裄丈
裄は袖巾と肩巾の合計になります。
袖巾は袖付けから袖口までの寸法になります。
肩巾は背中心から袖付けまでの寸法ですが、この時 採寸に注意が必要になります。
と言うのは・・・・
裄の長い方の場合には肩山の部分を最も長く採り、身八つ口まで斜めに巾を狭くなるように仕立てることがあります。
つまり、肩山の折れ目の部分が最も長くなるように仕立ててあるということなんです。
ですから、当然 採寸はその最も長い肩山の折れ目のところで測る必要があります。
矢印の間の寸法が肩巾
そうすると、今度は衿付けがありますから、背縫いの部分は肩山の線上には来ないことになります。
採寸は肩山の折れ目の延長線と背縫いの延長線の交差するところから袖付けまでの寸法を測ることになります。
衿付けと背縫いのT字の交点から↓この画像のように袖口まで真っ直ぐに測ってしまうのは実際の裄より若干長くなってしまうため、厳密にはNGです。
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