元気スクール訪問記・ワイズアスリート


ワイズ・アスリート 山本晃永さん

ワイズ・アスリートの【シニアサポート】

『ワイズ・アスリート・サポート』はアスリートやスポーツチームにむけ、医学面・身体面・栄養面などトータルにサポートされているアスレティックトレーナーの会社です。
ワイズ・アスリートが運営するフィットネス施設「ワイズパーク」では介護事業も行っていて、平日の午前中に100名以上のシニアの方が運動を行っています。今回は、ご高齢者のトレーニング【シニアサポート】コースの中で【アームマッチョ®】をご利用いただいているという事で、ばっちりお話を伺ってきました。


バラボディ突撃レポーター
(以下レポ)

山本さん初めまして。本日はよろしくお願い致します。
早速ですが、ワイズ・アスリートさんのコースの中で【シニアサポート】というご高齢者向けのコースがあるとお伺いしたのですが。

山本 晃永さん(以下山本)
介護認定を受けたご高齢者が運動をすることで楽しく機能を改善し、自立した生活を送れるようにという事で、デイサービスの一環として行っています。

レポ
具体的には【シニアサポート】はどのような流れ行われているのですか?

山本
【シニアサポート】のメニューは

  1. まず来所時にバイタルチェックを行い、
  2. オリジナル体操など、楽しいウォーミングアップを行います。
  3. ここから2つのグループに分かれ・・・

    1つ目のグループはスタッフの指導によるパーソナルトレーニングで個々に機能を改善させるべき部分のメニューを行います。それと看護師の指導で油圧マシンや有酸素運動を行ってもらいます。

    もう1つのグループは炭酸泉の足湯に入ってもらい、専門スタッフによるアロママッサージ、その後は足趾の動きを良くするエクササイズや筋力トレーニング、また座ってできる上肢のトレーニングなども行います。

    終わったら2つのグループのメニューを交代します。
  4. 最後は全員でプロのミュージカルインストラクターに手伝ってもらって作っているグループ・エンタメ活動という楽しい取り組みをして終わるという流れです。

レポ
【シニアサポート】の中で、【アームマッチョ®】をご利用いただいているとお聞きしたのですが、主に使用されているのは炭酸泉の足湯の時でしょうか?

山本
そうですね。炭酸泉に足を入れている時に待っている時間。
その時間に上肢は座ったままで何もしていないので、効率よく鍛えるために【アームマッチョ®】を使った運動を行っています。

レポ
時間にすると【アームマッチョ®】をどのくらい動かされているのでしょうか?

山本
【アームマッチョ®】は10回とか20回とかその人によって変わってきますね。

日常生活の動きに役立つ【アームマッチョ】運動

レポ
では、ご高齢の方が【アームマッチョ®】 を使っている時は、どのような感じで使われていますか?

山本
そうですね。楽しいというところまではいかないかもしれないですけど、運動の効果を実感されているので一生懸命に取り組んでいらっしゃいます。
【アームマッチョ®】自体が日常の生活の動きにすごく役立つ構造になっているんですよ。

レポ
具体的には、日常生活のどのような時に役立っているのでしょうか?

山本
【アームマッチョ®】は、前腕回内(かいない)と回外(かいがい)という動きを両方とも一気に鍛えることができるのですごくいいんです。
回内と回外という運動は、雑巾を絞るだとか、タオルを絞る、ペットボトルを開けるだとかそういう動作にも結びつく動きなので、日常の生活の中ですごく大事な筋肉になるんです。

回内と回外

レポ
回内と回外運動を鍛える事の出来るトレーニング器具は珍しいとお聞きしたのですが?

山本
そうですね。確かにダンベルとかでも鍛えることはできるのですが片手づつでしかできなかったり、重すぎたり、時には落してしまうという危険もあるのでご高齢の方には負担になってしまいます。
それに比べて【アームマッチョ®】は、中にバネが入っているので均等に同じ重さがかけられるし、安全に使えるというのが注目できるポイントであると思います。

レポ
【シニアサポート】では、【アームマッチョ®】のイージーを使われていますが、あれくらいの硬さがちょうどいいのでしょうか?

山本
ご高齢の方は、がんばってがんばって1回…というよりも、軽い力で大きく、そして回数を何回も行うというやり方の方が効果があるんです。

【シニアサポート】の中の足湯のフットケア

レポ
【シニアサポート】では、【アームマッチョ®】を「やってください」という感じで渡して、ご高齢者の方が、自発的にご自分で始められるのでしょうか?

山本
足湯でフットケアをしているスタッフが、アームマッチョの指示を出したり、上肢の運動の指示をしている形で行っています。

レポ
ワイズ・アスリートさんでは、ご高齢の方だけではなく違う世代の方が使われる機会もあるのでしょうか?

山本
ワイズ・アスリートでは、【シニア・サポート】のデイサービスの時間帯が終わってからも、アームマッチョがジム内に置かれているので、一般のトレーニングに来た方もイージータイプだけでなくもっと硬いハードタイプなども使われていますよ。

レポ
山本さんからご覧になって、【アームマッチョ®】は前腕部分をダイレクトに鍛えるグッズとして期待できると思いますか?

山本
期待できると思いますね。
日常の生活が不自由になってきてしまった時に、その部分のトレーニングを行うことによって新たにその部分の不自由さがなくなっていくという事を実感されるのは、ご高齢の方なんですよ。ですので、特にご高齢の方に関しては【アームマッチョ®】のイージーは、有効に使っていただけています。

レポ
ところで【アームマッチョ®】の形が最近改良されたのですが、どのように感じていらっしゃいますか?

山本
以前の形状に比べて、全体的に大きくなりましたよね。
以前の形だと手が大きい方(主に一般の方)が、回そうとすると、プラスチックの引っ掛かりなどに手がぶつかることがあったのですが、改良されてからは回しやすくなったと思います。
また、以前の成型されたプラスチックの握り手部分よりは、グリップにスポンジが巻き付いている今の形の方がフィットして使いやすく感じています。

レポ
シニアの方だけではなく、一般の方にとっても【アームマッチョ®】の改良版の使い勝手が良くなったという事で安心しました。
山本さん。本日は貴重なお話をありがとうございました!