- あ
- か
- さ
- た
- な
- は
- ま
- や
- ら
- わ
あ
- アサリ
- 鋸の刃が交互に外側に出ていることを指す。
それによって、鋸の厚み以上の太さで切断することができるので、材料と鋸との接触による抵抗が少なくなる。
また、木屑も外に排出しやすくなり、作業効率が上がる。
い
- インパクトドライバー
- ネジを締めるため電動工具。手回しドライバーでは得られない強力な締付けが可能。
インパクトドライバーは基本的にネジ締めに特化しているので固定軸は六角形状になっている。
締付けには強力なパワーを発揮するが、クラッチ機構を持たないため、小さなビスを加減しながら締め付けることは難しい。
力がかかりすぎて、ビスの頭をなめて(削って)しまい、冷や汗が出たことも一度や二度ではない。
お
- オービタルサンダー
- ネジを締めるため電動工具。手回しドライバーでは得られない強力な締付けが可能。
仕上げサンダーとも呼ばれ、サンドペーパーを付けた四方形のサンディングプレートを小刻みに円運動させて木材などの表面を削る道具。
塗装前の材料を平滑に仕上げるなど丁寧な作業にはオービダルサンダーが一番。
オービタルサンダーは力も要らないので女性でも扱い易く長時間作業してもそれほど疲れない。
我が家では、家内の方が均一に研磨できるぐらいである。
ただし、この作業は削り粉がたくさん出るので、防塵マスクは必需品である。
本体の重さの軽い物は取り回しが楽だが、重いほうが作業は安定する。
か
- かなづち
- 工具の一種で釘を打つときなどに用いる。ハンマーの一種で、叩く部分が金属製のもの。
長年、「かなづちなんて、どれを選んでも同じでしょ」と思っていた。
変えたとしても、ヘッドの重さの違いを使い分けるくらいだった。
ところが、自宅の家屋補修や仕事で多用するようになって、大工さんに「かなづちの選び方」を聞き、ヘッドの重さだけでなく、形状や材質、柄の長さ、グリップの材質などの違いによって、長時間使用した後の疲労感が全く違うのだ。
大切なのは「ヘッドの材質と形状」。
本格的な「ゲンノウ」は、鋼で鍛造されており、ヘッドの中央部分が柔らかく、外側が硬くできている。
このため、打撃時にクギがすべりにくく、不要な跳ね返りが少ないのが特長。
- カンナ
- 材木の表面を削って平らにする工具。長方形の樫の木台に刃を仕込んだもの。
カンナは、うまく使いこなすようになるには相当な経験が必要となる。
また、道具の良しあしも影響するので、良いカンナを持つことが上達の早道。
しかし、DIY・日曜大工ではカンナの必要性は薄れてきている。
使うならばオール金属製で替刃タイプ、刃の出の調整もダイヤルやビスで出来る。
カンナが使いやすい。なれれば女性でも使いやすいと思う。
く
- クギ締め
- 釘を打ちきったあと、なお木材に食い込ませたときや、入り隅に釘を打つときなど
ハンマーが届かないときや、ハンマーで打つと材料に傷が付きそうなときに使う道具。
隠し釘を使うときは必ず必要となる。
へしこみとも言う。
フロア材の施工には、必ずクギ締めが必要になる。
フロア材は実(さね:板の側面側、脇に付けた突起)の部分にクギを隠してしまうので、クギ締めを使ってクギを打ち込む。
さ
- サシガネ
- 曲尺(かねじゃく)とも呼ばれる。
普通の定規のように長さを測ることはもちろん、直角や任意の角度を計測したり、割り切れない長さを 簡単に等分することもできる。
し
- ジグソー
-
ブレードという細いノコギリを電動で上下に動かし材料を切断する道具。
ブレードには、木工用、金工用、プラスチック用などがあり色々な素材を切断することができる。
切削スピードは丸のこには及ばないが、木材、雨どい、カーペット、アクリル板、鉄板など、DIYで使用するほどんどの材料をカットできる。
ジグソーは丸ノコなどではできない曲線切りやハート・四角に切り抜く窓抜き加工ができるのも魅力。
特筆したいのは、丸のこより安全性に優れている点だ。全く危険がないとは言えないが、ブレードが短いストロークで往復しているので、大事故にはつながりにくいと思う。
- 下穴キリ
-
ビス締め、釘打ちの前に下穴をあけて木の割れを防ぐ。
インパクトドライバーを使う上で、ビットと下穴キリはペアで持っておく。
その場合キリ部分がテーパー(円錐状で先細り)になった六角軸タイプでビット形状になったものを用意。
