動物から採れた天然の皮革は、約200万年前から
貴重な素材として活用されてきました。
“革”は、染色やなめしなどの加工工程を経る前は毛がついた動物の“皮”です。
そのため、すべての革には、シミ・傷・シワなど、
動物として生きてきた証が残されています。
たとえ同じアイテムでも、革の質感や色合い、手触りは微妙に異なり、
使い方や時間経過によっても風合いが変わっていきます。
その個性を魅力ととらえて愛を注ぐと、
革との暮らしがより一層楽しくなります。
このページでは、多くの人々を魅了し続ける、その魅力に迫ります。
皮と革はどちらも「かわ」と読みますが、実は明確な違いがあるのをご存知でしょうか。「皮」とは、加工されていないそのままの状態を意味し、動物から身体を覆う最外層の組織をはぎ取ったもの。(英語でSkin、Hide)「革」とはそれから毛などを除去し加工することで製品の素材に仕上げたもの(Leather)を指します。
この「皮」を「革」に変える工程のことを鞣し(なめし)と言います。
この「皮」を「革」に変える工程のことを鞣し(なめし)と言います。
なめしは、生皮がもつ皮の機能性を維持し、さらに改良するために行う作業です。皮は生ものであるため、そのままだと腐ってしまいます。ですが専用の薬液を使って、腐ってしまう原因となるたんぱく質や脂肪を取り除き、柔軟性や耐久性をもたせる加工技術「鞣し」を行うことにより、素材として使用できるようになるのです。
革をなめすためには、多くの工程と時間がかかっています。その工程は、少なくとも約10の行程があり、職人が手間ひまかけ一般に知られるレザーへと姿を変えます。約2〜3ヶ月、物によっては1年の期間を費やすものも存在します。
レザーは天然素材という点や、多くの手間から、決して大量生産前提の工業製品ではなく、人が編み出した独自の知恵と自然の恵みが合わさった、人と自然が共に生み出した素材と言えるでしょう。
タンナー(製革工場)によって、多少順番が異なったり、同じ作業を何度か繰り返したりすることもありますが、大まかに、わかりやすく説明した工程は以下です。
また、鞣しの種類は、大きく3つに分類することができます。
植物性由来のタンニンに皮を漬け込む製法。数ヶ月という長い時間と手間がかかります。使い込むごとに艶が出て、しんなりと柔らかくなります。革本来の風合いやエイジングを楽しみたい方に◎
クロム化合物をドラムと呼ばれる専用の機械に投入し浸透させる製法。仕上がるまで1日程度と時間がかかりません。柔らかく頑丈な素材に仕上がり、経年変化が少なく、汚れにくいため、靴や鞄、衣類や家具などあらゆる種類の用途に使用されています。
その名の通り、タンニン鞣しとクロム鞣しの両工程を行う方法です。それぞれの長所を取り込むことによって、それぞれの製法の短所を補うことができます。
それぞれ原皮は同じでも、鞣しの工程や製法によって、革の特徴は大きく異なります。この違いを知っておくことは革製品を選ぶ際の基準となり、その革製品の品質や特性を理解するのに役立ちます。
それぞれ原皮は同じでも、鞣しの工程や製法によって、革の特徴は大きく異なります。この違いを知っておくことは革製品を選ぶ際の基準となり、その革製品の品質や特性を理解するのに役立ちます。
ブラウン、グリーン、レッド…革を自由な色を与える「色付け」の工程。実は、色付けの方法によって、革の性質や仕上がりが大きく変わります。主流となる方法には、染料仕上げと顔料仕上げの2つの種類があります。今回は、この2つの方法の違いと特徴についてご紹介したいと思います。求める革製品の色、質感、優れた特徴など、どのような方法で色付けされたものがあなたにぴったりの製品なのか?自分好みの革製品を見つけるためにも、適した仕上がりの革を選ぶことが大切です。ぜひ、革製品選びの参考にしてみてください。
ブラウン、グリーン、レッド…革を自由な色を与える「色付け」の工程。実は、色付けの方法によって、革の性質や仕上がりが大きく変わります。
主流となる方法には、染料仕上げと顔料仕上げの2つの種類があります。
