仕入れ旅日記@チェンマイ編Vol.7

糖尿の薬も切れた事もあり今日は病院へ。ついでに胃腸も診てもらう。




日本語が通じるラーチャウェート病院でレントゲンと触診。シリアスな病気は隠れていないでしょうとの見立てでとりあえず安心。胃腸が動く薬を処方されました。

お会計がヤケに安いなと思ったらなんと!インスリン注射が普通の注射器でビビる(笑)無造作にドサっと袋に入っていました。

痛いやつやーん!これ!!毎日のことなのにコク過ぎるやーん!シ??ブ中には優しいけど糖尿持ちには本気の辛みっす。

ここチェンマイでも日本語が通じる病院がいくつかあって医療水準はオラが街塩釜シチーよりも進んでいると感じました。これは嬉しい誤算。

前回バンコクで受診した際は1ヶ月分の糖尿の薬を貰い50,000円を超え腰を抜かしたましたが今回よく話を聞いて痛みのないペン型のインスリン注射が一本6,000円以上もすることが分かりました。

ボクが必要なインスリンの量を打つと1ヶ月約3本必要。それだけで20,000円も飛んでしまいます。

糖尿病。なるもんじゃないですよ!ショロワー(初老のフォロワー)の皆さんお気をつけあれ。

ボクは後天性の2型から先天性の1型に変わる「緩徐進行型」と言う厄介なパターンなので死ぬまでインスリン注射が必要な身体。

病院と製薬会社に多大な貢献をしてる気がします。



ラーチャウェート病院は痛みの少ないペン型の注射器の取り扱いが無いミドルクラスの総合病院。ローカルの方も沢山来ておりました。

つまりそう言う事でタイでは自分で医療のレベルを選ばなければなりません。

普通の注射器でインスリンを打つのは避けたいのでペン型の注射器を探しチェンマイで一番大きいであろうバンコク病院へゴーゴー。

ん?チェンマイなのにバンコク病院?バンコクにもあるバンコク病院?首都の名前勝手に使っていいもんなの?私立病院なのに?受付で問診票を記入する時に結構ややこしくなってアタマ抱えたぞ!チェンマイにあるバンコク病院(笑)


「過去にバンコク病院に来たことは?他で糖尿の診察を受けたことはありますか?」

はい。バンコクの病院で受診しています。

「ぇ?バンコク病院ですか?」

違います。バンコクにある違う病院です。

「バンコク病院ではないバンコクの病院ですか?」

はい。バンコクにあるなんて言ったかなー?スマホポチポチ検索。


ボクの英語がインチキだから尚のことですが言わせてもらうと受付のオトコの英語がですね「会話に慣れている風のボク英語得意なんです的な典型的なガッチリ文法の英語を使う人」これだったんです。伝わるかな?(笑)

インチキ英語VS英会話慣れてる風英語。試験に出ないからフランクに分かりやすく話せやこのインテリめ←


話しはちょいちょい迷路に入り込んで当然。どんな言語も一緒ですが本当に出来る人はレベルを合わせて話してくれます(笑)

ここでの先生の見立てはあまりにも体重の減少が激しいので糖尿もあることだし血液検査をしましょうと言うことに。

以前患った甲状腺ホルモン低下の症状と似ている気がしたのでそれも一緒に。

1件目の病院へは様子を見かねた宿のスタッフが自分のバイクで送ってくれました。

そこからの足は病院前で網を張っていたトゥクトゥク。



例えば病院もそうですがホテル前や観光地など人が集まる場所で網を張っているヤツにロクなやつは居ないと言うのが持論です。

声を掛けてみると案の定4キロほど離れたバンコク病院まで200バーツだと胸を張る(笑)

たけーよ!それだったら乗らねーよ!!そう言って踵を返し歩き始めました。

「ミスター!ミスター!!150バーツならどうだ!?」

まだ振り返ってはいけません。聞こえない振りをしてスタスタと歩を進めます。実際はヨタヨタとですが(笑)

ぶろろろろ?ん!ミスタァぁあぁ!トゥクトゥクの追いかけて来る音と運転手の叫び声。

この辺りで振り返り再度交渉。

バンコク病院まで100。そしてホテルまで100の合わせて200バーツ。それ以上なら乗らない。病院の前でスマホをいじって1日が終わるかオマエが欲しかった200バーツを稼ぐのか考えろ。

ぐぬぬぬぬぬと運転手が黙り込み小さな声で220バー

言葉を遮り乗らないと告げまた歩き出す素振りを見せる。

「オーケーオーケー!!200バーツオーケー!!!」

交渉成立でござる。やれやれ。具合が悪い上に慣れないタイ語でここまでやるのは相当疲れます。

もう言い値で乗ってしまおう。大した金額じゃない。

そう何度も思いましたが「今後」同じ様にボッタくられる日本人が出ない為。もしくは日本代表(のつもり)としてのボクのプライドや経験値の為に体を張りました(笑)


病院の待ち時間を含め二時間半ほど拘束。

「遊びに来たのか?チェンマイはオンナが綺麗だからな」とニヤつく運転手。

バカ。こんな時に遊びに来る観光客がいるかよ!?仕事だよ仕事!でも色が白くて確かに綺麗な子が多いよなニヤニヤ←ここ大事なところ。

大分打ち解けます。スケべ話と彼らの副業でもある麻薬の話しは世界共通。



そしてたどり着いたバンコク病院。規模も内装もぐぐーんと上がり当然料金も。ハイクラスですね。やってくる患者も少なくなります。



バンコク病院というだけあってバンコクにもあるので今後のことを考えると多少高くてもカルテを共有してくれるだけで相当安心。

1件目のお会計が注射器込みで1,830バーツ。インド人も踊り出す安さ!

はい。バンコク病院来ました。ペン型注射器一本を貰い3,168バーツ。ざっくり1万と500円。今度はボクがぐぬぬぬぬぬ。


糖尿などの既往症はもちろん旅行保険の適用外。

だがしかし。日本での納税義務を死守していれば住民票を抜かない限り海外でも日本の健康保険が使えます。

一旦は全額負担となりますが病院でそれ用の書類を作ってもらい日本で申請すれば3割負担でマニーかんばーっく!

日本の保険制度ホントに凄い!!



おハイソなバンコク病院での診察を終え「ちゃんと待ってるのかな?」と訝しげに駐車場に戻ってみるとちゃんといました。

「ちゃんと」なのかどうか。少々疑問が残る待ち方ですがこうです。南国はこうなんです(笑)

既にチェンマイ滞在は10日を超えていますが何ひとつ仕入れてません。何しに来たのかそろそろ疑問。これは難問。嗚呼(笑)