Matsuko Goto
2012後藤松子さん 24年度産商品ページ

BMW堆肥を使った安全と環境に配慮した米作り。

稲刈り前の後藤さんのヒノヒカリ。

9月下旬。この時期、お米の乾燥や籾摺りを行う南阿蘇村のライスセンターはフル稼働。次々に刈り取られた米が持ち込まれ、大型の乾燥機に投入されていきます。この時期は24時間稼働しているので、朝番と遅番の当番制で管理しているんだとか。

最も陽の光を浴びて育つお米。
そのライスセンターの目と鼻の先にある田んぼにまだ稲刈り前の田んぼがありました。稲の品種はどうやら「ヒノヒカリ」のようです。
他の品種に比べて刈り取り時期が遅い分、たっぷり太陽を浴びることができるヒノヒカリは九州での栽培に最も適したお米とされ、ここ南阿蘇村でも多くの農家がこの品種を栽培しております。

後藤さんの田んぼ。後ろには阿蘇山が見える。

減農薬&BMW技術を使った堆肥、「牛若丸」。
その田んぼでヒノヒカリを作っているのは後藤松子さん・広子さん親子です。
後藤さん親子は4年前に熊本県よりエコファーマーの認定を受け、それからずっと「農薬は除草剤一回のみ使用」「肥料は化学肥料を半分以下に減らし、有機肥料の配分を高める」という、減農薬・減化学肥料栽培でお米を作っております。
使用している堆肥は南阿蘇有機肥料センターで製造されている、BMW(バクテリアミネラルウォーター)技術を使った堆肥「牛若丸」で、この肥料は微生物の活性化させることにより田んぼの化学物質を分解させる、といった環境的な側面も持ちあわせているのです。

村の支援と、生産者の安全への意識の高さ。
南阿蘇村でお米の無農薬栽培や減農薬栽培が盛んに行われている理由に、行政が積極的に有機栽培を支援しているというのもありますが、やはり一番の理由は「農家の安全に対する意識の高さ」です。後藤松子さんのような、一見すると普通のオバちゃんですら「んなもん農薬やら化学肥料はできるだけ使わんほうがいいに決まっとるタイ」と語るんですから。
他の地域じゃそうはいきません。今まで通りの農業にドップリ浸かってますからね。

  • 田んぼを見つめる後藤松子さん。
  • 畦に咲く彼岸花。
  • 後藤さんちのワンちゃん。