

オーバーホールとは、製品を部品単位にまで分解し、掃除や調整・劣化した部品の交換などを行い、再度組み立てて、新品時の性能に戻したり近づけたりする作業や点検のことを言います。
クリーニングの場合、文字通り「掃除をする」ことで見た目はキレイになりますが、通常、部品などの交換は行われません。
ビッグ10では、入荷した中古電子ピアノ・エレクトーンをすべてオーバーホールメンテナンスし、動作確認を行ってから販売しております。
丁寧な清掃とメンテナンス電子ピアノやエレクトーンのメンテナンスは、YMC音楽センターの専門スタッフが行っています。
何年か使用した電子ピアノやエレクトーンの内部には、細かなホコリが溜まっているものです。
弊社で販売される電子ピアノ等のリユース・リサイクル品は、何年か使われていたものも多いので、内部のホコリも空気清浄(エアーダスター)などにより、丁寧に清掃されます。
また、製品を完全分解し、鍵盤の裏側や基盤についているホコリを除去すると共に、内部の汚れはアルコールにより拭き取ります。
アルコールで拭き取らなければ、中がカビる原因となるからです。
その清掃・メンテナンスの細やかさは、楽天販売スタッフも驚くほどの丁寧さです。
部品の交換・外装の補修や再塗装リユース・リサイクル商品に付きものの、「経年劣化」。
もちろん、すべての部品を新品に出来るわけではありませんが、それぞれの機種によって、劣化しやすい部品というものがあるようです。
清掃と同様、それらも専門スタッフによって交換されています。
部品の破損が見える場合、交換できるものは交換し、外装に目立つ傷がある場合は、再塗装しているものもあります。
また、ヤマハのDGPシリーズやDUPシリーズは、鍵盤部分が本物のピアノと同じ構造をしています。経年劣化による接着剤の“劣化”で、ハンマーが外れる可能性が少しずつ出てまいりますので、88鍵盤すべてを接着しなおすといった作業も行っています。
お客様に少しでも長く、状態の良いものをお使い頂くために、故障しているものはもちろん、弱っている部分もあらかじめ交換等をして販売しております。
■鍵盤下クッションの交換
電子ピアノの鍵盤の重さやタッチは、鍵盤下のクッションの性能に関係があります。
長く電子ピアノを使われていると、このクッションが劣化してタッチ感が悪くなったり、カタカタ音がするようになったりします。
ビッグ10のメンテナンスでは、劣化がひどい鍵盤下クッションは、どのメーカーのものでも必ず新品交換しています。
■ペダルのバネ交換
ヤマハのDUPシリーズは、ペダルの中のバネ部分をメンテナンスで必ず交換しています。
一見、板バネが簡単に折れるとは思えませんが、これまでの経験から、比較的新しく状態の良いものでも、折れない新しいバネに交換しています。
注)先にも書いた通り、すべての部品が新品に交換されるわけではありません。
また、再塗装をしても、隠し切れない傷などが残る場合もございます。
お客様にお分かりいただけるよう、可能な限り商品画像や説明のページ作成には注意を払っております。
ビッグ10で行っているメンテナンスの詳しい項目は、こちらからご確認頂けます。
年間800台をメンテナンスする、その道34年のプロ
YMC音楽センター 高梨守雄さん
全国でも稀有な専門技術者のひとり。
21歳で独立後、この仕事一筋で34年。
現在、年間800台の電子ピアノをメンテナンスしています。
電子ピアノは生ピアノとは異なり、電子部品がその心臓部です。と言っても、あくまで楽器に変わりありません。
メンテナンスには、電子機器に関する知識は当然ですが、楽器に関する知識、特にピアノに関する深い知識がなければ成り立ちません。
弊社で、そんな電子ピアノのメンテナンスを担っているのが、YMC音楽センターの高梨守雄さん。
全国でも稀有な電子ピアノメンテナンスの専門技術者のひとりです。
高梨さんによると、「お客様によっては、その要望は奏者にとって当たり前の専門的な内容になります。それを理解し、応えるメンテナンスを行う必要があります」とのこと。
「なぜ音が出ないのか、その原因にお客様が思い当たらないことも多いです。私たちは、今までの経験から原因を推測・究明し、メンテナンスを行います。長い経験があるからこそ対応できる、職人の仕事です」と、自信を持って語ってくれました。
中古だからこそ、安心の品質をお約束します「中古だけど大丈夫?」
「音はちゃんとしてるの?」
「すぐに壊れたりしない?」
リユース・リサイクル品や中古のものを買う時に感じる不安は誰にでもあるもの。
ビッグ10では、メンテナンスを徹底することで、お客様に安心してお買い上げ頂ける商品をご提供しています。