今回は、この2つの方法の違いと特徴についてご紹介したいと思います。
求める革製品の色、質感、優れた特徴など、どのような方法で色付けされたものがあなたにぴったりの製品なのか?自分好みの革製品を見つけるためにも、適した仕上がりの革を選ぶことが大切です。ぜひ、革製品選びの参考にしてみてください。
染料は革の繊維の中まで色が浸透して着色します。そのため、革本来の質感を残ります。革の風合いや、経年変化(エイジング)を楽しむことができるのが染料の大きな特徴。しかし傷や水などに弱く、メンテナンスが必要になります。また、革本来の表面(銀面)を残すため、他と比べると割高になる傾向があります。革本来の質感と経年変化を楽しみたい方は、染料仕上げがおすすめです。
染料とは異なり、ほとんど浸み込むこと無く“コーティング”に近い着色処理です。そのため、水や傷にも比較的強いのが特徴です。細かなキズやシワなども目立ちにくくなります。また発色も良く、染料では表現できないような色味も表現することができます。一方で、革独特の経年変化はあまり期待できませんが、その反面、長い間変わらぬ綺麗な状態を維持でき、傷や水気にも強いという大きなメリットがあります。常に綺麗な状態で使用したい人には、顔料仕上げがおすすめです。
動物の皮の断面は、大きく分けて構造の違う3つの層から成り立っています。革の素材として使うのは、この繊維が絡み合う②の「真皮層」の部分のみ。
真皮層は、さらに「乳頭層」「網状層」の2層に分かれています。「乳頭層」は細い繊維が密に配置されているのに対し、網状層は太い繊維が緩やかに絡み合っています。
つまり革となる真皮層は、細い繊維や太い繊維が複雑に絡み合う事で高い強度を生み出しています。
動物の皮の断面は、大きく分けて構造の違う3つの層から成り立っています。
①皮膚の最も外側にある「表皮層」
②コラーゲンによって形づくられ、繊維が絡み合う層「真皮層」
③肉と結合している「皮下層」
革の素材として使うのは、この繊維が絡み合う②の「真皮層」の部分のみ。真皮層は、さらに「乳頭層」「網状層」の2層に分かれています。「乳頭層」は細い繊維が密に配置されているのに対し、網状層は太い繊維が緩やかに絡み合っています。つまり革となる真皮層は、細い繊維や太い繊維が複雑に絡み合う事で高い強度を生み出しています。
革へ加工後は、乳頭層の表面(おもて面)を銀面、網状層の表面(うら面)を床面、と呼びます。そして、銀面のついた革を本革、銀面が無い革を床革、と分類します。鞣し加工後、一般的に手に触れられる表面部分は 『銀面』 と呼び、基本はこちらが革の表面として使われます。生物由来の証として、傷やホクロ、シワなどがそのまま残っていることもあります。 銀面とは逆に、革の裏面の繊維質な部分を 『床面』 と呼び、スエードなどの起毛革はこの床面をきれいに整え仕上げたものです。
革へ加工後は、乳頭層の表面(おもて面)を銀面、網状層の表面(うら面)を床面、と呼びます。そして、銀面のついた革を本革、銀面が無い革を床革、と分類します。鞣し加工後、一般的に手に触れられる表面部分は 『銀面』 と呼び、基本はこちらが革の表面として使われます。生物由来の証として、傷やホクロ、シワなどがそのまま残っていることもあります。 銀面とは逆に、革の裏面の繊維質な部分を 『床面』 と呼び、スエードなどの起毛革はこの床面をきれいに整え仕上げたものです。
革には大きく分けて「本革」と「牛革」があります。この意外と知られていない「本革」と「牛革」の違いについて紹介します。
本革とは名前の通り本物の革のことで、革の表面に「銀面がついた革」を本革(銀面付き革)と呼びます。(ちなみに、牛革に限らず、豚革や羊革等、動物の皮からできているものであれば本革です。)この、銀面が付いていないものは「本革」とは呼べません。
銀面の有無で革の価値は異なり、銀面が有る本革は高級感があり、革の表情をもっとも活かした皮革と言えます。レザーは既知の通り動物の皮から出来ているため、生きていた頃の傷跡やホクロ、血管などの痕が残っている場合もあります。しかしこれは紛れもない生きた証:本革の証明でもあります。
