VOL.313
 尾上レポート!ラリーモンゴリア2008!その1

皆さんこんばんは。今回のメルマガは、この8月にモンゴルで開催された、ラリーモンゴリア2008に参戦したチームアピオのラリードライバー尾上茂のレポートをお送りいたします!

菅原、尾上のジムニーバトル「敵に塩を送る」
2008年8月15日 尾上 茂

TEAM APIO菅原、尾上は毎日チームメイトなのに激しいバトルを繰り返していた。毎日2〜3分の僅差だ。一回ミスコースでもしたら大変、どちらが後方になってもジムニーの限界速度で追いかけるんだ。
レースなんだからいくらチームメートでもお互いに敵、スタート前2人で「途中スタックしたって故障したって命に関わるような事が無ければ助けない。正に命をかけたレースなんだから!」と約束した。

私のジムニーはダートで最大120km/hまで出る。菅原号は110km/hがやっととの事。私の方が5日目まで16分勝っていた。
菅原さん曰く「尾上ジムニーは何かエンジンをいじってるだろう、ターボが2つついてんじゃね〜かい?いつも速度でぶっちぎられるんだから〜・・!」

確かに私のジムニーの方が早いのは事実だった!しかし、同じ車で速度が明らかに違うのは何故か? 
私が指摘したのは、

1)エンジンオイルの選定ミス。
私が5W30・ROADWINエンジンオイル、菅原さんが10W40・スノコオイル。

2)タイヤの選択とエヤー圧の設定ミス。
尾上はジオランダー185-16MTエヤー圧冷間1.5k。菅原さんはダンロップMT2 195-16 圧冷間1.1kと乗り心地重視の低圧設定。

尾上:ジオランダーMT+・185-16

菅原:ダンロップMT2・195-16

この両車のパターン見てくれ。どう考えてもMT2の方が路面抵抗が多い、それとエヤー圧が低過ぎデューンでは良いがダートでは抵抗が多すぎる。外径も195サイズと大きい。

と、私やジオランダーの開発も手がけた今回参戦の塙選手と指摘!

私はROADWINエンジンオイルの開発でジムニーに最適なオイルを作った。その時の他製品のフリクションロスがあまりにも大きくパワーが出ないことを勉強した。殆んどのオイルが軽自動車用でなく高馬力の大きいエンジン用なんだ。
こんな時敵の車が遅い方が私にとっては有利になるのは当たり前、しかし「ないしょで何かやってんだろう?」なんて言はれりゃ黙っている訳には行かない。

その時菅原号のオイルは既にスノコ10W40新品に交換されていた。だが私はスペアーのROADWIN エンジンオイルを贈呈!フィルターを含め即取替え。タイヤもエヤー圧を冷間で1.4kにアップ、対策が素早い!

そして次から菅原号の速いこと速いこと、参った!

昨年のNHK大河ドラマ「風林火山」でおなじみの上杉謙信が、塩不足に悩む宿敵「武田信玄」に塩を送って助けたと言われている。
正に今回も宿敵に塩を送った感じだ・・!

おかげ様で大変感謝されウイスキーを1本頂いたり、レース終了後たらふくご馳走になれた。

この続きはまた明日・・・!

このメールマガジンは、【アピオ楽天市場店】で、過去にお買い物をしていただいた皆さまや、プレゼント応募、資料請求等を御利用いただいた皆さまにお送りさせていただいております。
Copyright (C) By Apio IncorporatedAll rights reserved.