水鳥のダウンを中綿に使用している比率が50%以上のものを羽毛布団と呼び、、通常は80%から95%の比率が一般的です。
ダウンとは水鳥の胸元から摂れる非常に軽くて保温性や保湿性に富んでいる羽毛のことで、陸鳥にはないものです。
水鳥は主にグース（がちょう）とダック（あひる）に分けられますが、グースのダウンの方がダックよりも大きく、ダウンボールも大きくより多くの空気を含み、ダウンどうしが絡みにくく柔らかいため、肌触りが良くフィット感も布団に最適なので高級品とされます。
羽毛布団は綿毛のような羽毛（ダウン）の間に空気の層を作り、その層が人の体温により温められ保温性が高まります。
羽毛布団の品質基準として日本羽毛製品協同組合が認定するゴールドラベル（品質推奨ラベル）があります。これは組成混合率、かさ高性、清浄度などに合格した最高級の羽毛原料と優良な側生地を使用し、適正な縫製で仕上げられた羽毛布団であることを表します。その品質性能はダウンパワーによって表されます。
ダウンパワーとは、羽毛のふくらみを数値化したもので、数値が大きいほど大きくふくらむことを表し、高品質な羽毛となります。JIS L-1903のかさ高性試験方法で測定され、ふとんの中の羽毛と同程度の圧力を掛けた際の、1gあたりの体積（cm3/g）がダウンパワーの数値です。
