動物から採れた天然の皮革は、約200万年前から
貴重な素材として活用されてきました。
“革”は、染色やなめしなどの加工工程を経る前は毛がついた動物の“皮”です。
そのため、すべての革には、シミ・傷・シワなど、
動物として生きてきた証が残されています。
たとえ同じアイテムでも、革の質感や色合い、手触りは微妙に異なり、
使い方や時間経過によっても風合いが変わっていきます。
その個性を魅力ととらえて愛を注ぐと、
革との暮らしがより一層楽しくなります。
このページでは、多くの人々を魅了し続ける、その魅力に迫ります。

Italian Leather

イタリアンレザー

革の本場イタリアで
生まれるレザー

イタリアンレザー製品は、美しい光沢やツヤ感が実現できるのも魅力のひとつ。生産工程でたっぷりと「オイルを染み込ませている」ので手触りがよく耐久性も良いです。使い込めば使い込むほどに、革に浸透したオイルが溶け出してツヤ感も増してきます。本革製品は、合皮製品では実現できない経年変化も楽しめます。独特の色味、香り、質感や、製品になったその後も時間と共に変化・成長を楽しめるパートナーとして世界中で愛されるレザーです。

中世からずっとイタリア受け継がれているレザー。たくさんの工程を経て、丈夫でしなやかで使いやすいレザーとして人々に愛されています。人工的な加工が施されているのではなく、動物の皮という天然素材と天然オイルが使われているので見た目が非常に美しく仕上がっています。
イタリアンレザー製品は、美しい光沢やツヤ感が実現できるのも魅力のひとつ。イタリアンレザーは、生産工程でたっぷりと「オイルを染み込ませている」ので手触りがよく耐久性も良いです。
使い込めば使い込むほどに、革に浸透したオイルが溶け出してツヤ感も増してきます。革の“生きた時間”をそのまま閉じ込めているイタリアンレザー。本革製品は、合皮製品では実現できない経年変化も楽しめます。独特の色味、香り、質感や、製品になったその後も時間と共に変化・成長を楽しめるパートナーとして世界中で愛されるレザーです。

Shrink Leather

シュリンクレザー

独自のシボ感と、上質な肌触り

英語で「縮む(Shrink)」を意味するシュリンクの名を冠するシュリンクレザーは、革の表面を収縮させて独特のシボを出した加工を施した革のことです。その独特の風合いから、近年ファンになる人が急増しています。触るとふんわりしていて柔らく、手に吸い付くような上質な肌触り。革の表面にある独自のシボ模様が、柔らかいニュアンスと上品な雰囲気を与えてくれます。表面に収縮加工を行っているため耐久性がありヨレにくく、傷が目立ちづいのも特徴。メンテナンスも軽くホコリを落とすだけで良い為、手軽にキレイを保つことができます。

英語で「縮む(Shrink)」を意味するシュリンクの名を冠するシュリンクレザーは、鞣しの段階で革を特殊な薬品につけることで、革の表面を収縮させて独特のシボを出した加工を施した革のことです。その独特の風合いから、近年ファンになる人が急増しています。
触るとふんわりしていて柔らく、手に吸い付くような上質な肌触り。革の表面にある独自のシボ模様が、柔らかいニュアンスと上品な雰囲気を与えてくれます。表面に収縮加工を行っているため耐久性がありヨレにくく、傷が目立ちづいのも特徴。メンテナンスも軽くホコリを落とすだけで良い為、手軽にキレイを保つことができます。

Bridle Leather

ブライドルレザー

カッチリとした堅牢さ
白いブルームが魅力

カッチリとした堅牢さ・白いブルームが魅力

堅牢で信頼あるブライドルレザーは元々、乗馬に用いる手綱やハーネスといった馬具のために生み出されたレザーです。牛皮に植物性オイルを使用したベジタブルタンニン鞣しを施した後、さらに獣脂とロウを配合したブライドルグリースを丹念に擦りこむ事で完成します。膨大な手間と時間のかけることで、より高い堅牢度を実現しています。
革表面に浮き出た特徴的な白い粉(=ブルーム)と呼ばれる蝋(ロウ)は、最大の特徴であり魅力です。使うほどにブルームは消えていき、レザー本来の深い色と艶が増し、一つ一つ異なった濃淡を生み出します。使う者、そして使い方によって様々な顔を見せる“自分だけのレザー”になっていく醍醐味を味わうことができます。

