よぉ野郎共!
世の中には道がある。
不良にも道がある。すなわち不良道!
今回のテーマは、不良のあるべき姿と、「どうすればカッコいい不良になれるか」を考えていくぜ。
顔とか服装じゃなくて、人間性の話な。
(服装をどうにかしたいって野郎はこっちを読んでくれ。)
世間じゃ低く評価されてる俺達だけどよ、いいとこだっていっぱいあるのはわかってるぜ。
でもよ、悪さしたり、凶悪な格好で街歩いたりしてるんだから、誤解されるのも仕方ねぇ。
そんな俺たちの中にも、世間様からもカッコいいと認められてる不良もいる。
「あいつだって不良なのに、なんであいつはみんなに人気なんだろう。」
そんなことを考えたことある奴もいるかもしれない。
かっこいい不良と、かっこ悪い不良の違いは何だろうか。
まず、不良がかっこよく感じる理由と、かっこ悪く感じる理由を考えてみよう。
■不良がかっこよく感じる理由
・強そう
・規則に縛られず自由に生きてる
・楽しそう
・仲間との絆が固い
・情に厚い
■不良がかっこ悪いと感じる理由
・野蛮
・頭悪そう
・ルールが守れない
・他人に迷惑かけ過ぎ
・やたらと威張ってる
・短気だしキレたら何するかわからない
頭悪そうとか余計なお世話だよな。
威張ってるとかルールが守れないとかあるけど、これは俺から見てもかっこ悪いぜ。(あ、俺は対多数ではこんな文面だけど、対個人では丁寧にしてるから、そこんとこ理解夜露死苦!!)
もちろんうちのお客さんはそんなことはしないイケてる不良だと俺は信じてるぜ。
だが、世間様には不良ってのがこんなふうに見えてるのも事実だ。
「理解のねぇ野郎にはどう思われようが関係ねぇ!」
…まぁそう思う奴も多いだろうけどよ。
俺としてはみんなにはカッコいい不良であってほしいと思ってる。
そこでだ、俺らがどんな不良を目指していけばいいのか。
みんなで胸を張って堂々と不良をできるようにするためにも、悪いところは直して、みんなで不良のイメージを変えていこうぜ!
まぁ、意外と簡単だぜ?
俺がお前らにお願いしたいのは
“自分自身がかっこよくあること”
これだけだ。
他人を変える必要なんてねぇし強制なんかしなくていい。
お前自身が輝いてくれてればそれだけで十分だ。
それも善人になれって言ってるんじゃくて、カッコいい不良になろうぜってんだから、こりゃ楽勝だよな。
お前らの中にいいところが一つもねぇ奴なんて誰一人としていねぇんだからよ。
お前自身が持っているいいところを最大化してかっこいい不良になろうぜ。
■仲間を大切にしろ。
◆ダチは一生の宝物
まずは基本中の基本、当たり前の話なんだが、仲間ってのは、思っている以上に大事なものだ。
大人になればなるほどそのありがたみがわかる。
若いころは毎日一緒にいるのが当たり前でも、大人になって違う道を歩んだり、結婚して家庭を持ったりするとつるむ機会も減っていくが、大事なのはどれだけ多くつるむかじゃない。どれだけ深い絆でつながれるかだ。
仲間とは、ただ一緒に過ごす連中じゃない。それはまるで、離れていても一緒に生きていく家族みたいなもんだ。笑ったり、泣いたり、苦楽を共にしながら、その絆はどんどん深くなっていく。
時には、自分の道を見失いそうになったとき、ダチが道を正してくれる。もちろん、家族だったり彼女だったり先生だったりと色んな奴らがお前のためを思ってごもっともなアドバイスをくれるが、そんな理屈通りに器用に生きれたら不良なんかやっちゃいねぇぜって思うこともあるよな。そんなときも、はみ出し者同士にしかわからない苛立ちや葛藤なんかを仲間はしっかり汲んでくれる。
世間様は理解してくれなくても、同じような境遇、同じような葛藤を抱えているからこそ共感できることってあるよな。
彼らがお前の精神的な支えになり、道標にもなってくれるんだ。だからこそ、その絆を大事にしなくちゃいけない。
◆ダチのことは自分のこと。困っていたら助けようぜ
長く時を過ごせば、いいときもあれば悪いときもある。
特に不良の若い頃なんかいい時と悪い時の差はまるで天国と地獄だよな。自分がピンチの時に支えてくれる奴ってほんとにありがたいよな。
