shimomura farm
2013下村農園 25年度産商品ページ

下村農園の代表である下村委也さん。農家としては超若手の27歳の青年。

昨年に引き続き、「下村農園」より無農薬・無化学肥料栽培ヒノヒカリが入荷いたしました。下村農園の代表である下村委也さんはなんと若干27歳の好青年。元々全ての田んぼで除草剤一回のみの減農薬でコシヒカリ、ヒノヒカリ、ミルキークイーンなどのお米を作っておりましたが、昨年度より農薬と化学肥料を使用せずにヒノヒカリを作っていただいております。 ■ 世界有数のカルデラで行う米作り世界有数のカルデラの外枠を形成する阿蘇外輪山と阿蘇のシンボルである阿蘇山の間に広がる田園風景。「阿蘇谷」と呼ばれるこの阿蘇市平野部で下村さんはお米を栽培しております。元々は父である下村博邦さんが一農家として、代々受け継いできた田んぼで稲作を行なっておりました。

田植えの様子。植え付けの面積が広いので、休むヒマなく田植えを行う。

■ 阿蘇の若手米農家として頑張っております下村さんが下村農園の代表となったのは、大学を卒業後に阿蘇にUターンし、父から米作りを継いだ時から。以来、米農家としてこの阿蘇の地で米作りを行い、今年で早5年。現在では実に11haもの面積で水稲を栽培しております。他にもトマトやサトイモ科の花であるカラーなどを栽培しており、「50代でも若手」と言われるほど農家の高齢化が問題となっている阿蘇において、ますます元気な若手農家として存在感を知らしめております。■ 無農薬栽培の何がキツいって、除草機がけですよ栽培にあたり農薬類は一切使用しておりません。除草剤も使用しませんので、田植え後一ヶ月以内に除草機を2回かけ雑草を取り除くと共にその発生を抑制していくのですが、「この除草作業がキツい!」とは下村さんの弁。エンジン付きとはいえ、ぬかるみに足を取られながら広い水田を何十往復もしなければならない上に、切り返し時には重い除草機を担いでUターンしなけりゃいけませんからね。たとえ10代の若者だろうがヒーヒー言うと思います。
こうして下村さんは、たった一度の除草剤も使用しないという米作りががどれほど大変なことかを痛感するとともに、安全な食べ物というものどれほど尊いものであるかということを、その実を持って感じているのです。

ハウス内にズラリと並んだ苗箱。大規模農家である下村農園にとって、これはほんの一部の量。

■ 感動!!下村農園誕生秘話ちょっとこぼれ話。実は「下村農園」という名前はご自身で名乗り始めたわけではないそうで「宅配便でお米を送る際に発送伝票を見たら、なぜか送り主が“下村農園”という名前にされていた」そうで、クロネコヤマトだか佐川急便だかに勝手に命名された名前なんだそうです。

その名前を見た下村さんはこう思いました。「まぁ、いいや」

というわけで、勝手な運送会社と下村さんの柔軟な思考により見事誕生した「下村農園」。なんちゅーエピソードだと店長も思いましたけれども、でもってものはこういう些細なことから生まれてくるもんなんですよね。多分。