この記事の筆者
宮崎大学農学部獣医学科卒業。関西の動物病院に勤務。大学では、循環器内科を専攻し現在の勤務先でも循環器を得意分野として診察を行う。実家では、愛犬である柴犬「たま」を飼っている。柴犬好きな獣医師です。獣医師として、飼い主さんの悩みに寄り添い、信頼できる正確な情報を多くの人にお届けできたらと思いライター活動を行なってます。
「犬・猫が水を飲んでくれない!」
「留守中に脱水症状にならないか心配…」
水を飲んでほしいと飼い主さんが願っても、犬や猫たちはなかなか水を飲んでくれませんし、留守番中に水が足りなくなっていないか、ちゃんと飲めているのか心配ですよね。
そこで、今回は、犬や猫の飲水量を増加させる方法や留守番中の飲水について解決策をご紹介します。
犬・猫の正常な飲水量は、以下の通りです。
犬ならば体重1kgあたり60〜90mL
猫ならば体重1kgあたり45mL
飼い主さんは、愛犬・愛猫が、ちゃんと水を飲めているかどうかチェックしてみましょう!
もし、飲水量が足りていないようでしたら、次章のような病気やトラブルを抱えるリスクとなるかもしれません…
犬や猫の飲水量が足りていないと、以下のような病気を発症してしまいます。
特に膀胱炎や腎不全は、水分補給をしないと症状が悪化することもあります。
飼い主さんは、こうした病気を防ぐためにも、犬や猫の水分補給をしっかりと行ってあげる必要があるでしょう。
ここからは、具体的に犬、猫の飲水量を増やすための方法を3つご紹介します。
犬・猫の水分補給は、食事からも行うことができます。
食事をウェットフードに変更したり、ドライフードにお湯を入れてふやかしてから与えたりすると良いでしょう。
さらに、チュールを飲水用の水に溶かし香りを出してあげることで、飲水量を増加できる場合もあります。
犬や猫が自ら飲水してくれるために、水飲み場の数を増やしてあげることも重要です。
特に、猫の場合は、飼育頭数+1個の水飲み場は必須であり、水飲み場を1ヶ所から3ヶ所に増やすだけで、飲水量が1.5倍に増えるとも言われています。
水飲み場は、各部屋に配置してあげ、お気に入りの場所の近くなど犬・猫の目のつきやすい場所に複数配置しましょう。
犬や猫が水を自ら飲水してくれるようになるためには、以下のように飲水環境を整える必要があります。
・常に新鮮で綺麗な水を提供する
・水飲み場の高さを適切に保つ
・水飲み場の数を増やす
しかし、
「飲み水を頻繁に変えるのは難しい」
「なかなか適切な高さがわからない・・」
と思われる方もいらっしゃると思います。
そんな方に向けて、置くだけでペットの飲水環境を整えてくれる便利なアイテムをご紹介します。
自動給水器は、「留守中に水がなくなる心配がない」、「新鮮な水を常に飲める」といったメリットがあり、特に流れる水が好きな猫では、飲水量を増加させることができます。
中でも、「プラスアクア自動循環自動給水器」には、他にはない特徴が大きく4つあります。
1.動物や人にもストレスをかけない静音性
2.噛みちぎり対策のコードで高い安全性
3.お手入れのしやすさ・3層フィルターで衛生的
4.首への負担を考えた傾斜設計
現在、自宅で自動給水器を使っている方でも、水飲み場を増やす目的で、「プラスアクア自動循環自動給水器」を別部屋などに設置してあげるのも良いでしょう。
実際の口コミをまじえながら、それぞれの特徴を見ていきましょう。
「プラスアクア自動循環自動給水器」は、非常に静かで静音性が高く設計されています。
そのため、人だけでなく、犬や猫にかかる騒音ストレスも抑えられるでしょう。
実は、猫の膀胱炎には、飲水不足以外にもストレスが関与している場合がありますので、膀胱炎の猫ちゃんにもおすすめです。
「電源コードは、噛みちぎり対策のためメタルコードとなっており、コンセントの収納スペースも作られているので、犬や猫のいたずらを防止することができます。
ボロボロにして誤食したり、感電したりするリスクも抑えることができるでしょう。
3層フィルターや、ポンプがコードレスでありお手入れしやすいことも非常に衛生的です。
しかし、定期的に手入れやメンテナンスを忘れずに行ってください。
・交換用ポンプ
・フィルター
・クリーニングセット
など専用のメンテナンス商品もあるので、交換時期がくるとそれぞれ取り替えてあげると清潔に保てます。
老犬・老猫では、首や腰、関節の痛みが出てくることがあり、痛みによってご飯を食べなかったり、水を飲まなくなったりすることも多いです。
しかし、「プラスアクア自動循環自動給水器」は、水を飲みやすい高さに設定されており、水飲み皿に傾斜をつけることで、首への負担を軽減しています。