熊本の食文化

熊本の食文化を御紹介します。

ここでは、熊本をもっと知ってもうらうために、まず熊本を代表する「味」をご紹介します。
すでに有名な「馬刺」や「からし蓮根」などもありますが、春雨をつかった「太平燕」、さつま芋を使った「いきなりだんご」など、おいしい名産品がたくさんあります!
少しずつ追加していきますので、季節の変わり目にはぜひお立ち寄りください。

紹介メニュー

  • 馬刺
  • からし蓮根
  • 太平燕
  • いきなり団子
  • 阿蘇高菜漬け
  • だご汁

etc

水

熊本の水がおいしい理由

熊本は「水がおいしい」とよく言われます。おいしい水研究会でも、熊本の“水道水”が「おいしい水ベスト3」にも入るほど。それは熊本市の飲料水が地下水100%で賄われているから。
地下水は天然のミネラルウォーターと変わりはありません。阿蘇山一帯に降り注いだ雨が何十年もの間に、自然の力でろ過されます。その水は地下をゆっくり有 明海に向かって流れています。その伏流水は、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが、ほどよく溶け込んだこの豊かな「水」となり、熊本を育んでいま す。

「刺身」で食べられる新鮮さ!

熊本なら馬刺し!といわれるほどの郷土料理の代表格。もちろん生で食しますが、臭みなどのクセがないので、初めての人でも抵抗なく食べられています。
低カロリー高たんぱく、肉質の軟らかさに加え、噛むほどに甘さを感じられるのも特徴です。馬刺しを食べるようになった由来はいろいろありますが、その一つ をご紹介しましょう。明治時代、西南の役でのこと。熊本城に篭城し、食糧がなくなっていく折、人間のみならず場内にいた馬たちも亡くなっていきました。そ のとき非常手段として死んでいった馬を食してみたことが始まりとも言われています。以来、生き残った兵士らから伝わり、今では県内のスーパーでも普通に買 うことができます。

ばさし
からしれんこん

殿様の健康を気遣う食として

シャキシャキした蓮根の食感とツーンとくる辛子味噌の風味があとを引くのが、熊本名物からし蓮根(れんこん)。生まれたきっかけは、初代肥後藩主である細川忠利公に滋養をつけさせる為だったと伝えられています。
忠利公は体が弱かったため、元気をつけるのに蓮根がいいといわれていましたが、これを拒み、なんとか食べてもらうために試行錯誤し、辛子味噌を蓮根の穴に 埋め込んで加工したところ喜んでお召し上がりになられたとか。また「からし蓮根」の切り口は細川家の家紋「九曜の紋」に似ていることから、作り方は門外不 出とされ、庶民に食べられるようになったのは、明治維新以降だそうです。