シャワーやジョーロを使って、やさしくたっぷりとあげましょう。

鉢の下からあふれ出るくらいあげます。余分水は10分程できれます。受け皿に水を溜めないようにします。

そうしたら外に出して日光浴をさせてあげましょう。夏期の直射日光は避けてください。

花物には、直接花びらに水をかけないようにしましょう。松柏類にはキリフキで葉水を与えてあげてください。

枝葉が徒長し姿が乱れているようでしたら、剪定をしてください。

 上手に水やり Point

夏期は朝晩2回、冬期は朝1回を目安に与えてください。夏期日中は器の中の温度が上昇して根を傷めてしまったり冬期の夕方以降は凍りつきの原因にもなりますので、その時間帯の水やりはできるだけ避けてください。

メリハリをつけた水やりを。風通しの悪い場所に置けばあまり水がなくならないもの、いつもジトジトしていたら根腐れやカビが生えたり、病気の原因になります。たまに外に出したり、鉢を置く環境を考え、「乾いたらあげる」を心がけてください。

苔は一度乾いてしまうと水をはじくことがあります。すると土にまで水が浸透しなくなり、植物が水枯れしてしまいます。そんなときはしばらく(1分間くらい)水をかけてあげましょう。 苔の表面を手で触りながら、やわらかく、みずみずしくなるまでかけ続けてください。

キリフキはあくまでも、苔に保水をするものと考えてください。水をあげるときは鉢底穴からあふれ出すくらいたっぷりと与えてください。そうすることによって土の中の空気を循環させ、土が浄化されて根が活性化されます。

花物には、花びらに水をかけないようにしましょう。花びらが落ちたり、花が腐ってしまう場合があります。

  上手に剪定 Point

春や初夏にもみじなどが葉を出す時期は、日光が不十分だと徒長しやすくなります。よく日に当ててあげましょう。

剪定するときは枝を根元から切らずに1センチほど残して切ります。根元から切るとそこから枯れ込むおそれがあります。残った部分はしばらくすると手で簡単にとれます。

せっかくの可愛い植物たちも環境が悪ければ病気になってしまいます。また病気になったからといって
薬剤に頼りすぎるのも考えようです。病気の発生要因と日常の管理の注意点を挙げてみました。

・こんなとき病気が発生しやすくなります

1.土の排水性がよくない。
2.葉や茎が茂りすぎて密植状態になっている。
3.病気の株が周りにある。
4.土ではなく葉の上から水やりをしている。
5.一部の葉や茎が病気になっている。
6.以前に病気になった株が植えてあった土に、消毒をしないで新しい株を植えた。

・日常の管理での注意点と除去方法

1.土の排水性をよくする。古くなると土は潰れたりして排水性が悪くなります。植え替えてください。
2.茂りすぎた葉や茎を取り除いて密植状態を避けてください。取り方によって新しい景色も楽しめます。
3.病気の株は度合いによっては土と共に処分してください。
4.なるべく葉の上から水やりをしないでください。病気によっては伝染してしまいます。また、葉の上の水滴が
 レンズになり日光で葉焼けを起こしたり、空調により植物が弱ってしまうおそれがあります。
5.病気の葉や茎は摘み取ってください。早期発見早期解決、広がる前に摘み取りましょう。
6.病気の発生した土には株を植えないか、土の消毒をしてください。

・風通し
・土の水はけ
 この2点に注意して管理してあげてください。



品品の植物は多年草です。毎年楽しめます。
季節で枯れても根が生きていますので、水をあげ忘れないでください。乾いたらあげるくらいで十分です。