【整理収納アドバイザーのお片付けノート 】お洗濯をラクに~後編~

【整理収納アドバイザーのお片付けノート 】お洗濯をラクに~後編~

洗濯は、毎日の天候によって左右される家事。
雨が降れば、部屋干しに切り替えなければいけないし、乾きが悪いとサイクルが乱れてしまう。それに、家族の人数によっても、かかる時間が大きく変わる家事の一つでもありますよね。
これからの時期は特に、部屋干し、生乾きのニオイ、シミぬき…と、いつもと違う朝家事メニューに手こずってしまいます。

雨の日も、晴れの日も。
洗濯物がどーん!と多い日だって、泥んこまみれの日だって。
お天気に振り回されない仕組みをつくれば、きっと大丈夫。
前編に引き続き、お洗濯をラクにする、暮らしのヒントをお話しします。



■機械に上手に頼る


わが家はドラム式を愛用。
お天気が悪い日は、遠慮なく、乾燥機や浴室乾燥機に頼ります。
家族が多いわが家は、9?対応の洗濯機がパンパン。
忙しい朝…。
雲行きの怪しい天気…。
イレギュラーなお洗濯事件に巻き込まれるのは避けたい!

そんな日は、
・1回目はいつも通りのお洗濯 
 → 衣類だけ浴室に干す → 浴室乾燥機におまかせ
・2回目は洗い終わったタオルだけを洗濯機にれ戻す
 → 乾燥機能におまかせ

夕方帰宅すると、洗濯機の中のタオルはふかふかに仕上がっていて、あとは畳むだけ。
なんてラクチン!

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ドラム式洗濯機の上は、いつも何も置かないように。
ふかふかに仕上がったタオルをそのままそこで畳める作業スペースになります。
タオルだけ、というのがラクチンな秘訣なのかも。

「雨で家じゅう洗濯物だらけ…」
とストレスに思っていたお洗濯が、
「雨の日くらい、お洗濯は機械にまかせよう?」
というポジティブな家事に変わりました。

上手に機械に頼って忙しい自分を助けます。
家事が2倍になる雨の日にだって負けません!


■泥汚れやシミにだって負けない


子供たちの衣類の泥汚れ、汗ジミなど、この季節ならではのお洗濯事件にも動じません。
+αのお手入れをサクッとできるように、ランドリーコーナーは収納で工夫。

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ドラム式の洗濯機の横に、マグネット式フックで洗濯ネットを引っ掛け収納しています。
脱いだ服をその場でネットに入れて投げ込めるように。
子供たちが給食マスクを持ち帰ったら、自分で洗濯機に入れられる高さに設置しました。
自分のことは自分でできるように。
収納でサポートします。

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お気に入りの洗濯板は、洗面所からサッと手を伸ばせば届く位置に置いています。
洗濯板で汚れをゴシゴシ。

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頑固な食べこぼしのシミ用の泡スプレーも。
ついてしまったシミや汚れも、すぐに落とせばキレイに落とせます。

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漬け置き洗い用のたらいも、後ろの洗面収納に。
トイレトレーニング中の末っ子のパンツも、漬け置きしてから洗濯機に!

面倒だなぁ…。と思う作業ほど、取り出すまでの時間をかけないよう、すぐに手が届く場所に置くようにしています。
ランドリースペースはは狭くてデメリットを多く感じる部分ですが、あえてそれを生かしてみる、というのも収納のおもしろいところ。
狭い場所だからこそ、すぐに手が届くメリットがあるのだと思います。


■省ける動作を見つける


「お洗濯の中で省ける作業はないかな?」
という点に目を付けます。
例えば、パジャマは人前で着るものではないし、ピシッと畳まなくてもいい。
きれいに引き出しに収める必要はないのかも。
そう割り切ってから、いつからかわが家に「パジャマかご」という収納ジャンルができました。

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お風呂の脱衣所にいつも置いてある「パジャマかご」。
家族全員分のパジャマをくるくるっと丸めて、ここにポイッと収納しています。
パジャマを2日続けて着る時は、子供たちも脱いだらくるくるっと丸めてここに入れてくれるように。

こんなふうに、少しラクをできる作業を見つけて増やしていきます。
きれいピシッと畳むより、お洗濯にかかる時間をちょっと短縮。
作業そのものも簡単なので、家族にも協力を得やすい。
合間家事にもシフトしていけるようになりますよ。


毎日欠かせない家事、お洗濯。
家じゅうをあっちに行ったり、こっちに行ったり…と、動き回る大きな作業のようにも思いますが、見方を変えてみれば工夫できるところがたくさん。
中には、洗濯物全部まとめて乾燥機にお任せ!という友人も。
暮らしの数だけ工夫は無数なのですね。
だから暮らしはおもしろい、そう思うのです。

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