原点にして最高点

Italian Leather

原点にして最高点

Italian Leather

Italian Leather

イタリアンレザー

中世のイタリア・フィレンツェより続く伝統的なベジタブルタンニン鞣しを施したレザー素材。

クロムなどの薬品ではなく、植物性オイルをしようしてレザーを加工していくことで革の"生きた時間"をそのまま閉じ込めています。

結果、独特の色味/香り/質感や、製品になったその後も時間と共に変化・成長を楽しめるパートナーとして世界中で愛されるレザーです。

手間ひまかけた
鞣し工程

"鞣し"とは動物から採取した"皮"を加工し、"革"へ仕上げていく加工のことです。これにより有機素材である動物の皮が腐敗することなく、素材として使用できるようになります。

大まかに見てイタリアンレザーのベジタブルタンニン鞣しは約10の工程があり、多くに人が関わり多くの時間が費やされます。
約2〜3ヶ月、物によっては1年の期間を費やすものも存在します。

イタリアンレザーは天然素材という点や、多くの手間から決して大量生産前提の工業製品ではなく、人が編み出した独自の知恵や自然の歴史を感じ取れる人と自然の共同産物と言えるでしょう。

塩漬け保管

STEP1

洗浄

STEP2

石灰漬け
脱灰
フレッシング

STEP3

洗浄
加脂
乾燥

STEP6

鞣し

STEP5

背割り

STEP4

革漉し

STEP7

伸ばす

STEP8

染め色

STEP9

完成まで約2〜3ヶ月

加工
仕上げ

STEP10

唯一無二の天然素材
イタリアンレザー

私たち人と同じく、世界に2つと同じものはないワン&オンリーな天然素材です。

天然素材ならではの"生きた歴史"

イタリアンレザーに限らず、天然素材であるレザーは各々の動物が生前に残した傷やシワ、血管の跡などが表面に刻まれています。
これらは工業製品としてはマイナスに見られがちですが、レザーにおいては"生きた歴史""本物の証"であり、アイコニックな要素の一つとして愛されています。

特徴的なウラ・オモテ

レザーには裏と表が存在します。通常私たちが目にする表側は「銀面(ぎんめん)」と呼ばれ、種類によりシワの入り方、ツヤ、色などの質感が異なります。
また、生地の裏面は「床面(とこめん)」とよばれ、所謂レザーらしい、繊維をダイレクトに感じられます。
銀面にも床面にもそれぞれ仕上げ方法が多岐に渡り、タンナーにより技術の違いや色々な個性が存在します。

やわらかく、しなやかで抜群のなじみ

質感もさることながら、イタリアンレザーの特徴として、やわらかくしなやかである点があげられます。
これらの特徴は、財布やバッグなどのアイテムだけでなく、物にフィットする必要のあるケースやホルダーなどにも抜群の相性を見せます。
新品の際は異形にならないよう固めに固定してある状態でも使用するにつれて物に馴染み、フィットしてオンリーワンに変化していきます。

メンテナンスで末長く

“生きた素材”であるレザーは人の肌と同じように定期的に掃除・お手入れを加えることにより美しくエイジングし、末長くお使いいただけます。
レザーは常に外気にさらされ、汚れ、乾燥していきます。クロスなどで汚れを落とした後、適したクリームやワックスなどで油分や水分を加えて常にフレッシュな状態に保ちましょう。

トリートメントワックス

レザーに必要な油分や潤いを補充して長持ちさせるためのメンテナンス用ワックスです。

Check!

テレンプ

クリームやワックスを塗布する際にはレザーに優しい綿製のクロスが適しています。

Check!

イタリアンレザーの
魅力

独特な質感

ベジタブルタンニン鞣しはクロム鞣しと異なり、植物タンニンやオイルを染み込ませて仕上げていくので、革本来の質感を楽しむことができます。 また、その質感も単一ではなく元の動物の状態や部位や仕上げの具合により滑らかだったり、皮膚感が残っていたり、と多種多様です。 好みの仕上げを見つけるのも楽しみの一つです。

質感を味わえるレザーウォレット

時間をその身に閉じ込める
エイジング効果

「鞣す」とはいわば動物の皮に防腐加工を行うこと。加工後の「革」となった後もその素材は生き続け、人と同じく成長・変化していきます。
私たちが触れて油分が馴染んだり、日焼けをしたり、時には傷が付いたり。
色味が深くなっていき、シワがつき味が出てきます。また、正しくお手入れを続けていけばエイジングならではのツヤを出すことも可能です。
他の工業生地にはできない、「生きた素材」ならではの特徴です。

時間を閉じ込めるエイジング映えアイテム

美しい染め色

イタリアンレザーの個性を引き立てるカラーは染料によって染色されています。
革の着色方法で他に顔料染めがあり、そちらが水に溶けにくい顔料でレザーの表面に着色するのに対し、染料染めは水や溶剤に溶けやすく、革の繊維の中に浸透して全体を染め上げる方法です。

イメージはペンキで上から塗る or 水っぽい絵の具を布に染み込ませる、という感覚でしょうか。

色のビビッドな鮮やかさは顔料に分がありますが生地全体が染め上がる染料染はシワ・トラ・血管跡なども覆われることなく表面に残り、天然素材である革本来の表情を楽しむことができます。

また、顔料で表面を覆われることもないので、前述の通り革自体の経年変化(エイジング)を楽しめるのも染料染めならではのメリットです。

色とりどりのイタリアンレザーを選びたい

いつまでも貴方のそばに。

イタリアンレザーは先人たちが丁寧に培った知恵・技術と自然の皮というマテリアルが見事に溶け合った芸術品です。
大量生産品にはない、風格と質感と耐久性も兼ね備えたこの素材は、末長くあなたと時間を共にし、一緒に成長していくことでしょう。

まだまだイタリアンレザーアイテムあります

カーボンレザー

時にセクシーに、時にスポーティーに。光の強さや角度でその都度様々な表情を見せる。

ブライドルレザー

歴史の重みと強靭の耐久性、そしてブルームの艶かしさ。エイジングとメンテナンスで輝く。

牛革

ひとつひとつ個性のある天然素材。硬さ、シワ、色味etc.オーナーの個性を演出。

先端を走る拘り。

MC : NANAMI /
清水真輝(株式会社FALCONER代表取締役)