テーブルや棚、バルコニーの手すりの高さを合わせて、ベッドに横たわったままでも全てのものが目の高さになるような工夫や、クローゼットの木材に薄く入った直線が積み上げた外壁の石をイメージしていたり、建物を見ればライトが相当な完璧主義者だったことが窺えます。個人的には、その完璧主義は変質的なほどのこだわりに見えましたが、天才というのはどこかこんなものなんでしょうか。とにかく、建物のどこを見てもただ感心するばかりです。
落水荘は、もともとデパートのオーナーカウフマンが別荘とした作った家。建物内には、ピカソの絵やティファニーの照明など、デザインやアート好きの人にとっては本当に天国みたいな場所です。 |