だからこそ、仲間がピンチなら喜んで助けてやろうぜ。一人で抱え込んだり追い詰められたりしてどうしようもない時もある。
だがな、仲間がいれば、解決できることもあるし、気持ちの面でも一人で立ち向かうよりだいぶ楽になるってもんだ。
お前が困っている時に手を差し伸べてくれた仲間がいるなら、その恩は一生忘れるな。お前も同じように、仲間がピンチの時は助けに行け。仲間のことは自分のこと。それが仲間というものだ。
だからと言って決して恩に着せてはだめだ。刻石流水といってな、受けた恩は石に刻め、かけた情けは水に流せってやつだ。いちいち恩に着せなくてもまともなダチなら感謝してるし、恩着せがましい野郎ってのはそれだけでかっこ悪いからな。自分の価値を落とすなよ。
まぁピンチを共に乗り越えた分だけ、お前たちの絆は深まるだろう。困難を一緒に乗り越えた時の絆ってのは、他の何物にも代えがたい。苦しい時を共に耐え、乗り越えることで、お前たちの関係はもっと強固なものになるんだ。
◆ダチが自分を強くしてくれる
さらに、仲間とは一緒に成長するものだ。
彼らとの経験は、お前にとっての貴重な教訓となり、一生の宝物のような思い出となる。立派な仲間と一緒にいることで、お前たちは互いに影響を与え合い、より強く、意志を貫ける人間になれる。
「シャバの風は冷てぇ」なんて言葉をどこかで聞いたことがあるかもしれねぇが、その言葉の通り、この世界は厳しい。はみ出し者の俺たちにとっては特にだ。
だが、仲間がいれば、どんな困難も乗り越えられる。お前の仲間は、お前の強さだ。
というわけで、仲間は大切にしようぜ。彼らは、お前の人生の宝物なんだ。一緒に泣き、笑い、支え合いながら、お前たちの絆を永遠のものにしろ。お前たちの絆は、お前たち自身を超えたものなんだからな。
■情熱とエネルギーを持ち続けろ
器用に生きれずはみ出し者になってしまった俺たちは、普通の奴らより選択肢が少ないかもしれない。
だが、俺たちにはそれを補う力がある。
それは情熱とエネルギーだ。
一度決めたら、全てを注ぎ込む。
All or Nothing.
ゼロか100かの情熱で人生をかけて生きるってのは普通の奴らには真似できない熱さと力だ。
これが俺たちの真の武器であり、かっこよさだ。
俺たちは選択肢が少ない分、選んだ道への献身は深く、そして熱い。
道を選ぶのは簡単じゃないが、一度選んだら最後まで駆け抜ける。マトモじゃない力で、マトモじゃないくらい最高な人生を歩む。それが俺たち不良のスタイルだ。
何に関しても冷め切って表情を無くしちまってるつまらねぇオッサンになんかなりたくねぇだろ?
本気で生きて、本気で笑って、本気で泣ける。いくつになってもそんな熱い大人でいたいよな。その方が人生楽しいのは間違いねぇだろ。
この世界は荒波だ。時には躓くこともあれば息が切れることもある。
だが、情熱とエネルギーがあれば、何も恐れることはない。お前の中の情熱と闘志を信じ、前に進め。
諦めずに挑戦し続ける限り、お前の物語は終わらない。諦めずに前進するその一歩一歩がお前を本物の勝者に押し上げてくれるだろう。
お前の道は、誰にも真似できない。自分の色で彩り、情熱を持って生きろ。全力を尽くし、自分の中の力を信じろ。
それが、お前をどんな困難からも救い出し、無限の可能性を与えてくれる。お前が持つ情熱とエネルギー、それがお前をアウトローとして際立たせる力だ。
躓いても立ち上がれ。
困難や逆境に向かって笑って中指を立ててやろうぜ。
意志あるところに道は開ける。
■反骨の精神を持ち続けろ
反骨の精神ってのは、いわばこの世界で生き抜くための武器だ。
世の中にはいろんなルールがあるよな。憲法、法律はもちろん、学校のルール、会社のルール、チームのルール、誰かが作った誰かにだけ都合のいいルール。ルールだらけだ。
ルールを守るのは大事なことだが、下らないルールにまで縛られてばかりじゃ、本当の自分を見失ってしまう。
反骨の精神を持つってことは、自分の信じるもののために立ち上がることだ。自分の意志に反して他人の言うことに盲目的に従居続けるってのは器用でも従順でもなく、無気力に思考停止してしまっている臆病な腰抜け野郎がやることだ。
