フリーズドライとエアードライの違い
アスザックフーズの商品には大きく分けて
「エアードライ(熱風乾燥)」と「フリーズドライ(真空凍結乾燥)」の2種類があります。
それぞれの違いについて紹介します。
重ければ量が多い?
重ければ重いほど量が多い、と思ってしまいがちですが、乾燥食品の場合はそうとも言い切れません。
一般的に乾燥させることにより、食品の水分が減り軽くなります。
野菜の種類によって若干異なりますが、乾燥することにより、生野菜の状態から比べ約7~10分の1の重量になります。
さまざまな状態のほうれん草を10gずつお皿に乗せて比較してみました。
冷凍品は生のほうれん草をゆでたため生鮮品より水分が多く、一番かさが少なく見えます。
同じ乾燥品ですが、フリーズドライとエアードライも製造方法の違いによりかさが異なっています。
見た目・食感の違い
同じ乾燥品でも、エアードライとフリーズドライでは見た目やかさが異なります。
ほうれん草を同じサイズのお椀に入れて比較してみました。見た目の量と重さが違うのがお分かりいただけるかと思います。
乾燥食品の場合、グラム数が多ければ量も多いとは限りません。
同じ素材であっても、縮んで乾燥するか、形を保って乾燥するか、どのくらい水分量が減るかによって「かさ」が異なります。また、エアードライした素材がそのままでは硬いのに対し、フリーズドライはそのままでもふわふわした状態になっています。 なぜ同じ「乾燥」なのに違いがあるのでしょうか?その秘密は製造工程の違いにあります。
製造工程の違い
フリーズドライと、エアードライ。どちらの製法も原料を調理し乾燥させます。
大きな違いは乾燥方法にあります。
フリーズドライでは、水分が「昇華」し、エアードライでは水分は「蒸発」します。
それぞれについてもう少し詳しくみていきましょう。
▼フリーズドライの乾燥方法
▼エアードライの乾燥方法
フリーズドライでは、小さな穴が素材のあちこちに開いているため、お湯を注ぐと1分程度で復元します。
エアードライはフリーズドライよりも復元するまでに時間がかかりますが、キャベツなどの葉野菜は、歯ごたえが良く食感が楽しめます。
お客さまの用途によってどの乾燥法の製品をお使いいただくかお選びください。