shimomura farm
2012下村農園 24年度産商品ページ

若き米農家が作る、無農薬・無化学肥料栽培米。

稲刈り前の田んぼを見つめる下村さん。

阿蘇市黒川地区。「下村農園」は、阿蘇谷のちょうど中央部に位置するこの田園地帯を中心に10町ほどの面積でお米を作っています。

作ってください、下村さん。
今年始めのこと。下村農園の代表である下村委也さんに我々はあるお願いをしました。
「下村さん。今年の米ですが、少しに無農薬で作ってみませんか」
ダメ元でお願いしたんですが、これが意外にもすんなりOK
実は下村さん、以前無農薬で米作りにチャレンジした経験があり(その時は除草に手が回らず失敗)、そういった「安全な米作り」に関しては元々興味があったそうです。

苗箱を軽トラックに積み込む下村さん。

二人三脚で安全なお米を広めていきましょう。
ただ、苦労して無農薬米を作ったところで、JAに売っても普通のお米と同じ金額でしか買ってもらえず、じゃあ自分でお客さんを見つけて直接売るかといったら、そんなヒマもない

というわけで手をこまねいていたところ、無農薬米を作ってもらえる農家を探していた当店のニーズピッタリ一致。じゃあ作りましょう、と二つ返事で承諾していただけたわけです。

とにかく大変だったみたいです、除草作業。
しかし、以前無農薬米に挑戦した時には除草に失敗した経験をもつ下村さん、除草がどれだけ大変なのかは身にしみています。いくら下村さんが26才の体力バリバリの若者といえど、おいそれと除草作業がこなせるわけではありません。

「除草作業は・・・どうでした?」と聞いた私に一言、「めちゃくちゃ大変でした」
分かります。私も今年は3回くらい除草機押しましたから。足にクるんですよね、足に。

運んできた苗箱をハウスに並べる下村さん。

少し水害にやられました。
7月に阿蘇を襲った九州北部豪雨による水害で田んぼに土砂や流木が流れこんできたので収穫量は減ってしまいましたが、それでも懸命な除草作業の甲斐あって雑草も少なく、とても立派な稲が出来ました。

次世代を担う、若き米農家です。
農薬は一切使用せず、肥料は無化学の有機堆肥のみ使用した、下村農園のヒノヒカリ。これからの日本の有機農業を担う若き米農家、下村委也さんの作った無農薬・無化学肥料栽培米の味と情熱を、どうぞご堪能くださいまし。

  • 一家総出で苗箱に籾を撒いていく。
  • ハウス内に並べられた苗箱。
  • 田植えする下村さん。