そのうち誰の意思で生きてるのかもわからなくなっちまう。
お前の意志もお前の人生も、全てお前のものなんだから、下らねぇルールに縛られる必要なんかねぇ。
怒られようが、嫌われようが、パクられることになったとしても、それが本当にお前にとってやるべきことであるなら、自分の意志を全うするべきだ。
やったことへの責任を果たす覚悟をしっかりと持ってとことん突き進め。
とはいえ、なんでもかんでも反抗すればいいってわけじゃない。生きていくうえで大切なルールもたくさんあるからな。自分が決めたルールでも他人が決めたルールでも、守るべきルールはしっかり守ろうぜ。
だが、この世界は変わり続けているものだ。新しい価値観や考え方が必要な時もある。そのためには、時には既存の枠を壊す勇気も必要だ。お前が持つ反骨の精神は、その枠を壊すための大事な力なんだ。
反骨の精神は、自分自身を信じ、正しいと思う道を進む勇気にもなり、お前を成長させてくれる。
そしてな、反骨の精神は他人にも影響を与えることもある。お前が持つ強い信念は、時に周りの人々にも勇気を与えることができる。
冒頭で反骨の精神が生き抜くための武器だと言ったのは、この世の中は大多数の人間が言いたくても言えないことを抱えて生きているからだ。
怒られるのが怖い、嫌われるのが怖い、変えるのが面倒、どうせ無理だと諦めている。そうやってほとんどの人間が不満を貯め込みながら誰かのルールに従って生きている。
だから、誰かが言いたくても言えないことはお前が代わりに言ってやれ。
一人が立ち上がれば、それに続く人も出てくる。 お前の行動が、誰かのためになったり社会に大きな波紋を生むことだってあるんだぜ。
つまり、反骨の精神ってのは決して無駄じゃない。それは、お前自身を成長させ、周りや世界を変える力を持っている。だからこそ、自分の信じる道を進め。お前が持つ反骨の精神を大切にしろ。それが、お前を本当の意味で強くするんだ。
◆反抗するなら己の道を示せ
ただ、勘違いして欲しくないのは、ただ不貞腐れるだけじゃ何も変わらんってことだ。
それじゃ赤ちゃんと同じだぜ。
反抗するってのは、ただ頑固になることじゃない。
正しい反抗、つまり自分の信じる道を実現するために必要な行動をするんだ。 お前が考えるやり方が正しいって証明するためには、ただ反抗するだけじゃなく、具体的な行動を起こさなきゃいけない。何を成し遂げたいのか、どうやってそれを実現するのか、しっかり考えるんだ。
◆ゴールを見据えろ。反発も失敗も恐れるな。
そしてな、その目標に向かって決して諦めずに進め。自分の信じる正しいやり方で目標を達成するんだ。
時には社会や周りの人々からの強烈な反発に直面するかもしれない。だが、そこで立ち止まるんじゃない。お前の信念を貫け。それが、真の反骨の精神だ。
失敗することもあるかもしれない。でも、それはお前を成長させる。経験はお前をより強く、賢くする。 だからこそ挑戦し続けろ。
失敗を恐れるな。
自分の心に従い、自分の道を進め。
立ち向かうべきときに立ち向かい、自分の正しさを証明しろ。 それが、お前がこの世界で生き抜くための真の力だ。
■覚悟を決めて生きろ
覚悟を決めて生きるってのは、命を懸けて生きるってことだ。
覚悟を決めて生きる者は強い。
仕事でも勉強でも喧嘩でも、全てを懸けて、全てを捨ててでも目標に喰らい付く覚悟のある野郎にこそ、勝利は訪れる。
喧嘩で例えるとわかりやすいが、肉体的な強さも大事だが、精神的な強さもそれに匹敵するくらい大事な要素だよな。
身体も細く、腕っぷしが強いわけでもねぇのに怒らすと何をするかわからねぇから恐れられているヤバイ奴っているよな。
喧嘩ってのは腕っぷしだけじゃない。
どんな手を使ってでも、相手を殺してでも、懲役に行くことになってでもこの喧嘩に勝つ。
その考えが正しいかどうかはさておき、そいつの覚悟と執念は間違いなくその瞬間において強さとなり武器となる。
仕事も勉強も同じで、半端な気持ちで臨む奴はなかなか先へ進めねぇが、覚悟が決まっている奴は違う。そいつらは、どんな状況でもぶれねぇ。
