最近よく耳にする「サスティナブル」「エシカル」というキーワード。
直訳すると順に、「持続可能な」「倫理的、道徳上」という意味になり、
人や社会、地球環境に配慮した考え方や行動を指しています。

企業やお店でも、お買い物袋の有料化や
プラスチックごみの削減などの取り組みが活発化。
そうした変化を通して、服を選ぶ基準が、いま変わり始めています。

安さや見栄えだけでなく、「人や地球、社会に優しい」ものかどうかも
服を選ぶ新しい基準になってきています。
ecolocoでは、この秋からエコなアイテムが続々と登場。
その第一弾、「RAW COTTONデニム」をご紹介します。


服が大好きな私たちにできる「エシカル」とは?

今年らしいファッションもしてみたいけれど、エシカルな行動とは真逆?
そう考えてしまいがちですが、
まずは、今すぐできることから始めてみましょう。

たとえば、買う前に「着回しができるかどうか」を考えてみる。
何パターンか組み合わせられそうとイメージできるものだけ。
ベーシックな服は長く着られるよう、良い品質のものを選んでみる。
そうした小さな心がけも、衣類の廃棄を減らしていくことに貢献できます。

環境に配慮した「RAW COTTONデニム」

できるだけ手を加えず、生(=RAW)の自然な風合いを
生かしたコットンを使用していることから名づけられました。
ふんわりとした生地が肌当たり良く、優しい穿き心地が自慢です。

制作担当者さんに、RAW COTTONデニムの
素材開発についておうかがいしました。

RAW COTTONデニムが生まれた背景

デニム1本に使われる水が約3800L。
水を極限まで減らしたデニムを作りたい。

デニム業界でも近年、エコやサスティナブルへの取り組みが求められている状況にあたり、
水を極限まで減らしたデニムの生産や、リサイクル素材を活用する動きが活発化しています。

オーガニックコットンだけではエコにならない?

環境に優しいイメージのオーガニックコットンも、
一般的なコットンと同じように化学処理をしています。
「化学処理をしているのであれば、あまりエコにならないのでは」との考えから、
『RAW COTTON』に注目しました。

RAW COTTONの特徴

通常のコットンは化学処理されているので白い状態がスタンダードですが、
RAW COTTONは元々コットンに付着している雑物や油脂が取り除かれていないため、
茶色く色づいています。
緯糸に原綿を使用することで、見た目もヴィンテージライクなデニムになります。

見た目と風合い、穿き心地へのこだわり

『RAW COTTONデニム』は、RAW COTTONを28%使用していますが、
見た目や肌触りの良さを出すには難しいため、他に配合する綿の選定にこだわりました。
繊維長の長い糸で作ることで、短繊維の糸に比べて毛羽立ちが少ないため見た目も綺麗で、
風合いも柔らかく肌触りの良いものに仕上がります。

インディゴの染料の染め方にも工夫

綿の選定以外にも、インディゴの染料の染め方にも特徴が。
「シート染色」という糸をシート状にした状態で染色を行う方法が主流ですが、
RAW COTTONデニムでは糸をきちんと染め上げる「ロープ染色」により染色を行っています。

他にもエコアイテムが登場予定

ecolocoではRAW COTTONデニムの他にも、廃棄資材を活用したニットなど、
環境に配慮したアイテムが入荷予定。
シルエットや着心地の良さに加えて、
「環境にもいい」視点でも選んでみてはいかがでしょうか。

7/31新登場!もちもちリサイクルファイバーシリーズ


通常のアイテムよりも想像以上に、
手間ひまがかかっていたRAW COTTONデニム。
丁寧に作られているからこそ、 さらに愛着が湧いていきそうですね。

担当:ニシ

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