台風24号の爪痕

  • コバリラボのシンボル『松の木』が真っ二つに折れました。

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- 台風24号の爪痕 -

ちょっとした事件です!

10月1日の朝、出社してみると・・・・・

昨晩の台風があまりにも凄すぎて、コバリラボのことが気になって、気になって、早々と朝6時には家を出た店長。
私が車を入れようとすると「入れないよー」と箒片手に店長が立っていました。

コバリラボのシンボル『松の木』が真っ二つに折れ、出入り口をふさいでしまっていたのです。

なんと・・・樹齢100年近い大木です。

コバリラボに向かう途中も折れた枝が散乱し、台風がいかに強く大きかったか感じていましたが、 「ん?なんかいつもと違う風景」と感じていたのはこの松だったのです。

森の中にひときわ高くどこから見ても目印になっていたので、シンボルツリーと呼ぶようになったのですが、その松が景色から消えてしまったわけです。

松の木の先端部分があと少しで、古民家の壁に穴をあけるところでした。

入り口をふさぐように飛び散った木が散乱し、電線まで巻き込まれてます。
地面一面にマツボックリが落ちていて、歩くのもやっと。

電車通勤組は遅延のあげく、来てビックリ!

出社したスタッフと比べていただくと倒れた木の大きさがわかりますよね。
こんな大木が地上10メートルほどで半分に折れてしまったわけです。

(ここから折れたのか・・・)
どこから手を付けていいのか、しばし沈黙が続きましたが、
とりあえず営業ができるように動線を確保しないと、配送業務ができない。


配送ができないのは、私たちにとって致命傷です。

周りの倒木の除去から始め、やっと松の本体にたどり着き、網の目のようにからみついている蔦を取り払う作業に入れました。

日当たりの良い木の上部は蔦に覆われていて、強風に巻き込まれ重みで折れてしまったのかもしれません。共存している松と蔦。




若手スタッフがチェーンソウで蔦を切り落していき、少しづつ松の木の全貌がわかってきました。

直径15センチほどの枝の年輪だけでも樹齢20年はあります。
幹は直径1メートル以上はゆうにあるので、いったい樹齢何年くらいなのでしょう。

伐採した小枝は焼却炉で燃やし、ずいぶん片付きました。
倒れる方向が少しでもずれていたら、古民家やお隣さんの家に被害が出ていたと思うと...
空き地に倒れた松の木を、コバリラボ思いだと愛おしくすら思うのです。

あまりに立派な縦長のマツボックリはクリスマスシーズンに役立ちそうなので集めてみました。

ご近所の方が(日本の松じゃないよ)と教えてくれたので調べてみると、どうもエッセンシャルオイルの原料にもなるヨーロッパアカマツかゴヨウマツのようです。
松の種類によってマツボックリにもいろいろあるんですね。


コバリラボには昔ながらのご近所付き合いが残っていて、近隣のおじいちゃん、おばあちゃんからいろいろ教わります。なんかほっこりします。


何とかここまで・・・きれいにできました。


在りし日の松。

倒れた松の木は今後乾燥させ、コバリラボを語る何かに変わることでしょう。
いつかトランスフォームした松のお話をこのstoryでお話しますね。



日本中災害が続く昨今。出来たらこんなことはもう起きてほしくありません。

文:カオル