困難に直面しても、恐怖を前にしても、その眼差しは揺るがねぇ。なぜなら、そいつらはゴール以外の余計なもんは見ていねぇし、ゴールにあるただ一つを得るために全てをベットしているからだ。
そんな覚悟がある奴は、どんな壁にも立ち向かい、乗り越える。それが、真の強さってやつだぜ。
だからお前も、覚悟を決めて何事にも全力でぶつかっていけ。
揺るがない覚悟はお前を強く成長させてくれるぜ。
■仁義を貫け
仁義なんて言うとヤクザの世界を思い浮かべるかもしれねぇが、ヤクザだろうが堅気だろうが、人として生きるなら仁義は絶対に忘れちゃいけねぇ。
そもそも仁義の意味がはっきりと分かってねぇ奴も多いだろうが、これは単なる不良かぶれの言葉じゃねえ。
仁義ってのは、人としての心構えだ。
◆仁義とは
「仁」は、他人への思いやりや愛情、共感の心だ。儒教においては、この「仁」は最も重要な徳の一つとされ、他人に対する慈愛や温かい心遣いを意味する。社会的な関係において、他人を尊重し、思いやる姿勢が求められる。
一方、「義」は義理や信義、義務や正義、道徳的な正しさだ。相手との関わりの中で自身が担うべき責任や義務、または正しい行動の基準を示している。
つまり、「仁義」とは、他人に対する思いやり(仁)と、大切な相手への責任や道徳心(義)を兼ね備えた、人としての理想的なあり方だ。
正確には大切な相手だけでなく、広く社会全体に対する理想的な態度や行動様式を示しているんだが、まずは自分の大切な人や親切にしてくれる世間様に仁義を尽くそうぜ。
社会全体に対して云々なんていうのは自分の周りを幸せにしてからでいい。
恩を忘れず、恩のある人や大切だと思う人を思いやり、辛い時でも相手を敬い、尊重し、応援し、時に助け導く。これが仁義だ。
簡単だよな。でも、できねぇ野郎が多いのも事実。
◆見栄を張るべき時
窮地に立った時、つい楽な方に逃げて相手を裏切ったり仇で返してしまう奴が多い。
人間誰でも自分が可愛いもんだが、そんな時こそかっこをつけろ。見栄を張れ。その時こそが見栄の張りどころだ。普段見栄なんか張っても見透かされて嫌われるだけだが、窮地に立った時ほど最後まで見栄を張って仁義を貫き通せ。それこそが男のかっこよさだ。
特にグレて生きてる俺たちが相手を思いやれなくなったり義理を忘れてしまったら、俺たちはただの野蛮人になっちまう。
お前がどんなに強くても、どんなに恐れられていても、仁義を欠いたら、お前の存在価値はねえ。お前が本当に尊敬されるには、力だけじゃねえ、仁義を貫くことだ。他人を思いやり、自分の行動に責任を持て。それが、真の強さだ。仁義を重んじろ。それが、俺たちの生き様だ。
■信用を大切にしろ
信用ってのは、人としての基本だ。
約束を守り、義理を尽くし、期待を裏切らない。口に出したことは最後まで全力でやり通し、言い訳はしない。
だからみんなから信用され信じられみんなが後押ししてくれる。そんな男ってかっこいいよな。
だが、信用のある男の魅力ってのはそれだけじゃねぇ。
◆信用はカネになる
当たり前の話だが、信用のない奴に相談なんかできねぇし、重要な仕事は頼めねぇし。もちろん金も出せねえよな。
信用がない奴ってのは、周りの奴らはどんどん離れていく。人が離れれば金も離れる。
つまり信用がない野郎は人も金も集まらねぇ。
だが信用のある奴は違う。
信用がある奴のところには、人も金も集まる。
「奴の言うことなら信じられる」「彼が大丈夫だと言うなら間違いない」「あいつならやり遂げてくれる」そんな風にみんなが集まり賛同や協力をしてくれるようになる。
人が集まるところってのはカネも集まる。
信用ってのは、人間関係の礎だ。
信じられる奴のところには人が集まり、それがビジネスチャンスを生む。信用を積み上げることで、お前はただの不良じゃなく、信頼される存在になれる。
◆信用はカネにも勝る資産
そして、万が一自分が困った時でも、積み上げてきた信用が武器になる。たくさんの人が手を貸してくれるだろう。
だから、信用ってのは目には見えないけど最強の資産と言ってもいい。
いつかカネか信用どっちを取るかの選択に迫られることがあったら、よほどの大金でない限りは迷わず信用を取れ。
信用を得るためにはどうすればいいかって?
