10年先も変わらず愛せるショートブーツ

trippen / velcro short boot BASE

カタリで取り扱いがスタートして早5年。毎年変わらず多くのお客様からご好評を頂くベースですが、今年も一番輝く季節がやってきました。丸みのあるつま先から足首にかけて絞り込まれた、ブーツながらとてもスリムなシルエット。トップスにボリュームの出る秋冬との相性がとてもよく、野暮ったくなりがちなこの時期のコーディネートを、足元からスタイリッシュな洗練されたシルエットへと仕上げてくれます。

シンプルなデザインながらもトリッペンらしいレザーカッティングが随所にあるため個性的。それでいてリペアの体制が整っているので、10年先も飽きることなく、愛し続けることができるショートブーツです。

牛革でも最高級と言われる"カーフレザー"

使用されているのは牛革の中でも最高級と言われる仔牛の革・カーフレザー。更に革をより柔らかく仕上げるタンブル加工を施しており、履き始めから足に吸い付くような柔らかさが体感できます。また、環境にも人にも優しい植物タンニン鞣しがほどこされていることにより、履きこむほどに艶が出たり、履きシワが渋く仕上がったりと、革らしい風合いを楽しむことができます。

※「革を鞣す」とは、文字通り革を柔らかくする工程のことです。この工程を経て柔らかくしなやかに、そして耐久性のある川へと進化し、レザー製品として使用できるようになります。植物タンニン鞣しは、鞣し製法の中でもとても手間がかかる製法であり、一部の高級品にのみ使用されています。

履き心地を高めるアウトソール

天然ゴムにアスファルトのような独特の凹凸を施した、トリッペン専用のカタマンドゥソール。踏み込んだ際の衝撃をしっかりと吸収し、それでいてグリップ力も発揮します。また、適度に厚みを持たせていることが履き心地のポイント。緩衝性やクッション性に優れているのと同時にソール自体の耐久性も高く、減りが少ないのも特徴の一つ。レザーモデルとは思えないほど快適な歩行をサポートしてくれます。

優しい履き心地の秘密

ベースにはステッチダウン製法に似たトリッペンの独自製法を採用。ステッチダウンとは、甲革の端を外側に向けて貼り付け、その部分を出し縫いするという製法で、軽量で返りがよく、オールソール交換が可能なのが嬉しいポイントです。
※ステッチダウン製法の特徴は"コバ"。靴を履いてつま先をトントンと軽くたたくと、思わず背筋が伸びるような革靴らしい音が鳴り響きます。

履きこむことで進化する

足の形にフィットしやすいコルク素材の立体カップインソールを採用。履きこむことでソールが足型に沈むので、だんだんと足の形へと馴染んでいき、履き心地が良くなっていきます。取り外しが可能なパーツなので交換も可能、沈みきってしまうと硬く感じることがあるので、その前に交換するのがお勧めです。

シンプルなデザインに一つアクセントを

ベースのベルクロには着脱のしやすさやフィット感の他にも、足首を細くみせる効果もあります。シンプルなパンツスタイルはもちろんですが、スカートや太めのボトムスでも美しいシルエットで足元に存在感を与えてくれるので、秋冬のスタイルにとてもお勧めです。

ベースを長く楽しんで頂くために

どれだけ柔らかいカーフレザーと言えど、汚れや水が付いたまま放置していると、そこから乾燥して硬くなったり、ひび割れが発生したりします。汚れ落としにリムーバーを、保湿にクリームを定期的に行うことで、革は徐々に進化し、想像もできない艶を放つようになります。

また、トリッペンの靴には廃盤がありません。リペアの体制が整っており、すり減っていくソールを新しいものへ取り換えるオールソール交換に対応しています。ケアを行って革をじっくり育てながら、インソールやアウトソールなどの修復可能な箇所は適宜リペアを行う、実際に10年以上トリッペンを楽しんでいられる方も多くおられます。

予約受付時から人気でしたが、現在は通常通り販売中。今季の在庫も残すところわずかになりましたが、改めて魅力についてお話ししました。気になる方はぜひ商品ページもチェックしてみてくださいね。

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