ゴルフボールの選び方

こんにちは!アトラクトゴルフ 店長の西澤です。

突然ですが、みなさんゴルフボールをご購入の際、どんな基準で選んでいますか?
価格、メーカー、飛距離性能、スピン、硬度、種類が多すぎてどれを使ったらいいか難しいですよね?

ゴルフボールは、大きく分けて2つのタイプに分類されます。
1つ目は、「ツアーモデル」や「スピン系」などと称されるタイプです。
具体的に言うと、「 ダンロップ スリクソン Z-STAR シリーズ 」や 「 タイトリスト PRO V1 シリーズ 」のようなモデルです。
プロが使用するボールもほとんどがこのタイプで、 表皮を柔らかく・コアを硬めの素材にすることで、スピン性能を高めることによりボールのコントロール性能を高めています。

2つ目は、「ディスタンス系」などと呼ばれるタイプです。
「 ダンロップ ゼクシオ シリーズ 」や 「 ブリヂストン TOUR B JGR シリーズ 」などがあげられます。
こちらは、上記のスピンタイプは真逆で、 表皮を硬く・コアを柔らかめにすることによりスピン量を減らし飛距離を伸ばす効果が得られます。

また、上記の2項目とは別に「〜ピース」という表現をよく見ますが、3ピースであれば3層構造、4ピースであれば4層構造となっています。
ボールを多層構造にすることにより、「ドライバーでは飛距離を伸ばし、アプローチでスピン量を増やす」といった細かなボールの味付けを行っています。

そこで、アトラクトゴルフでの各ジャンルの販売数ランキングを作ってみました。

スピン系ボール (高価格帯)
1位 ブリヂストンゴルフ TOUR B X
2位 ダンロップ スリクソン Z-STAR XV
3位 タイトリスト PRO V1x

スピン系ボール (中〜低価格帯)
1位 ダンロップ スリクソン AD333
2位 キャロウェイ SUPER SOFT
3位 ダンロップ スリクソン TRI-STAR

ディスタンス系ツアーボール (高価格帯)
1位 ダンロップ スリクソン -X-
2位 ブリヂストンゴルフ TOUR B JGR
3位 キャスコ KIRA クリスタル

ディスタンス系ボール (中〜低価格帯)
1位 ワークスゴルフ 飛匠 イエローラベル
2位 キャロウェイ WARBIRD ボール
3位 ダンロップ DDH TOURSPECIAL SF

注目したい点は、スピン系ボールでも飛距離を重視したボールが上位に来ている点です。
例えば、スリクソン Z-STAR シリーズだと、今までは柔らかめでスピン重視の「Z-STAR」の方が人気がありました。
ですが、ここ数年「Z-STAR XV」の方が圧倒的に人気が高くなっています。
これは、上級者でも少しでも前に飛ばしたいという意図と松山英樹プロをはじめとするトッププレイヤー達がこういったモデルを選んでいることが原因かと思います。

 

ツアーボールは各メーカーが最新の技術を用いて、開発ししのぎを削りあうゴルフ用品の中でも非常にホットな市場となっています。
ツアーボールの技術は、ディスタンス系ボールや中〜低価格帯のボールにもフィードバックされるためゴルフボールのクオリティがすごい速度で高まってきています。

私個人的には、去年あたりから「 キャロウェイ クロムソフト 」シリーズがどんどんシェアを上げている点も気になっています。
ボールはタイトリスト(PRO V1)、ダンロップ(スリクソン),ブリヂストン(TOUR B)の御三家の牙城を崩すことが長年出来ずにいましたが、ノーベル賞を受賞した素材を使用するなどキャロウェイが面白い動きを見せています。
他にもテーラーメイドがボールに力を入れ始めていたり、長年根強い人気を誇るキャスコのKIRAシリーズなど、今後どのメーカーがボール市場で覇権を握るのか私達も全くわからない状況になりつつあります。

ゴルフは、使用するボールの種類を自分で選べる数少ないスポーツです。
やはり、ボール選びに大切なのはボールのタイプを知ることと、同じタイプのボールでも好き嫌いをせず様々なメーカーのボールを試してみることが重要だと思います。
ご自身の相棒となってくれるボールを見つけてみてください!