下穴開けをしない職人がいて、見える部分の木材が割れてしまうのを見かけるが、プロにそんな基本的なことを言わねばならないかと思うと至極残念である。
す
- スコヤ
-
直角を描いたり,検査するときに用いる定規。
一辺(妻手)は厚く,他辺は薄い。金属製と木製がある。
サシガネは便利だが、使っていると多少ネジレが発生するが、スコヤはネジレにくい。
家具作りのように高い加工精度が求められる場合、スコヤは必需品ともいえる。
て
- ディスクグラインダー
- 工具先端に付けるディスクを高速回転させることで切削をする電動工具。
木材の削りだけでなく、鉄やステンレスなどの金属加工を得意とするパワーツールだ。
ディスクの種類を交換することによって、金属の切断、削り、磨きなどをパワフルにこなしてくれる。
レンガやブロックなどの切断もラクラクこなす。
私の使いみちで最も多いのは、バフ加工用のフェルトディスクを装着して、古びたナベや食器、自動車のメッキ部分などを鏡面仕上げすること。
- 電気ドリル
- 穴をあけるための電動工具が電気ドリルである。
穴あけ作業も代用できるインパクトドライバーやドリルドライバーが普及し、重要視されなくなったが、パワーを必要とする穴あけ作業には、穴あけ能力の大きい電気ドリルを使う。
電気ドリルとドリルドライバーの違いは、クラッチ調整機能があるかないか。
電気ドリルにはクラッチがないので、穴あけ専用。
と
- ドリルドライバー
-
ネジを締めるための機能と、ビットを交換することで材料に穴をあけるドリルとしての機能を兼ね備えている。
薄い板を使って家具を作る場合、またはヒンジや吊り下げ金具などを取り付けるには、長いネジよりも、小さめのネジを確実に締め付けることが多い。
このような作業には、締め付け調整クラッチを搭載したドリルドライバーが適している。
ドライバードリルともいう。
- ドレッサー
-
木材の面取りやバリ落としなどのサンディングに使用するもの。
プラスティックの取っ手付きなので、作業しやすく、研磨のスピードも速い。
耐久性は、通常の木材仕上げに使われるサンドペーパーの200倍といわれている。
何度でも繰り返し使えるのが、魅力。
大根おろしの時に使う、下ろし金のような道具である。
の
- のこぎり
- 木材のほか金属・石などを切るのに用いる、薄い鋼板の縁に歯形を刻んで柄をつけた工具。
のこぎりで一番大切な要素は、「切れ味」である。
切れなくなってきたノコ刃は、目立て(目がつぶれたり鈍くなったりしたのを鋭くすること)が必要になるのだが、かなり高度な作業になる。
業者の方に依頼しても、そのコストは結構バカにならない。
現在主流なのが「替え刃式ノコギリ」。刃が切れなくなったら、これなら簡単に新品に交換できる。
ヨコ挽き、タテ挽き、タテヨコ兼用、造作タイプの替え刃を用途に合わせて選べれるので、木工作、リフォーム、ガーデニングなどの作業にも使える。
最近は、知り合いの職人もこぞって替え刃式ノコギリを使っている。
- のこ引き定規
- のこぎりで真っ直ぐ切るための補助道具。
これを使えば仕上りはプロ顔負け。
のこぎりをのこびき定規の側面に沿わせてカットする。
定規の側面に磁石が付いているので、ノコ刃がぴったりと張り付く仕組み。
直角のほか、左右45度のカットもできる。
- ノミ
- ホゾ穴(柱や束などの端部に、小さく突出させた直方体の細工)彫りや組み手(部材と部材を十字・T 字・L字形などに組み合わせた部分)加工するときに使う道具。
刃幅が3mmから42mmぐらいまであるが、DIYなら10mm、20mm、30mmの3本あれば十分。
刃の先にカバーが付いたタイプは、道具箱の中にうっかり手を入れて怪我をすることがないので、私のような整理整頓ができない方にはおすすめ。
は
- パール
- 打ち損じた釘を抜いたり、既存物の解体や分解するときには、なくてはならない道具。
基本的に形はどれも同じで、L型になっていて、頭側と反対側の先の先端が細くなって、釘をすくいやすく、釘の頭をひっかける溝がある。
DIYでは、全長25〜30cmが使いやすい。
ふ
- プライヤー
- 直訳すると“物をつかんでひっぱるための工具”。
つまり2本の柄を握ることによって、つかんだり、切ったり、広げたりする工具。
・一番汎用性が高いのが、「ウォーターポンプ・プライヤー」。