また、本革は丈夫で長持ち。メンテナンスを怠らなければかなり長い期間、使い続ける事も可能です。その耐久性の高さから、野球のグローブ・馬具・靴など、様々なシーンで使われています。
そして最大の特徴は、経年変化が楽しめること。使い込むことで味わい深い表情に変わっていき、艶と奥深い色味を得られます。
経年変化の表情は持ち主の環境や使い方によって違います。愛用する革アイテムを世界にひとつだけの色・風合いに育てあげる楽しさは、まさに「大人の楽しみ」です。
革の表面にある「銀面」含んだ層を取り除いた革を床革と呼びます。(※床革の表面に加工して、銀付き革のように見せた床革は牛革と呼ばれることもあります。)床革とは、革の2層目の網状層にあたる部位です。網状層は、繊維が荒くコルクのような状態であるため、やや耐久性に欠けます。
また銀面にある革らしいシワなどもないため、耐久性を高め、革独自の細かな凹凸やシワなどの質感を再現するためにポリウレタンなどの素材でコーティング、もしくはシートを熱と共に圧着して製品化され、この革は牛革と呼ばれます。(スプリットレザーとも呼ばれます。)この様に銀面の無い革は本革と区別するために「牛革(床革)」と呼ばれます。
牛革は、本革レベルの深みや味わいを出すことは難しいものの、柔らかく加工しやすい事や表面の素材や柄、色を変える事で多彩な姿と性能を得る事が出来ます。また、スプリット(割く)レザーとも呼ばれる通り、銀面のある層(本革)を剥いだ後に残る層であることから、一般的に安価で入手可能な点も魅力です。
ヤスリを使って床面を滑らかに毛羽立ちをさせたスエードも床革が使用される代表的なレザーの一つです。
比較表
本革と床革は、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。
どちらの革が良い悪いという判断よりも、
革の特徴を知り、用途に合わせて自分好みの革を選ぶことが重要です。
革の表面にある「銀面」含んだ層を取り除いた革を床革と呼びます。(※床革の表面に加工して、銀付き革のように見せた床革は牛革と呼ばれることもあります。)床革とは、革の2層目の網状層にあたる部位です。網状層は、繊維が荒くコルクのような状態であるため、やや耐久性に欠けます。
また銀面にある革らしいシワなどもないため、耐久性を高め、革独自の細かな凹凸やシワなどの質感を再現するためにポリウレタンなどの素材でコーティング、もしくはシートを熱と共に圧着して製品化され、この革は牛革と呼ばれます。(スプリットレザーとも呼ばれます。)この様に銀面の無い革は本革と区別するために「牛革(床革)」と呼ばれます。
牛革は、本革レベルの深みや味わいを出すことは難しいものの、柔らかく加工しやすい事や表面の素材や柄、色を変える事で多彩な姿と性能を得る事が出来ます。また、スプリット(割く)レザーとも呼ばれる通り、銀面のある層(本革)を剥いだ後に残る層であることから、一般的に安価で入手可能な点も魅力です。
ヤスリを使って床面を滑らかに毛羽立ちをさせたスエードも床革が使用される代表的なレザーの一つです。
比較表
本革と床革は、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。
どちらの革が良い悪いという判断よりも、革の特徴を知り、用途に合わせて自分好みの革を選ぶことが重要です。
革と言ったら「本革」くらいしかわからない人が多いかもしれません。革といっても種類がたくさんあります。そこで私たちの身近なものに使われている主な革の種類をご紹介していきます。革の特徴やおすすめの革もご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
イタリアンレザー
革の本場イタリアで
生まれるレザー