イギリスにて1000年以上も前から歴史がある、堅牢で信頼あるブライドルレザー。元々、乗馬に用いる手綱やハーネスといった馬具のために生み出されたレザーです。
牛皮に植物性オイルを使用したベジタブルタンニン鞣しを施した後、さらに獣脂とロウを配合したブライドルグリースを丹念に擦りこむ事で完成します。膨大な手間と時間のかけることで、より高い堅牢度を実現しています。 革表面に浮き出た特徴的な白い粉(=ブルーム)と呼ばれる蝋(ロウ)は、ブライドルレザー最大の特徴であり魅力です。使うほどにブルームは消えていき、レザー本来の深い色と艶が増し、一つ一つ異なった濃淡を生み出します。ブライドルレザー本来の艶やかで鮮やかな表面が徐々に出てくる様は、使う者、そして使い方によって様々な顔を見せる‟自分だけのレザー”になっていく醍醐味を味わうことができます。

Saffiano Leather

サフィアーノレザー

鮮やかな発色、上品な光沢感

張りのある硬めのレザーで上品なラグジュアリー感があり、高級ブランドの鞄や財布に使われています。正式名称を「サフィアノメタルオロ」といい、牛革に「型押し加工」(加熱した金属の型版を高圧プレスし、表面に立体的で細やかな模様を施すこと)が施されたものを指します。軽く、耐久性があり、傷が目立ちにくいのが特徴です。撥水性も高く、通常の雨の日でも使え、お手入れ不要なのも魅力です。発色が良いので、濃い鮮やかな色からパステルカラーなどの淡い色まで揃っています。見た目に高級感があるのでプレゼントとしても◎

イタリアを初め、世界中で人気のあるサフィアーノレザー。張りのある硬めのレザーで上品なラグジュアリー感があり、高級ブランドの鞄や財布に使われています。
サフィアーノレザーは正式名称を「サフィアノメタルオロ」といい、牛革に「型押し加工」が施されたものを指します。「型押し加工」とは加熱した金属の型版を高圧プレスし、表面に立体的で細やかな模様を施すことをいいます。 軽く、耐久性があり、独特な加工を施すことによって汚れや傷が目立ちにくいのが特徴です。撥水性も高く、通常の雨の日でも使え、お手入れ不要なのも魅力です。気軽にレザーバッグを楽しみたい方にお勧め。発色が良いので、濃い鮮やかな色からパステルカラーなどの淡い色まで揃っています。見た目に高級感があるのでプレゼントとしても◎

Gradient Leather

グラデーションレザー

濃淡が美しい、
唯一無二の色彩と艶

染料にて色の濃淡をつけ、独自の深みと色彩を手に入れるグラデーションレザー。 職人により一つ一つ手作業にて染色されるため、2つとして同じ濃淡・柄の物はありません。その独特なムラ感と質感が、高級感と大人の色気を演出します。また使いこむ事でより時間の経過とともに色が鮮やかに冴え、深みが増す“独特のエイジング”も堪能できます。表皮の刷毛模様が美しく、数あるレザーの中でも異色の存在感を放っています。

染料にて色の濃淡をつけ、独自の深みと色彩を手に入れるグラデーションレザー。深みのある美しいグラデーションは、華やかでも落ち着いた雰囲気を持ちます。 職人により一つ一つ手作業にて染色されるため、2つとして同じ濃淡・柄の物はありません。その独特なムラ感と質感が、高級感と大人の色気を演出します。レザー本来の艶や質感を損なうことなく染め上げられ、また使いこむ事でより時間の経過とともに色が鮮やかに冴え、深みが増す“独特のエイジング”も堪能できます。
表皮の刷毛模様が美しく、数あるレザーの中でも異色の存在感を放っているグラデーションレザー。その神秘的な色合いは、きっと多くのシーンで普段の生活に色を与えてくれるはずです。

Carbon Leather

カーボンレザー

これまでの常識にない、
ハイブリッドな革

元々はイタリアのキオリーノ・テクノロジー社が自動車メーカー用に開発したレザーで、牛革の上にカーボンファイバーシート柄を型押したフィルムを熱圧着させることで作られるハイブリット素材です。軽量&高耐久で航空機や自動車産業をはじめゴルフクラブや釣り竿など様々な分野で活躍する素材です。その独自の緻密で艶やかな織り目模様が人気で、素材の枠を超えひとつの“柄”としての地位を確立しています。レザーは有機物であるために基本的には水気・湿気に弱い素材です。しかしカーボンレザーはレザーと合成素材を組み合わせることにより、レザーの弱点を克服しつつさらにレザーとは異なるモダンなシーンにも調和する魅力を手に入れました。