水回りのメンテナンスで活躍してくれるツールだが、柄が長くて力を入れやすく、アゴの開きを数段階に調整できる。DIYで使うなら、全長250mmのサイズが便利。
材料のちょっとした固定に重宝するのが「バイスプライヤー」。
手を離してもつかんだ状態をキープでき、リリースもワンタッチなので、小さな万力として便利に使える。 ・意外と便利なのが「電工ペンチ(コードペンチ)」。
延長コードをミスして切断してしまった電動工具のコード修理などは、これを使うと美しく仕上げることができる。
ま
- 丸のこ
- 丸いノコギリを高速回転させることで材料を切断する電動工具。
その切断能力は非常に高く、直線カットを効率的に行う。
選ぶポイントは3つ。
1.通常のDIYの場合、165mmの標準サイズのノコ刃が装着できる機種がベスト。
2.ノコ刃の種類は、刃先に超硬チップをつけた「チップソー」が万能。
これ一枚でタテ挽き、ヨコ挽き、ナナメ挽き、堅い木から合板までこなせる。
3.ベースの材質は「アルミベース」を選びたい。
加工精度や鋼性に優れ、作業中のベースのすべりいいので、使いやすい。
- マルノコ(電動)
- 丸いノコギリを高速回転させることで材料を切断する電動工具。
切断能力は非常に高く、直線カットを効率的に行う。
マルノコの特性を十分知ってから使わないと、怪我につながるので注意が必要である。
キックバックが最も危険。
キックバックは、回転しているマルノコが何かの原因で回転を 止められたとき、マルノコ本体が逆に回転しようとするため、後ろに下がるような形で 体が飛ばされること。
多いのは、ノコ刃が切っている材料にはさまれるケース。 はさまれるような状況を作らず、マルノコ本体をしっかり握ることが大事である。
ふ
- メジャー
- メジャーは、目盛が記された帯を用いて、長さを測定する道具の総称である。
コンベックス、スケール、巻尺など、呼び名はタイプによっていろいろある。
何か物を作るとき、置く場所の広さをメジャーで測る。あらゆるところをひたすら測っていると、製作するものの完成イメージがわいてくる。
測ることによって、思いもつかなかったアイデアを生み出すことが多い。
長さは、3.5mか5.5mをよく見かけるが、5.5mをお勧めしたい。
建築現場では3.5mでは足らない。2つそろえる余裕があるなら、もうひとつは2.0mのタイプ。外形自体が小さく、ポケットに入るので携帯に便利で、ちょっとした家具を作るなら十分である。
ゆ
- ユニバーサルジョイント
-
工具に首振り機構をワンタッチで付帯できるという非常に便利なアダプター。
工具が最もダメージを受けやすいのが、均等に力を受けにくいネジレから発生する力の偏りだ。
ユニバーサルジョイントの使われる場面では、工具にこういった力が発生しやすい。
製造メーカーの力量が試される工具といえよう。
ら
- ラチェットドライバー
-
歯車と歯止めを組み合わせて、一方向にだけ回転するようにしたのがラチェット機構。
この機構を組み込んだドライバーは、多くの場合ビットを差し替えるタイプになっていて、1本でさまざまなネジに対応できる。
グリップエンドを手のひらで包み込んで押し込みながら回せない、というようなスペースのない場所で、グリップを握り直すことなく、ネジ締めができる。
る
- ルーター
-
木材に面取り8角面をなめらかにする。テーブルの角など)をしたり、溝を彫ったりする電動工具。
本体の先端に付けたビットが高速で回転し、材料を削る。
ビットはさまざまな形があり、装飾の面取り、溝切り、窓抜きなどが行える。
力強い作業ができるため、機器自体が大きく、両手でハンドルを持つ。
材料側は、完全に固定する必要がある。
れ
- レシプロソー
-
ブレード(ノコ刃)が前後に動いて切断する、電動の手のこ。
通常のレシプロは両手で持って固定された材を切断するが、片手で操作できる小型レシプロソーもある。
ブレードは逆向きにも取り付けれるので、使いみちがいろいろとある。
特長はブレードを交換することで、さまざまな材料に対応できる点。
ら
- ワイヤーストリッパー
-
配線用電線、ケーブルの被服を剥がす工具。
最近は線の太さを選ばず、刃の調整なしに簡単に使えるストリッパーが主流になっている。
私の尊敬する電気職人さんは、ストリッパーを使わずこの作業をペンチでいとも簡単にこなしてしまうが、いつみてもほれぼれする。