イタリアンレザー製品は、美しい光沢やツヤ感が実現できるのも魅力のひとつ。生産工程でたっぷりと「オイルを染み込ませている」ので手触りがよく耐久性も良いです。使い込めば使い込むほどに、革に浸透したオイルが溶け出してツヤ感も増してきます。本革製品は、合皮製品では実現できない経年変化も楽しめます。独特の色味、香り、質感や、製品になったその後も時間と共に変化・成長を楽しめるパートナーとして世界中で愛されるレザーです。
中世からずっとイタリア受け継がれているレザー。たくさんの工程を経て、丈夫でしなやかで使いやすいレザーとして人々に愛されています。人工的な加工が施されているのではなく、動物の皮という天然素材と天然オイルが使われているので見た目が非常に美しく仕上がっています。
イタリアンレザー製品は、美しい光沢やツヤ感が実現できるのも魅力のひとつ。イタリアンレザーは、生産工程でたっぷりと「オイルを染み込ませている」ので手触りがよく耐久性も良いです。
使い込めば使い込むほどに、革に浸透したオイルが溶け出してツヤ感も増してきます。革の“生きた時間”をそのまま閉じ込めているイタリアンレザー。本革製品は、合皮製品では実現できない経年変化も楽しめます。独特の色味、香り、質感や、製品になったその後も時間と共に変化・成長を楽しめるパートナーとして世界中で愛されるレザーです。
シュリンクレザー
独自のシボ感と、上質な肌触り
英語で「縮む(Shrink)」を意味するシュリンクの名を冠するシュリンクレザーは、革の表面を収縮させて独特のシボを出した加工を施した革のことです。その独特の風合いから、近年ファンになる人が急増しています。触るとふんわりしていて柔らく、手に吸い付くような上質な肌触り。革の表面にある独自のシボ模様が、柔らかいニュアンスと上品な雰囲気を与えてくれます。表面に収縮加工を行っているため耐久性がありヨレにくく、傷が目立ちづいのも特徴。メンテナンスも軽くホコリを落とすだけで良い為、手軽にキレイを保つことができます。
英語で「縮む(Shrink)」を意味するシュリンクの名を冠するシュリンクレザーは、鞣しの段階で革を特殊な薬品につけることで、革の表面を収縮させて独特のシボを出した加工を施した革のことです。その独特の風合いから、近年ファンになる人が急増しています。
触るとふんわりしていて柔らく、手に吸い付くような上質な肌触り。革の表面にある独自のシボ模様が、柔らかいニュアンスと上品な雰囲気を与えてくれます。表面に収縮加工を行っているため耐久性がありヨレにくく、傷が目立ちづいのも特徴。メンテナンスも軽くホコリを落とすだけで良い為、手軽にキレイを保つことができます。
ブライドルレザー
カッチリとした堅牢さ
白いブルームが魅力
カッチリとした堅牢さ・白いブルームが魅力
堅牢で信頼あるブライドルレザーは元々、乗馬に用いる手綱やハーネスといった馬具のために生み出されたレザーです。牛皮に植物性オイルを使用したベジタブルタンニン鞣しを施した後、さらに獣脂とロウを配合したブライドルグリースを丹念に擦りこむ事で完成します。膨大な手間と時間のかけることで、より高い堅牢度を実現しています。
革表面に浮き出た特徴的な白い粉(=ブルーム)と呼ばれる蝋(ロウ)は、最大の特徴であり魅力です。使うほどにブルームは消えていき、レザー本来の深い色と艶が増し、一つ一つ異なった濃淡を生み出します。使う者、そして使い方によって様々な顔を見せる“自分だけのレザー”になっていく醍醐味を味わうことができます。
イギリスにて1000年以上も前から歴史がある、堅牢で信頼あるブライドルレザー。元々、乗馬に用いる手綱やハーネスといった馬具のために生み出されたレザーです。
牛皮に植物性オイルを使用したベジタブルタンニン鞣しを施した後、さらに獣脂とロウを配合したブライドルグリースを丹念に擦りこむ事で完成します。膨大な手間と時間のかけることで、より高い堅牢度を実現しています。
革表面に浮き出た特徴的な白い粉(=ブルーム)と呼ばれる蝋(ロウ)は、ブライドルレザー最大の特徴であり魅力です。使うほどにブルームは消えていき、レザー本来の深い色と艶が増し、一つ一つ異なった濃淡を生み出します。ブライドルレザー本来の艶やかで鮮やかな表面が徐々に出てくる様は、使う者、そして使い方によって様々な顔を見せる‟自分だけのレザー”になっていく醍醐味を味わうことができます。