一言で言うなら、「人を大切にする」ってことだな。思いやりを持って誠実に相手と接するんだ。
小さな約束でも、義理でも、それを守ることで信用はどんどん高まっていく。毎日の行動一つ一つに気をつけようぜ。
勘違いして欲しくないのは、決して媚びろと言っているんじゃない。誠心誠意相手と接することと媚びることは全くの別物だ。相手に媚びて尻尾を振っても負け犬みたいでダサいし利用されるだけで信用は埋まらねえ。
媚びる必要なんて全くない。
ただ人として、相手と自分に恥じぬよう、後悔の無いよう仁義を尽くすんだ。相手に対し仁義を尽くし信用を得ることが、結果としてお前の人間性も財産も守ることになる。
信用は一朝一夕に築けるものじゃねえが、一旦築けばそれがお前の最大の力となる。
だから信用を大切にしろ。
まじめなことが書いてあってがっかりかもしれねぇが、不良の世界でも堅気の世界でも信用ってのはとても重要だぜ。
■謙虚さを忘れるな
自慢ばっかりしてないで少しは謙虚になろうぜって話だな。
自慢っぽい奴ってカッコ悪いぜ。
お前の周りにも一人や二人くらいはいるよな?自慢ばっかりしてる奴。
まじで面倒くさい。ってか関わりたくないよな。
特にカネの話で自慢ばっかりしている奴は高確率で大多数から嫌われているだろう。
それと同じでお前が自慢ばかりしているとみんな逃げてくぜ?
そりゃたしかに俺達不良は自己主張の塊だ。
如何に目立つか、どうすれば頂点にたてるか、認められるか。
まぁそんなことを考える気持ちはわかるんだけどよ、お前やお前がやってることがホントにすげぇなら、自分でクドクド自慢しなくても周りのダチの方から褒めてくれるもんだぜ。
周りの反応が薄い?そりゃまぁ自分で思っているほど大したことじゃねぇってことだ。その5倍くらい凄いことをしたらちゃんと褒めてもらえるんじゃねぇか?
周りの評価なんてそんなもんだ。
だから自分の話はちょっと置いといて、相手のことを褒めてやったり認めてやったりすると、お前と話すのが楽しくなって、またお前と話したいと思う。
要は聞き上手になろうってことだ。
どうしても自慢したくなったら、相手を30回くらいほめてから1回くらいサラッと「俺もこの前こんなことがあったんだぜ」って言うくらいにしておこうな。
周りをほめて場を盛り上げて、話の流れでちょっとだけ自分の話をする。それが自慢上手の秘訣かもな。
ただ、そこから話が広がっても延々と自慢っぽくならないように要注意だ。
褒めてほしかったら素直に「褒めて」って言ってみろ。延々と自慢話をするよりその方がよっぽど可愛げがあるぜ。
■世間との関わり方をちょっとだけ変えてみよう
世の中には「仲間」と「敵」と「世間様」がいる。
気さくに話せる仲間同士なら好きに付き合えばいいだろうし悪口を言い合えるくらいの仲の方がいいってもんだ。ましてや敵に親切にしようなんて気持ちの悪いことを言うつもりもないんだが、ここで考えてほしいのが、敵でも仲間でもない「世間様」との付き合い方だ。
無関係のように思えて、味方よりも敵よりもはるかに大多数な世間様。
不良をやっているとなにかと迷惑かけちまいがちな存在だ。
いくら社会に反抗して不良をやっているとはいえ、見えないところで多くの人に支えられているのも事実。これを忘れちゃいけねえよな。
そんな有り難い世間様に対して、俺たちの在り方を正していけば、不良の評価はきっと少しは向上するはずだぜ。
世間様に媚びを売れって言ってるんじゃなくて、あくまで人として当たり前のことくらいはちゃんとしようなって話だ。
何をすればいいかって?このページの冒頭でも書いた通り、俺たちがカッコ悪いと思われてる理由はもうわかってんだから、直すのは簡単だ。
ちょっとずるい話をすると、俺達ってすげぇ有利なんだぜ。
なぜなら俺達不良はちょっといいことすると、すげー好感度が上がるんだ。
そう、ギャップだ。
せっかくだからこのギャップを駆使していいやつを目指そうぜ!
◆敬語を使ってくれる相手にはちゃんと敬語を使おうぜ!
