青畳工房製デニムマット畳!

なんとい草などの畳表を使わずにジーパンなどのズボンを作ったりするデニム生地を代わりに使った新感覚の置き畳です!いやデニムマットというべきでしょうか?

でも畳屋の当店が作ってるんだし、デニムマット畳とでもしときますかw

畳として使えそうな国産デニム生地を探してました

実は以前からデニム生地を畳にと思っていて、生地の製造元など出所がはっきりしていてなおかつ色移りし難いデニム生地を探しておりました。

これがなかなか見つからなくて諦めかけてた時に、某経済系テレビ番組にて今回の生地とそのメーカーさんが紹介されていました。

そのメーカーさんは

(株)ジャパンブルーさん



岡山県倉敷市のデニムメーカーとしても知る人ぞ知るメーカーさんです。この会社名を聞いたこと無くとも桃太郎ジーンズと言えば聞いたことがある人も多いと思います。そのブランドを主に事業を拡大された会社さんなのです。

実は一度は。。断られてしまいました

TV番組でこの会社を知ってから色々と悩みました。

こんな有名な会社がただの畳屋の願いを聞いてくれてデニム生地を当店に卸してくれるのだろうか、、、。

そんなことを考えなかなか最初の一歩が踏み出せませんでした。

といつまでも二の足を踏み続ける畳マンではないのである日思い立ちジャパンブルーさんへ取り扱いたいという思いの丈を乗せたメールを送信。

焦りすぎて思いの伝え方が良くなかったのか商談を断られてしまいました。。

しかし頂いたメールを読み返してみると私とご担当者様に意思の相違があったかもしれないという文節があったので、時間を開け、もう一度文言をよく考えて再度問い合わせ。

すると、なんと了承を頂きました!

早速、少しばかりですが生地を発注させていただきました。

なかなか製作段階にいけなかった

デニムが届くのを今か今かとワクワクしてた畳マン六代目、しかし在庫が無くしばらく納品まで時間がかかるということで一月半ら2ヶ月弱待ちに待ちました。

ようやくデニム生地が届いた頃は畳替えなど他の仕事が忙しくなかなか新製品のデニムマット畳に手をつけられない状態に。。

(株)ジャパンブルーさんを訪問!



そんな中、メールでやり取りした際にもう一つ伝えていた、

「生地の製織工場を見学させてください!」

という畳マン六代目の我儘を快く受けてくれた(株)ジャパンブルーさん。

善は急げ!との思いで、デニム畳の製作前に畳マンの本拠地九州は佐賀県から岡山県倉敷市まで高速を使い、車で行ってきました!

倉敷市は畳と縁が深く何度も行ったことがあり若干の土地勘があります。畳の材料である畳縁メーカーさんも数社あるところ。

まさに繊維の街、織物の街なんです畳縁、畳表もいわば織物です。

まず会社に伺わせていただき、担当者の方とお話し、畳マン六代目の考える商品の構想などお話しさせていただき、今回のデニム生地の可能性を詳しく聞かせていただきました。

デニムの製織工場へ案内をしてもらうとこんな看板が!

あの有名な桃太郎ジーンズだ!!ちょっとテンション上がるw

なんとここが工場になってまして、昔は直営のショップだったそうです。

さらにテンションを上げたのがこの古い看板!

かなり錆びてますけど昔の桃太郎ジーンズの看板!なんかこういうの歴史感じてワクワクしますよねw

そして工場見学へ。

工場の中は畳表や畳縁の織機とは比べ物にならないくらいの物凄い騒音!!!

工場で働いている方も耳を守るためでしょう、耳にイヤホンをしてありました。イヤホンをしていなくとも耳元で話しかけても聞こえないレベルのけたたましい音です。

やっぱり丈夫で幅もあるデニム生地を織るということはそれなりの音がするものですね!

こんな大きな織機がずらっと並んで延々と活発に動いてました。

織られていく様は畳ヘリも畳表もですけどなんとも面白い!

畳縁や畳表で織機はよくみてたのでデニムの織機も構造やなんとなく動きの意味が理解できました。

もっともっと織りが早い機械も別工場にあるらしいのですが、ビンテージはこの工場。織機の織りの速度も年代も違うそうです。

畳マン六代目のために貴重な時間を割いていただき本当にありがとうございました!!



デニムマットの置き畳はインテリア性も抜群!

畳表で縁無し畳を作った場合、縦横と向きを変えて敷き詰めると光の具合で色が変わって見えるのですが、さすがにデニム生地は織りに立体感はないから無理だろう。

そう思ってたんですが全然違いました。デニム生地でも向きを変えるだけでかなり色味が変わります!!

今回仕入れたデニム生地は2色。

しかし、この三つを比べてみてください。

敷いたデニムマット畳の向きを色々変えてみるだけでこんなにもイメージが変わります!

これは1色3枚づつの計6枚を向きを変えて写真を撮ったものです。

これが2色しか生地を使っていないって思われないかもしれませんね!

向き次第で思いっきりインテリアのデザインが変わります。

仮に1色の6枚敷きでも互い違いに向きを変えることで十分に市松敷きを楽しめると思います!

感触も程よい柔らかさで、カーペットとは違う畳に近い風合いを楽しめるものになっております。

裏面は滑り止め加工済み

当店の置き畳は全て裏面に不織布の滑り止めを全面に貼っております。

もちろんこのデニムマット畳にも。

この滑り止めは皆さんが驚くほど効きます!

そうそう動くことはありません。

小さなお子様が走り回ってもズレたことで転んだりせず安心です。

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