“春夏の定番素材”14番手ヴィンテージリネン～お洗濯方法や着こなしなど、初めてさんにおすすめ～

2022年04月28日更新

使えば使うほど柔らかくなり風合いを増すリネン素材は、ナチュラルコーデにかかせない定番素材のひとつ。
軽やかな１４番手ヴィンテージリネンは春夏におすすめの生地。
今回は９番手との違いや、お洗濯方法など、スタッフ愛用品の経年変化の様子と合わせてご紹介します。

・・・目次・・・
■ナチュラルな風合い、リネンの特徴
 ■14番手と9番手生地の違いは？
■リネン服のお洗濯方法
 ■スタッフ愛用品、こんな風に育ちました。
■カタチいろいろ、テイスト別着こなしをご紹介
 ■関連コラム

ナチュラルな風合い、リネンの特徴

リネンは天然素材のお洋服の中でも、とくに人気のある素材のひとつ。
柔らかで、しなやかさのある風合いのリネンは、吸湿性や速乾性、保湿性に優れ、夏は涼しく、冬は暖かくと1年を通して使いやすい素材です。
そして、リネンアイテムは丈夫で長持ちしやすいと言われています。長く愛用できるということも、これからのモノ選びにとってうれしいポイントですよね。

14番手と9番手生地の違いは？

エコロコオリジナルのヴィンテージリネンシリーズは、9番手と14番手の２種類。
番手とは、糸の太さを表す単位。数字が大きくなるほど、糸は細くなります。ちなみに、重さに対して長さがどれぐらいか、で数字が決まり、麻は１ポンドの重さで300ヤード（約274ｍ）の長さを１番手と定めています。なので、数字が大きい=糸が長い=糸が細い　なんですね。

9番手より14番手の方が細い糸を使っていて、糸が太い＝生地もしっかり、糸が細いと生地は薄くなるので、 14番手リネンの方が、9番手リネンより薄手で軽やか。
ベストシーズンでいうと、９番手は真夏以外の長い季節に、１４番手は春～秋口、真夏にも使いやすいアイテムが揃います。

9番手との違いを、もうひとつ。
14番手は、縦糸にラミー、横糸にリネンの染色した糸を織り上げた先染生地。
色味も質感も違う糸を織り上げることで、独特の風合いと深みのある色を作り出しています。
しっかりと洗いをかけることで、ヴィンテージ感のある軽い色落ちや、ラフな質感が楽しめます。

ネイビー、カーキ、スミクロなどの定番カラーはもちろん、春夏の日差しに映える、きれいな色が揃うのも１４番手ならでは。パッと目を惹く色味でありながら、派手過ぎず、大人の差し色使いにぴったりです。 2022年は、ベジタブルグリーンが仲間入りしました。

リネン服のお洗濯方法

14番手ヴィンテージリネンのお洗濯は、洗濯機でも大丈夫。
ドライコースなど、やさしめの設定に、おしゃれ着用の中性洗剤でのお洗濯をおすすめしています。おろしたての風合いを長く楽しみたい方は、手洗いでお手入れしても◎
リネンのお洗濯の注意点は
・縮みやすいこと
・しわになりやすいこと

乾燥機の使用は、縮みの原因になりやすいので注意が必要です。お洗濯後は、パンパンと形を整えて、日陰にてつり干しがベスト。
もともとヴィンテージ感のあるリネンだから、お洗濯での経年変化も味わいへと変わっていきます。

スタッフ愛用品、こんな風に育ちました。

ここで、スタッフの愛用品の経年変化の様子をご紹介します。
エコロコ10周年企画で、2022年に復刻再販したワンピース。まるさんはこのワンピースが新作で販売した当時に購入。
プレーンなリネンの風合いが好みのまるさんは、できるだけ長く購入当初の風合いも楽しみたいそう。

お洗濯方法は、裏返し＋洗濯ネットに入れておしゃれ着用洗剤で。脱水は控えめにして、しわ伸ばしは丁寧に。

ステッチのあたりは新品と比べると一目瞭然。自然な立体感で表情ある風合いに。
よれ感は控えめですが、あたりや色味の変化によってほどよいヴィンテージ感が。

14番手ヴィンテージリネン、定番のプルオーバーの持ち主は、ユーズド感強めな風合いが好みのちちさん。

お洗濯方法は、洗濯ネットにいれて、普段着と一緒にジャブジャブと。軽くしわを伸ばして、陰干しに。

ウエストギャザーのあたり感はカジュアルな風合いが好みのちちさんにとって、お気に入りのポイントだそう。首回りのよれ感も、ナチュラルでこなれた雰囲気に。色味の変化もはっきりとわかり、これぞ経年変化といった１枚に。