地域性もあるだろうから一概に絶対敬語とは言えねえが、人として礼儀はすげぇ大事だ。
タメ口を利くのがカッコいいなんて思っているなら、そりゃ大間違いだ。
怖い先輩にはガチガチの敬語なのに、店員には偉そうにタメ口とか、めちゃくちゃダサくねぇか?ダサい不良の代表格だな。
もちろん仲間同士や敵同士で敬語なんか必要ねぇが、俺らみたいなはみ出し者に敬語を使ってくれる世間様には、しっかり敬語を使おうぜ?
親しみを込めてタメ口を使う人もいるが、あれは実はけっこう高度なテクだったりするんだぜ?年齢、心配り、貫禄などを兼ね備えていないと、自分じゃ親しみを込めてるつもりでも、言われてる方からしたら偉そうに威張り散らしてる礼儀知らずだと思われたりしてるってことも多々あるからな。
まぁ自分が店員にタメ口利かれて頭にくるような小せぇ人間のうちは自分もちゃんと敬語使ったほうがいいと思うぜ。
◆挨拶くらいはしろ
そして、コンビニとかでもレジで会計の時にありがとうございますって言われたら、俺達もちゃんと「ありがとうございます!」って言おうぜ。
これは不良じゃねぇ野郎もできない奴が多いけど、挨拶を返すなんてのは人として当然の道徳だと思うぜ。
笑顔でお礼言われてんのに、お辞儀すらしねえで仏頂面で商品持って立ち去るなんざもってのほかだ。
そういうのを外道っていうんだぜ?
万遍の笑みでとは言わねえが、ちょっと笑顔でお礼を言うだけでお互い気分がよくなるぜ。
最初は恥ずかしいかもしれねぇけど、慣れれば当たり前になるぜ。
どうしても抵抗があるって野郎は軽く頭下げて「どーも」って小さい声でいうところから始めたらいいと思う。
お辞儀もできねえよりは遥かにマシってもんだ。
何にでもあるはじめの一歩だ。
頑張ろうぜ。
◆守れるルールは守ろうぜ!
法律を全部守れなんてダリぃことは言わねえよ。
俺たちゃ不良だからな。
酒も喧嘩も賭博も好きなだけやればいい。
悪党同士でシノギや信念がぶつかって命の取り合いをするのも、覚悟があってやっているなら仕方がない。
でもな。関係のない世間様に迷惑をかけるような行為はやめようぜ。
窃盗とかカツアゲとかはもちろん、ゴミやタバコのポイ捨てなんかの日常的にふとやっちまってる行為もだ。
自分の家の前にゴミをまかれたら探してボコるよな。
そりゃ当然だ。
だから俺達もやめようぜ。
ファミレスとかドンキの駐車場とかコンビニ前とか、まさに俺らの大好きな場所だよな。世間様のスペースを使わせてもらっているんだからもっと大切に使おうぜ!
この他にも、守ろうと思えば簡単に守れるルールは、しっかり守ろうぜ!
◆たまにはいいことしようぜ!
さっきも言ったが、俺達不良がもってるギャップはすげぇ。
ちょっといいことしただけで、好感度は急上昇だ。
まぁそれだけ俺たちの普段のイメージはマイナスってことかもしれねぇが、このギャップを利用してイメージアップさせようぜ。
何をするかっていうと、これも人として当たり前のことなんだが、
例えば、
困ってる友達がいたら声かけてやったりとか、
電車なんかでお年寄りとか体の不自由な人がいたら席を譲ってあげたり荷物を持ってあげたりとか、
出来る範囲で募金をしたりとか、
当たり前すぎて説明する必要もないが、そんな当たり前のことができねぇ野郎が多いのも事実。
不良に限らず思いやりは大事だぜ?
どうだ?
どれもこれもなんだこんなことかよって簡単な内容だよな。
こんなん当たり前だろとか、とっくにやってるぜってお前らはもう十分カッコいい不良だな。
思い当たる節があるって野郎はちょっと直すだけで世間から見てもカッコいい不良になれるぜ!
「カッコつけてるだけじゃん」って思われたって、それでいいんだぜ。
カッコもつけれねぇ野郎なんかよりはるかに上等だ。
それにな、カッコつけてりゃカッコよくなれるんだから。
まぁ偉そうなことばっかり言ったけど、全部が全部お行儀よくなんて言わねぇから、後は自己責任で自由にグレてくれ。
みんながカッコいい不良になってくれるのを楽しみにしてるぜ。
夜露死苦!!
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