羽毛布団のたたみ方と保管方法。

5月も終わり、冬用の羽毛布団から、合い掛けや肌掛けに変えていく季節です。



ふとオオサカタは思いました。

羽毛布団のたたみ方とか収納の方法ってお布団屋さんに入ってから知ったなぁ...。意外と知らんもんなんかも。



という事で、今回は羽毛布団のたたみ方、収納・保管の方法をご紹介します。

羽毛布団を買ったときに不織布でできたケースや袋に入っていると思いますが、この袋、残してもらってますか?



羽毛布団の保管には、通気性が必要不可欠。この不織布の袋が最適なのです。



まずは羽毛布団のたたみ方。



袋にちゃんと収まるたたみ方があるんです。

最初に、羽毛布団を入れる不織布の袋かケースを準備。

フタをあけて形を整え、羽毛布団を入れられるようにしておきます。



まずひろげて、裏面を上にしておきます。



品質表示ラベルが出るように、縦に三等分にたたみます。




ぎゅーっとおさえながらたたみます。



たたくと中の羽毛が傷むので、ぎゅーっとおさえるのがコツです。ぎゅーっとおさえて空気を抜けば、何とか縦に長くなってくれます。



裏返して、横に3等分します。





3等分するとサスガに手をはなすと広がるので、はしっこと下のところをまとめて握ると広がりません。それなりに握力がいりますが、2人で作業すると楽です。




袋やケースに入れる時は、品質表示ラベルが見えやすいように入れるのが、オオサカタをはじめ、スタッフの決まりです。

種類を見分けるのに、品質表示ラベルは必須です。すぐ見れると何かと便利なので、このたたみ方がおすすめです。




あとは、ぎゅーっとおさえながらファスナーを閉めます。

無理にやると、ファスナーで羽毛布団の生地をはさんでしまって傷んでしまう事があるので慎重に。



うっかり生地に穴があいたら...えらい事です。

袋に入れたら、あとは押入れに収納。

羽毛布団の上に重いものを長時間のせると、羽毛が傷むので注意。

風とおしがいいところがベストです。

閉め切ってしまう押入れなら、時々、扉を開けて、風をとおしてあげるのが良いですよ。



羽毛布団には湿気が大敵なので、押入れの湿気とりなんかもオススメです。

もし不織布の袋捨てた!という場合は、市販の布団収納袋はもちろん、風とおしのいい布でやさしくくるんでもらってもOKです。



ダニとか虫とかわいたりしないの?と聞かれる事がありますが、羽毛は高温で熱処理もされて、きれいに洗浄してあるので、羽毛から虫がわくという事はありません。

外からのダニとかが中に入って、という心配をされる事もあるのですが、羽毛布団の側生地は、羽毛が飛び出さないように高密度に織られていて、さらにダウンプルーフ加工という、生地のメをつぶす加工もされているので、ダニなどが中に入る事もありません。

そして、よくあるご質問で、布団圧縮袋を使ってもいいんですか?と聞かれます。

おすすめはできません。

できれば使わない方がいいです。



と言うのも、布団圧縮袋は、空気を抜いて、ペッタンコのかちこちにして、バンバンたたいて積み重ねて押入れに片付けるのです。

中の羽毛が傷んでしまいます。



せっかくの羽毛布団、長く使えなくなってしまうので、使わないで欲しいのがオオサカタの思いです。

あと、防虫剤についてもご質問いただきますが、使ってもらって大丈夫です。



そしてまた羽毛布団が必要な季節がやってきたら、収納袋から出して、一度ほしてから使うのがおすすめです。