが名付け親となったのが、「コカ・コーラ」です。

当時は薬局の一角にあるソーダファウンテンで、シロップ状態のものを炭酸水と混ぜて提供していました。

ソーダファウンテンとは、ドラッグストアなどにカウンター形式で設置されている飲料などを提供する設備です。今だとレストランのドリンクバーが一番近いかもしれません。

コカ・コーラが広まった理由

コカ・コーラは最初、4件のお店で1杯5セントで売られていました。

（当時の1ドルの価値は現在の28ドル程度です。）

しかし、置いてあるだけで売れるものではありません。そこで、コカ・コーラの美味しさを知ってもらう為に、発明者のペンバートン博士は無料試飲クーポンを広く配布し、その美味しさを広めていきました。

1894年〜1913年まで、19年の間に配られたクーポンの枚数は850万枚以上というのですから、驚きです。

その後、コカ・コーラの製造販売権をエイサ・Ｇ・キャンドラーが買い取りました。

キャンドラー氏は流通拡大に力を入れるため、コカ・コーラをボトル詰めする販売権を多くの会社に付与するフランチャイズ方式を選択。それにより全国に展開されていったのです。

アメリカから世界へ

米国での知名度を上げたコカ・コーラは、後に各国に瓶詰めの工場を建設したり、オリンピック支援をスタートしたりと、その活動を海外へと広げていきます。

その中で、缶入りコカ・コーラの発売や、オリンピック公式清涼飲料認定、ダイエットコカ・コーラの発売など、多くの成長がありました。

これからどのような製品を私達に見せてくれるのでしょうか。

コカ・コーラが選ばれ続ける2つの理由

自販機の前を通るとたくさんの缶ジュースがあります。その中でひときわ目を引くのは、やはりコカ・コーラの「赤」ではないでしょうか？

あの赤色を見るたびに、あのキリッとした炭酸を思い浮かべますね。

一番おいしいと思う缶ジュース」はどれかということで、gooランキングの投票サービスにてアンケートを行った結果があります。

1位：コカ・コーラ

2位：三ツ矢サイダー

3位：カルピスウォーター

堂々の一位は、やはりコカ・コーラ。

選ばれている理由とは何でしょうか？

変わらない、安定した味

あの独特な味とキツめの炭酸。辛口でキレのある味わいはコカ・コーラならでは。

映画やスポーツ鑑賞のお供にもぴったりですね。

世界での売上1位、最も知名度のある炭酸飲料でしょう。

ここまで愛され続けたのは、変わらない品質と味を保ち続けたのが一つの理由です。

しかし、そんなコカ・コーラですが一度だけ、コーラの味を変更したことがありました。

コカ・コーラ誕生から99年目となる年に「コカ・コーラ」に代わって「ニュー・コーク」を販売。それにより、コカ・コーラ好きの多くの消費者から苦情や抗議活動といった批判的な感想がたくさん寄せられたのです。

結果的に「ニュー・コーク」は姿を消し、再びコカ・コーラが販売されるようになりました。

図らずも、消費者のコカ・コーラを愛する気持ちがより一層深まった事件となったわけです。

記憶と結びつく味

好きな飲物を飲んだ時、誰もが「おいしいな」という満足感を感じるでしょう。

しかし、コカ・コーラを飲んだ場合、満足感以外のものを感じていると、アメリカのベイラー医科大学のモンタギュー博士らが脳科学の実験で明らかにしています。

その実験では、コカ・コーラを飲んだ時に思考やイメージを司る脳の一部が活性化していました。

どういう事かというと、コカ・コーラに関わる記憶やイメージを呼び起こしているのです。

子供の頃から慣れ親しんだコカ・コーラに対して、人は多くの記憶を持っていることでしょう。その多くの記憶は楽しい記憶ではないでしょうか？

パーティードリンクだったり、ファストフードで友達とおしゃべりしながら飲む定番のドリンクだったり。

そういった楽しい記憶や思い出を呼び起こさせることで、より一層美味しく感じるわけです。