裄 ゆき

■背縫いの衿付けから袖口までの長さ■
腕の長さに反映される寸法です。

腕を身体から約45度の角度に広げ、真っ直ぐ延ばしてメジャーで首の後ろのグリグリ(第7頸椎)から肩の骨で一度止めて、手首のくるぶしまでを直線で測って下さい。

又、着物からの採寸の場合は、袖巾・肩巾も必ず、表記下さい。

    〔表記の仕方〕
  • 裄:○○尺○○寸○○分:袖巾○○寸○○分・肩巾○○寸○○分
    裄=袖巾+肩巾となります。
  • 又は○○cm○○mm:袖巾○○cm○○mm・肩巾○○cm○○mm
お手持ちの着物と同寸法で仕立てる場合、
画像で示されている部分の長さをお測り下さい。

備考:
お手持ちの長襦袢の裄の振り分けもご確認下さい。
生地の幅に余裕がある場合は肩幅よりも袖幅を5分ほど広く仕立てるのが通常です。
合わせていただく長襦袢との裄の降り分けが違いますと、着用時に袖口・振りから襦袢の生地が出てきてしまうという不都合が発生する恐れがございます。
仕立屋さんによっては裄:1尺7寸の場合、袖巾:8寸5分・肩巾:8寸5分で仕立てているケースもございますので注意が必要です。

裄の長さによる袖巾・肩巾の一般的な振り分けを下記に示してございます。
ご参考にして下さい。

振り分け
袖巾 肩巾
 1尺6寸5分 (62cm6mm)  8寸5分 (32cm3mm)  8寸0分 (30cm3mm)
 1尺7寸0分 (64cm5mm)  8寸8分 (33cm4mm)  8寸2分 (31cm1mm)
 1尺7寸5分 (66cm4mm)  9寸0分 (34cm1mm)  8寸5分 (32cm3mm)
 1尺8寸0分 (68cm3mm)  9寸0分 (34cm1mm)  9寸0分 (34cm1mm)
 1尺8寸0分 以上 通常の生地巾では、出来ませんので、
1尺8寸で仕立てます


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