サフィアーノレザー
鮮やかな発色、上品な光沢感
張りのある硬めのレザーで上品なラグジュアリー感があり、高級ブランドの鞄や財布に使われています。正式名称を「サフィアノメタルオロ」といい、牛革に「型押し加工」(加熱した金属の型版を高圧プレスし、表面に立体的で細やかな模様を施すこと)が施されたものを指します。軽く、耐久性があり、傷が目立ちにくいのが特徴です。撥水性も高く、通常の雨の日でも使え、お手入れ不要なのも魅力です。発色が良いので、濃い鮮やかな色からパステルカラーなどの淡い色まで揃っています。見た目に高級感があるのでプレゼントとしても◎
イタリアを初め、世界中で人気のあるサフィアーノレザー。張りのある硬めのレザーで上品なラグジュアリー感があり、高級ブランドの鞄や財布に使われています。
サフィアーノレザーは正式名称を「サフィアノメタルオロ」といい、牛革に「型押し加工」が施されたものを指します。「型押し加工」とは加熱した金属の型版を高圧プレスし、表面に立体的で細やかな模様を施すことをいいます。
軽く、耐久性があり、独特な加工を施すことによって汚れや傷が目立ちにくいのが特徴です。撥水性も高く、通常の雨の日でも使え、お手入れ不要なのも魅力です。気軽にレザーバッグを楽しみたい方にお勧め。発色が良いので、濃い鮮やかな色からパステルカラーなどの淡い色まで揃っています。見た目に高級感があるのでプレゼントとしても◎
グラデーションレザー
濃淡が美しい、
唯一無二の色彩と艶
染料にて色の濃淡をつけ、独自の深みと色彩を手に入れるグラデーションレザー。 職人により一つ一つ手作業にて染色されるため、2つとして同じ濃淡・柄の物はありません。その独特なムラ感と質感が、高級感と大人の色気を演出します。また使いこむ事でより時間の経過とともに色が鮮やかに冴え、深みが増す“独特のエイジング”も堪能できます。表皮の刷毛模様が美しく、数あるレザーの中でも異色の存在感を放っています。
染料にて色の濃淡をつけ、独自の深みと色彩を手に入れるグラデーションレザー。深みのある美しいグラデーションは、華やかでも落ち着いた雰囲気を持ちます。 職人により一つ一つ手作業にて染色されるため、2つとして同じ濃淡・柄の物はありません。その独特なムラ感と質感が、高級感と大人の色気を演出します。レザー本来の艶や質感を損なうことなく染め上げられ、また使いこむ事でより時間の経過とともに色が鮮やかに冴え、深みが増す“独特のエイジング”も堪能できます。
表皮の刷毛模様が美しく、数あるレザーの中でも異色の存在感を放っているグラデーションレザー。その神秘的な色合いは、きっと多くのシーンで普段の生活に色を与えてくれるはずです。
カーボンレザー
これまでの常識にない、
ハイブリッドな革
元々はイタリアのキオリーノ・テクノロジー社が自動車メーカー用に開発したレザーで、牛革の上にカーボンファイバーシート柄を型押したフィルムを熱圧着させることで作られるハイブリット素材です。軽量&高耐久で航空機や自動車産業をはじめゴルフクラブや釣り竿など様々な分野で活躍する素材です。その独自の緻密で艶やかな織り目模様が人気で、素材の枠を超えひとつの“柄”としての地位を確立しています。レザーは有機物であるために基本的には水気・湿気に弱い素材です。しかしカーボンレザーはレザーと合成素材を組み合わせることにより、レザーの弱点を克服しつつさらにレザーとは異なるモダンなシーンにも調和する魅力を手に入れました。
元々はイタリアのキオリーノ・テクノロジー社が自動車メーカー用に開発したレザーで、牛革の上にカーボンファイバーシート柄を型押したフィルムを熱圧着させることで作られるハイブリット素材です。
カーボンファイバーシートとは、軽量&高耐久で航空機や自動車産業をはじめゴルフクラブや釣り竿など様々な分野で活躍する素材です。
特に自動車産業では耐久性もさることながらその独自の緻密で艶やかな織り目模様が人気で、素材の枠を超えひとつの‟柄”としての地位を確立しています。
