ハイドロゲル素材

水を吸収すると軟質になる性質をもつプラスティック素材です。水分を含む割合を含水率といい、製品により含水率は38％～80％程度までと差があります。 ハイドロゲルの酸素透過性は含まれる水の量に依存するためレンズの厚みが同じであれば、高含水率ほど透過性が良くなります。

シリコーンハイドロゲル素材

ハイドロゲルに超酸素透過性の性質を持つシリコーンを混合させた素材。製品によりことなりますがハイドロゲルの3倍から6倍の酸素透過性能があります。ただし、ハイドロゲルに比べ脂質の汚れが付き易い、柔軟性がハイドロゲルほどではないといった特徴があります。

1日使い捨て型

使用毎に新しいレンズを使用するタイプのレンズです。レンズの再利用はできませんが、レンズケアをする必要もありません。ただし、レンズ自体の費用は少々高めになります。

2週間/1ヶ月交換型

2週間/1ヶ月毎に新しいレンズに交換します。交換するまでの2週間は指定されたレンズケア（洗浄・消毒）を必ず行います。1日使い捨て型よりも経済的な利点がありますが、 交換期日を守らなかったり、レンズケアを怠ったりすることで目のトラブルが起こることがありますので注意が必要です。

近視・遠視用ソフトコンタクトレンズ

一般的なコンタクトレンズで、近視・遠視を補正するためレンズです。コンタクトレンズ装用者の多くが近視用コンタクトレンズを使用しています。

乱視用ソフトコンタクトレンズ

近視・遠視には乱視を補正する効果がないため、乱視を補正するためのレンズになります。トーリックレンズともいいます。 少し厚みがあったり、サイズが大きくなります。

遠近両用ソフトコンタクトレンズ

老眼（老視）のコンタクトレンズです。遠近両用メガネはレンズの下方に手元を見るためのゾーンがあって、視線を下げて近くを見ますが、遠近両用コンタクトレンズは裸眼と同じように全方向の近くが見えるようになっています。

高含水コンタクトレンズ

含水率が50%より高いコンタクトレンズを言います。一般的に高含水コンタクトレンズの方が水分が多いため装用感がよく、眼に馴染みやすいとされています。 ただし、水分が蒸発しやすく乾きやすいため、涙が少ない方や、PC作業が多くまばたきが少なくなっている方などは乾きを感じやすい可能性があります。

低含水コンタクトレンズ

含水率が50%より低いコンタクトレンズを言います。つけ心地は高含水コンタクトレンズに比べ硬い感じをうけます。反面、乾きと汚れに強いのが低含水コンタクトレンズの特徴です。

イオン性レンズ

イオン性の素材は、酸素透過性が高く装用感がよいです。反面、非イオン性素材と比べて汚れやすく、耐久性は劣ります。

非イオン性レンズ

非イオン性レンズは、汚れにくく、耐久性に優れています。反面、非イオン性の素材は酸素透過性が低いのが特徴です。

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