【よくある修理に関するQ&A】


LEGIOでは、ご購入いただいた靴を永く着用頂けるよう様々な修理に対応しております。
とくにお問い合わせの多い修理についてまとめましたのでご参照ください。


1.ソールに穴が開いた




ソール(靴の底)に穴が開いてしまうと、アウトソール(ヒールを含む)を丸ごと交換する『オールソール交換』になります。
オールソール交換の費用はおおよそ【¥15,000前後】になります。

多少値段は高くなりますが、足に馴染んだところはそのままに傷んだ部分は新品に変わるので、愛着のある靴をより永く履くことができます。
使用用途や好みによってレザーのソールに交換するか、ラバーのソールに交換するかを選ぶことができるのもポイントです。品番によって使用しているソール、製法が異なりますので詳しくはお問い合わせくださいませ。




2.かかとのすり減り




かかと部分はヒールリフトとトップリフトに分かれています。
ヒールリフトとはかかとの高さを出すために革などの素材が積み上げられた部分のことを指します。
トップリフトとはヒールリフトの一番最後、直接地面に接する部分のことを指します。

歩き方によってトップリフトが内側や外側に斜めに削れていることが多く、そのまま履き続けるとヒールリフトまで削れてしまいます。ヒールリフトまで削れてしまうと削れた箇所を修復(コーナーフォロー)したのち、トップリフトの交換となり費用が高くなることや、場合によっては見た目にも影響します。

トップリフトの交換のみであれば費用はおおよそ【¥2,500前後】になります。ヒールリフトの交換もできますが、費用はおおよそ【¥6,000前後】と高くなりますので、なるべくダメージが少ない早めの内にこまめに修理するのがおすすめです。





3.靴内部の痛み




3-1.インソールの傷み


インソール(中敷き)は、着用時に擦れることで傷んできます。
ひどければ破れてボロボロになってしまいます。インソールの張替え修理をされる際、かかと下のクッションも同時に交換することで、足あたりが良くなるのでおすすめです。費用はおおよそ【¥2,000前後】になります。

3-2.カウンターライニングの傷み


カウンターライニング(かかとに接する部分)が擦れて傷んできた場合、張り替えることが可能です。張り替える場合の費用はおおよそ【片足で¥2,000前後】になります。
ひもを緩めず、靴ベラも使わずに脱ぎ履きすると擦れて破れてしまう場合が多いので、普段から脱ぎ履きの際はしっかりとひもを緩め、靴ベラを使って履くということを意識しましょう。




4.アッパーの痛み




アッパー(表の革)が破れてしまった場合は残念ながら、もとに戻すことはできません。
裏から革をあてて修理することは可能ですが、革を縫ったステッチが見えてしまいデザインが損なわれ、足あたりが悪くなるのでおすすめできません。
正しいフィッティングと普段からのお手入れが大切です。とくに、トップライン(履きぐち)が破れてしまっているかたが多いですが、脱ぎ履きの際にしっかりとひもを緩め、靴ベラを使って履くというだけで防ぐことができます。




5.ステッチの切れ・ほつれ




靴のアッパーは、デザインによっていくつものパーツを縫い合わせてできています。
着用するなかでステッチが切れてしまったり、ほつれてきたりすることがあります。その状態で履き続けるとほつれた範囲がどんどん広がってしまいますので、なるべく早めに修理することをおすすめします。
費用はおおよそ【一か所で¥1,000前後】になります。




6.革ひもの交換



靴の表情をガラッと変えてくれる革ひもですが、引っ張る力に弱いというデメリットがあります。
ロー引きひもなどと同じようにきつく結ぶと切れてしまうおそれがありますので、力加減に注意が必要です。革ひもを交換する際、市販のもので代用できますが、既製品についている革ひもをご希望のかたは一度お問い合わせくださいませ。




5.ジップの交換




ブーツによくついているジップですが、壊れてしまった場合交換が可能です。スライダー(ジップを上げ下げするパーツ)の交換か、ジップ丸ごと交換かで修理費用が大きく異なります。
スライダーの交換であれば費用はおおよそ【一か所で¥1,000前後】になります。
ジップ丸ごと交換になるとおおよそ【一か所で¥5,000前後】になります。




まとめ



今回は、よくある靴の修理についてまとめました。

着用するうえでの防ぎようのない劣化に関しては、なるべく早めに修理することでぐっと費用をおさえられます。また、仕上がりもきれいです。普段のお手入れの際、チェックする習慣をつけることで靴の傷みを早めに見つけることができます。

また、『ひもを緩めての脱ぎ履き』や『靴ベラを使って履く』というだけで防げる劣化もあります。この機会にぜひ意識し、実践してみてください。

※同じ修理内容でも商品によって使われている素材が異なります。ご質問や詳しく知りたいかたはお気軽にお問い合わせくださいませ。


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