ガネーシャルームシューズが出来るまで エピローグ
いかがだったでしょうか?当店のロングセラー商品であるガネーシャルームシューズが出来るまでを全5回に渡り書かせていただきました。
あまりにも長くなりそうだったので何枚もの写真そして沢山のエピソードなど泣く泣く削ることになってしまいました。それはまた別の形でご紹介して行きたいと思っています。
今回この文章を書くにあたり昔の画像を見返していた所とても懐かしい写真が出て来ました。若かりし頃のラムジーさんとバイヤーすがっちがやりとりしている場面です。
ラムジーさんもボクらも商売駆け出しのピカピカの1年生。彼のお店はご覧の通り。当店はと言えば人通りも少ない寂れた港町にある家賃3万円の7坪ほどの狭いお店でした。
決して店構えが立派とは言い難い彼の店になぜ入ったのかはもう思い出すことが出来ませんがヘンプの財布とキーケースを10個ずつ。そんな小さな小さなオーダーから付き合いが始まったと記憶しています。
この時から既に20年を超える月日が流れました。年に1度会うかどうか程度ですが今でも親戚のような付き合いが続いています。
こちらはネパールで撮った1枚。おちゃめな奥さんのニルがセルフィーでパシャリ!息子達もボクらがいると知ると必ず顔を見せてくれます。2人とも英語を話すようになり趣味が同じギターということからめっちゃ仲良しです。
次はボクらが住む宮城県塩釜市で撮った1枚。ラムジーさんはファミリーでやって来て松島観光をしたりお寿司を食べたり日本を満喫。夜はボクの母親まで交えての晩ご飯。なんとも楽しい時間を過ごしました。
ネパールに住むラムジーさん達とボクらの関係が伝われば嬉しいです。遠く離れた国に住む同士がこんなにも良い関係で付き合いが続いるのは奇跡に近いこと。お互いそれを良く理解しているので関係をとても大事にしています。
そして最後にご紹介しましょう!こちらがラムジーさんの工場でガネーシャルームシューズを作ってくれている皆さんです。言わばチームガネーシャの一員です。
※1列目左から4人目がボスのラムジーさん。奥さんのニル。バイヤースすがっち。ワタクシ親方と並びます。
彼女達はボクらが出すオーダーを首を長くして待ってくれています。オーダー数が少ないと次はいつオーダーを出すんだ?と逆に聞かれてしまいます。当店のガネーシャルームシューズを作ることが彼女達にとっての貴重な現金収入源なのです。
ネパールに仕事を作ることにより現金収入が得られ彼女達はとても嬉しいと笑顔を見せてくれます。そしてそれをお買い上げいただいたお客様が実際にその暖かさを実感した時に喜んでいただければ雑貨や名利に尽きると言うもの。
『現地の笑顔とお客さんの笑顔の循環』
それはネパールに限らずインドやタイなど仕入れに出向くアジアの国全ての生産者。そしてお客様だけではなく当店に関わるスタッフも含め。沢山の人に笑顔を。それを当店では『スマイルトレード』と名付け企業理念としております。
それでは「ガネーシャルームシューズ が出来るまで」長い長い旅の物語はここでおしまいです。最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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