そんなレザーも有機物であるために基本的には水気・湿気に弱い素材です。
カーボンレザーはレザーと合成素材を組み合わせることにより、そんなレザーの弱点を克服しつつさらにレザーとは異なるモダンなシーンにも調和する魅力を手に入れました。
バイナルレザー
レコードの盤面のような
輝きが美しい
バイナルとはレコード盤を意味し、バイナルレザーとは牛革の表面に盤面のようなストライプ加工を施したフィルムを熱圧着させることによって作られるレザーです。他とは一線を画すそのテクスチャは、あらゆる場面でオーナーを惹き立ててくれるでしょう。ストライプが作り出す新しい輝きは唯一無二の存在であり、その個性は流行り廃りする奇抜なものではなく、シンプルで洗練されたもの。ビジネスシーンでも個性的でスタイリッシュ。一流の仕上げが産み出す新素材のクオリティ。
スキのない美しさは、ビジネスシーンはもちろんあらゆる場面で品のある存在感を放つでしょう。
バイナルとはレコード盤を意味し、バイナルレザーとは牛革の表面に盤面のようなストライプ加工を施したフィルムを熱圧着させることによって作られるレザーです。シンプルながら他とは一線を画すそのテクスチャは、あらゆる場面でオーナーを惹き立ててくれるでしょう。ストライプが作り出す新しい輝きは唯一無二の存在であり、その個性は流行り廃りする奇抜なものではなく、シンプルで洗練されたもの。レザーという古来からの素材をモダンなシーンにも映える姿に昇格させたものがバイナルレザーです。シャープで引き締まった印象のバイナルレザー。スタイリッシュで個性の光るレザーとして、Dom Tepornaが提携工場とともに産み出した独自のレザー。ビジネスシーンでも個性的でスタイリッシュ。一流の仕上げが産み出す新素材のクオリティ。
スキのない美しさは、ビジネスシーンはもちろんあらゆる場面で品のある存在感を放つでしょう。
PUレザー
安価で、素材が柔らかく
本革に近い質感
PUレザーとは、人工的に作られた合成皮革の一種です。見かけ・手触りとも革製品に似ていながら均一の商品を大量生産することができるので、主にファッションアイテムに使われます。とにかく軽く、また安価であるために身の回りの品の多くに使用されます。柔らかくもちもちとした肌触りが特徴で、本革に近い見た目と質感があります。本革に似せた素材のなかでは上質と言えるでしょう。撥水性があり水分や汚れ、キズにも強くメンテナンスが容易ですが、耐久性は低く、時が経つにつれ劣化するのは否めません。フェイクレザーやソフトレザーとも呼ばれます。
PUレザーとは、本革ではなく、人工的に作られた合成皮革の一種です。
PUは「ポリウレタン」を意味する “Polyurethane” の略で、布地の表面にポリウレタン樹脂を塗布し、質感を天然皮革に似せた人工素材です。見かけ・手触りとも革製品に似ていながら均一の商品を大量生産することができるので、主にファッションアイテムに使われるます。とにかく軽く、また安価であるために身の回りの品の多くに使用されます。
身近なものではジャケットやバッグ、スマートフォンのカバーに使われています。柔らかくもちもちとした肌触りが特徴で、本革に近い見た目と質感があります。本革に似せた素材のなかでは上質と言えるでしょう。撥水性があるため天然の革に比べると水分や汚れ、キズにも強くメンテナンスが容易ですが、その反面、本革に比べると耐久性は低く、時が経つにつれ劣化するのは否めません。また、フェイクレザーやソフトレザーとも呼ばれます。
「革は生き物」。
その種類も、加工方法も、その分類方法もさまざまです。
部位や裁断によっても呼び名や特徴が違います。
生き物である以上個体差があり、それが良さでもあります。
それぞれの個性を知ると、
革製品を選ぶのがさらに楽しくなりますよ。
また、それぞれの特徴を知ることで、
より長く楽しく革製品を使うことができるようになります。
ぜひ、みなさんのショッピングの参考にしていただき、
それぞれの特徴を生かしたお気に入りの一品を見つけてください。