森の妖精コルミッコに逢ってきました。

  • 遠い遠い北の国にいる「コルミッコ」が新潟に来ているらしいので、新潟の大沢山まで逢いに行ってきました。

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- コルミッコ -

「コルミッコ」?聞きなれない言葉ですが、実はトロール(妖精)の事なんです。 遠い遠い北の森に住んでいる妖精「コルミッコ」は年に一度、クリスマスにみんなに幸せを届けに森からやって来ます。

北欧に伝わるそんな物語を背景に始まったチャリティープロジェクトが「Kolmikko ニットカフェ」。



実はコルミッコって【ピュアウール!】で編まれた編みぐるみ。思い思いに編まれた世界に一つだけの妖精達なのです。

完成したkolmikkoたちは、12月のクリスマスシーズンにチャリティー販売し、売上金を2011年の東日本大震災で被災した町と子どもたちの未来への支援として寄付します。


可愛い妖精たちの編み方を教えてもらい、美味しいスイーツやドリンクのティータイムもある「Kolmikko ニットカフェ」。そのチャリティープロジェクトに参加して来ました。

優しい陽だまりの中での開催です。

思い思いに好きな糸を選び、オリジナリティー溢れるコルミッコ作りの始まりです。

料理研究家・フードコーディネーターの松田美智子先生が中心になって行っているこのイベントは、お子さんの参加も大歓迎! また編み物が初めて、編みぐるみを作るのがはじめて、という方には個別でスタッフの方が丁寧にお教えてくださいます。

プロジェクトの基本は、編む・出会う・届けるの3つ。どなたでも参加して編むことができます。そしてニットカフェを通して手仕事の喜び、誰かのために作る喜びを共有します。

思い思いに心を込めて編んだ編みぐるみを、京都のハイアットリージェンシー・箱根本箱(この夏箱根にオープンした自遊人が経営する宿)などのホテルのクリスマスツリーに飾り、気に入ったコルミッコを¥2000で購入していただくシステムで、その収益を寄付するという考えにとても共鳴しました。

買っていただいたコルミッコにはバックナンバーが付けられ、大切にどなたかの手に渡ります。

素晴らしい宿に生まれ変わった里山十帖の外観。

開催された所は新潟県の大沢山温泉にある素敵なお宿「里山十帖」。古い宿を雑誌社自遊人が買い取りリノベーション。運営でも成果を上げている注目のお宿です。そちらのダイニングをお借りして、20名以上の参加で盛り上がりました。

フードディレクター・シェフ桑木野(くわきの)さんの手掛けるディスプレーが可愛く圧巻です。

美味しそうなケーキの数々。

一口サイズのプチケーキや、クッキーなど20種類近くが振舞われました。

オレンジタルトと紅葉型クッキーの数々。

全てオーガニック、白砂糖は使わない優しい味のスイーツは、編み物の合間に行われたプチヨガと共にティータイムでいただきました。

出来上がったった世界に一つだけのコルミッコ達。売れなかったらどうしよう…なんて心配が若干ありますが、四苦八苦しながらも、出来上がってみると手放すのが惜しくなる、愛おしいコルミッコになってくれました。

大切にしてくれる人のところに羽ばたいて、幸せを届けておくれ!

文:カオル