元々はイタリアのキオリーノ・テクノロジー社が自動車メーカー用に開発したレザーで、牛革の上にカーボンファイバーシート柄を型押したフィルムを熱圧着させることで作られるハイブリット素材です。
カーボンファイバーシートとは、軽量&高耐久で航空機や自動車産業をはじめゴルフクラブや釣り竿など様々な分野で活躍する素材です。
特に自動車産業では耐久性もさることながらその独自の緻密で艶やかな織り目模様が人気で、素材の枠を超えひとつの‟柄”としての地位を確立しています。
そんなレザーも有機物であるために基本的には水気・湿気に弱い素材です。
カーボンレザーはレザーと合成素材を組み合わせることにより、そんなレザーの弱点を克服しつつさらにレザーとは異なるモダンなシーンにも調和する魅力を手に入れました。

Vinyl Leather

バイナルレザー

レコードの盤面のような
輝きが美しい

バイナルとはレコード盤を意味し、バイナルレザーとは牛革の表面に盤面のようなストライプ加工を施したフィルムを熱圧着させることによって作られるレザーです。他とは一線を画すそのテクスチャは、あらゆる場面でオーナーを惹き立ててくれるでしょう。ストライプが作り出す新しい輝きは唯一無二の存在であり、その個性は流行り廃りする奇抜なものではなく、シンプルで洗練されたもの。ビジネスシーンでも個性的でスタイリッシュ。一流の仕上げが産み出す新素材のクオリティ。
スキのない美しさは、ビジネスシーンはもちろんあらゆる場面で品のある存在感を放つでしょう。

バイナルとはレコード盤を意味し、バイナルレザーとは牛革の表面に盤面のようなストライプ加工を施したフィルムを熱圧着させることによって作られるレザーです。シンプルながら他とは一線を画すそのテクスチャは、あらゆる場面でオーナーを惹き立ててくれるでしょう。ストライプが作り出す新しい輝きは唯一無二の存在であり、その個性は流行り廃りする奇抜なものではなく、シンプルで洗練されたもの。レザーという古来からの素材をモダンなシーンにも映える姿に昇格させたものがバイナルレザーです。シャープで引き締まった印象のバイナルレザー。スタイリッシュで個性の光るレザーとして、Dom Tepornaが提携工場とともに産み出した独自のレザー。ビジネスシーンでも個性的でスタイリッシュ。一流の仕上げが産み出す新素材のクオリティ。
スキのない美しさは、ビジネスシーンはもちろんあらゆる場面で品のある存在感を放つでしょう。

PU Leather

PUレザー

安価で、素材が柔らかく
本革に近い質感

PUレザーとは、人工的に作られた合成皮革の一種です。見かけ・手触りとも革製品に似ていながら均一の商品を大量生産することができるので、主にファッションアイテムに使われます。とにかく軽く、また安価であるために身の回りの品の多くに使用されます。柔らかくもちもちとした肌触りが特徴で、本革に近い見た目と質感があります。本革に似せた素材のなかでは上質と言えるでしょう。撥水性があり水分や汚れ、キズにも強くメンテナンスが容易ですが、耐久性は低く、時が経つにつれ劣化するのは否めません。フェイクレザーやソフトレザーとも呼ばれます。

PUレザーとは、本革ではなく、人工的に作られた合成皮革の一種です。 PUは「ポリウレタン」を意味する “Polyurethane” の略で、布地の表面にポリウレタン樹脂を塗布し、質感を天然皮革に似せた人工素材です。見かけ・手触りとも革製品に似ていながら均一の商品を大量生産することができるので、主にファッションアイテムに使われるます。とにかく軽く、また安価であるために身の回りの品の多くに使用されます。
身近なものではジャケットやバッグ、スマートフォンのカバーに使われています。柔らかくもちもちとした肌触りが特徴で、本革に近い見た目と質感があります。本革に似せた素材のなかでは上質と言えるでしょう。撥水性があるため天然の革に比べると水分や汚れ、キズにも強くメンテナンスが容易ですが、その反面、本革に比べると耐久性は低く、時が経つにつれ劣化するのは否めません。また、フェイクレザーやソフトレザーとも呼ばれます。

「革は生き物」。
その種類も、加工方法も、その分類方法もさまざまです。
部位や裁断によっても呼び名や特徴が違います。
生き物である以上個体差があり、それが良さでもあります。
それぞれの個性を知ると、
革製品を選ぶのがさらに楽しくなりますよ。
また、それぞれの特徴を知ることで、
より長く楽しく革製品を使うことができるようになります。

ぜひ、みなさんのショッピングの参考にしていただき、
それぞれの特徴を生かしたお気に入りの一品を見つけてください。