カーペット 暮らしに役立つ情報 お手入れ方法

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  床材のお手入れポイントは、何といっても「どんな素材が使われているのか」を
 知ることから始まります。
 床材の種類はさまざま、使う場所によっても汚れ方が違うので、まずは
 「どこの場所の?」、「どんな汚れ?」を見極めて適切な対処をしていきましょう。
 メンテナンスの目的は、「キレイを保つことだけでなく、素材そものもを長持ちさせる
 ことにつながる」ということ。それは、日頃から簡単なお手入れをすることで、面倒な
 大掃除をしなくても、いつでも美しく清潔な部屋づくりを導き、毎日を過ごす大切な
 場所をキレイにしたい気持ちは、それだけでエコ生活につながっていくのです。

 ⇒ カーペット・ラグ       ⇒ クッションフロア・ノンスキッド



  カーペットは、家具や住まいを引き立たせる大切なインテリアです。 他の床材と比べると、お手入れが楽でメンテナンス
  費用が経済的なうえ、丁寧に扱えば20年から25年の耐久性があります。
  いたわればいたわるほど、愛着もわいてくるというものですね。  カーペットをいつまでも美しく、衛生的に保つ秘訣は、
  やはりまめに掃除機をかけること。いつも清潔な美しいカーペットで、毎日を快適に過ごしましょう。



 何といっても掃除機が大活躍します。掃除機がけがふだんのお手入れの基本です。
 毎日は大変という方も、かけるときには丁寧にかけることを心掛けてみてください。


掃除機で押さえつけたり、ドンドンと叩いたりするのは逆効果。
かえってホコリが取れにくくなるばかりか、カーペットを傷めてしまいます。
優しく、パイルの毛を起こすようにしながら逆目にかけると、
中のホコリが吸い出しやすくなります。


日常のお手入れにプラスして、月1回は念入りにお手入れをすると、
カーペットの寿命が随分違ってきます。もちろん、気になる汚れがあれば、
お掃除のたびにプラスのケアができるに越したことはありません。




●ブラッシング
カーペットを手でなぞり、色の濃くなる方向に目の粗いブラシをかけます。
その後で掃除機をかけるとより効果的です。

●ふき掃除
ふき掃除は月1回が目安です。染み付いた汚れや汗、臭いを拭き取ります。
バケツ1杯にキャップ1〜2杯の中性洗剤を薄めたぬるま湯で、
雑巾を固く絞って毛並みにそって強く拭きます。
人が集まるソファやテーブルまわりなど汚れやすい部分は特に念入りに。

●屋外干し
カーペットの中敷きやピース敷き、ラグ等の場合は、
屋外に裏返しにして半日ほど干し、
裏から棒でたたいて奥に入り込んでいるゴミやホコリを落としましょう。
でも、太陽の光は微妙な色柄の大敵です。色落ちしないように
必ず陰干しにしてください。2〜3時間裏返しのまま干すと効果的です。
再び敷く時には向きを変えるとパイルの消耗が平均し長持ちします。



長持ちさせるためには、湿気をふくませないようにすることが大切。
まずはお部屋の換気に気を付け、家全体の風通しを良くすることです。
天気の良い日は窓を開けてできるだけ風を通しましょう。
梅雨時などには除湿機をかけるなど工夫しましょう。
ラグなどは、時々裏返したり、持ち上げて裏側にも風を通すのがコツ。
乾燥していればホコリもとれやすく、掃除機をかけても傷みが少なくなります。
何よりも、乾燥していればダニ対策にもなります。



 ワンポイントアドバイス
   拭き掃除の際、ウールは洗濯用の中性洗剤を0.25%、
     その他の材質のものは中性洗剤を1〜1.5%を目安にしましょう。

   汚れがひどい時は、市販のカーペットシャンプーを使用するとさらにクリーンアップしますが、
     その場合は色落ちする場合もありますので、説明書をよく読んで、
     目立たないところでテストをするなど確認した上で使用しましょう。

   天然素材のウールカーペットの場合には、洗剤の化学作用やブラシの摩擦による痛みが心配なこともあります。
     家庭でのお手入れに自信がない場合は、専門の業者にクリーニングを任せることもひとつの方法です。




 
カーペットのへこみはどうしたらいいの?
家具を動かしたらカーペットにへこみが。
こんな時にはスチームアイロンかドライヤーを使いましょう。
ぬるま湯で湿らせた布で水分を与えた後、ドライヤーの温風を当てて
ブラッシング。スチームアイロンの場合は、蒸気をカーペットのへこみに
かけながらブラッシングして毛並みを立ててあげると、へこみがふんわり
元に戻ってきますよ。
ご使用の場合は、高温、やけどにはご注意くださいね。
 
カーペットの抜け毛が気になるんだけど…!?
毛が抜けることを遊び毛といいます。
遊び毛はパイル長の長いカーペットの宿命ですが、しばらくの間こまめに
掃除機をかけることにより次第におさまってきます。
完全になくなることはないので、気にしないことも肝要。
ウールやアクリルに多く見られる現象で、どうしても気になる場合は、
BCFナイロン使いのカーペットをおすすめします。
一本の連続した長い糸を使っているので、遊び毛がでることはありません。




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