01
革製品の取り扱いについて
LEATHER GOODS CAUTION
asoで取り扱っている革製品は加工法によって様々な種類があります。
生まれ持った革の表情を個性として楽しみ、長くお使いいただけるように、あらかじめ革製品に関する注意点をまとめておりますので、必ずご確認ください。
02

革の種類と特徴について
原皮(加工前の状態)は商品になったときの革の性質の違いを決定する主な要因で、その年齢(大きさ)によって細かくわけられます。
03
唯一無二の革の表情
革の個性について
革の表面には、動物の肌に持つシワやキズなどがそのまま残され、独特の模様を作り出しており、どれ一つとして同じものはないたった一つの特別なものです。これは本革の証であり革好きの方を魅了するところでもあります。
①トラ
首から背中にかけて出来る皮のタルミ(シワ)が縞模様になって入ります。
色の濃淡がアクセントとなって、ワイルドな雰囲気を演出してくれます。
②シミ・ほくろ 
人間と同じように牛の肌にもほくろ、シミ、虫に刺された跡などがあり、そこの部分に色染めの際の染料が寄って色ムラがでることもあります。
③血筋
牛の生きた証でもある血管の痕が革の表側だけでなく、床革にも現れ、独特の表情を演出します。
2つとして同じ物がない革本来の風合いを楽しめます。
④キズ  
牛同士の喧嘩や藪や柵で引っ掻いた怪我の跡が傷痕として革の表面に出ます。
自然の中で力強く生きた証でもあります。
⑤ピンホール 
部位によってはごくわずか毛穴の跡が表面に存在します。
これは過剰に表面加工を行わない素あげ(ナユラル)の際にしばしば見られます。
⑥染めムラ 
部位によって革の繊維質が異なるので、染色をすると模様のように濃淡が出ます。革らしい美しい表情とも言えます。
[ご購入前に必ずご確認ください]
革製品は天然の素材を使用しておりますので、革の個性による返品などはお受けいたしかねます。予めご了承の上お買い求めいただくようお願いいたします。
 
04
仕上げ加工による
革の表情の違い
同じ革でも最後の加工次第で自然な風合いになるもの、防水や耐久性をもたせたものになるなど様々です。代表的な加工方法と商品をご紹介します。
[素上げ加工]
革表面のキズや血筋といった動物の生きた証を塗料などで塗り隠さない方法で仕上げる「素上げ」は、時として染色時の染めムラや斑点、キズが表情として素材に現れます。革本来の風合いを楽しみたい方におすすめです。
素上げが特徴の松岡皮革シリーズ 素上げの姫路ブックカバー
[吟スリ加工・ガラスコーティング加工]
銀面(本来の動物皮)に対して、仕上げ前にサンドペーパーなどで表面を整えて均一にした加工方法。商品にフォーマルな印象を与えます。
吟スリ加工のダレスバッグ ガラスコーティング加工のダレスバッグ
[スエード加工]
革の床面(表面がついていない面=裏面)をバフィングしてベルベット状の毛羽を持つように起毛仕上げした革。触り心地の良さと上品な仕上がりが特徴です。
スエード加工のポーチ スエード加工のラウンドウォレット
 
05
革のスペシャリスト
レザーソムリエ
皮革や革製品について一定の知識を持ち、一般社団法人 「日本皮革産業連合会」が主催する検定試験に合格したものが与えられる称号であり、革素材に関する知識であったり、お手入れの方法などに悩むお客様をお手伝いする専門のアドバイザーです。
革のスペシャリスト「レザーソムリエ」は皮革や革製品について一定の知識を有するアドバイザーです。
当店にはレザーソムリエが3名在籍しております。
ご購入前に素材について詳しく知りたい、長く使っていけるように日々のメンテナンスについて教えて欲しいなど、お客様の疑問点にお応えします。