今回のゲスト:

クリス・ハート

NANAMI:
チャレンジしようみたいな、こういうのをやってみようみたいなのは、気になったら何でもやるみたいな感じなんですか?
クリス・ハート:
そうですね。やっぱり夢とかがあれば、どうやってそれを実現できるか分からないから、色んなチャレンジをした方がいいかなと思って。成長するし、ちょっと楽しい経験もあるし、いろんな出会いもあるから、僕のそういう考えとしては何かやることが怖いと思っていたら、何かやらなきゃいけないっていう気持ちがある。
NANAMI:
なるほど、逆にちょっと怖気づいちゃったら、やった方がいい。
クリス・ハート:
そう。強くなるから、そういう感じで結構、趣味とかこだわっていることというよりやっぱりいろんなチャレンジをして成長することがやっぱり大事って。
NANAMI:
本当にお聞きしたら、あれもやっていて、これもやっていて、全くジャンルとかも違うじゃないですか。そこにチャレンジしていくのって、すごいことだなっていうのは思いましたね。私も結構チャレンジ精神は大事にしていて、チャレンジしてみようかなみたいな感じで、どうしようかなって悩んだんですけど、悩むくらいならやった方がいいかなと思って。
クリス・ハート:
いろいろチャレンジしてよかったって思っていますか。
NANAMI:
よかったと思っています。
クリス・ハート:
後悔しないですよね、やっぱりいろいろチャレンジして。やっていること、やっていないことはやっぱり後悔するというか、やっぱりやった方がよかったって思えるように、ちょっといろんなことに楽しくチャレンジすればいいなと思いますね。
清水:
クリス・ハートさんはご自身を強い人間だと思われますか。
クリス・ハート:
強いって思わない。強くはないけど、強くなりたい気持ちで生きています。そんな感じですね。やっぱり弱いところとか不安なところとか、ある意味コンプレックスっていうのもあるんですけど。でもそれがあるからこそ、チャレンジして乗り越えたいっていう気持ちで頑張ってます。
清水:
常に前向きで生きてこられてますよね、人生を全て。
クリス・ハート:
それしかないと思うんですね。やっぱりどんなに頑張っていてもいろんなチャレンジとか大変なことがあるから、落ち込むっていう、そういうところもあるから、ハッピーになれるように。この人生をちゃんと楽しくいろいろとやった方がいいかなと思いますね。
清水:
今までいろんなキャリアを歩んでこられたと思いますが、成功というものに対してどういう考えを持たれていますか。
クリス・ハート:
いい思い出があれば、それは成功だと思う。それ以外は多分もう成功っていうことはないっていうか。成功した後にまた新しいチャレンジが来て、また成功しなきゃみたいなプレッシャーになるから。シンプルにいうと、やってよかったって思えるぐらいの気持ちがいいかなと思う。失敗してもパーフェクトにやっても、どっちにしても、とりあえずいい思い出だったらいいと思う。周りの友達にもすごい頑張っている人たちもいるけど、すごいことをやっていてもパーフェクトじゃなかったから全然楽しめないとか。成功しても幸せになっていないとか、そういうところが結構あるから。あんまり成功することを意識しないで、楽しいか、やってよかったか、いい思い出になったか、そういうところだけですかね。
NANAMI:
楽しめることは大事ですよね。
クリス・ハート:
負けてもいい経験だったらいいよ。

編集後記

自身が何をしたいのかを突き詰め、手探りで数々のチャレンジを経てきたクリス・ハートさん。前に進もうと果敢にチャレンジする「意志」の強さを感じました。
「どうしても日本に住みたい」という強い想いから、内に秘めた弱さや不安に立ち向かう姿勢を見せる。日本語を使えるお仕事を探し、日本の文化に触れる、音楽活動においてもチャレンジを繰り返してきた結果、今があるのだと。ハッピーに過ごす為に自身のコンプレックスに向き合い、チャレンジすることが成功や幸せに繋がっていくのだと語っていただきました。

クリス・ハート

2013年 シングル『home』にてデビュー。2013年、2014年と2年連続でNHK紅白歌合戦への出場を果たす。その後、2018年に活動休止をしたが、2020年に活動を再開。2021年7月には5年ぶりのオリジナルのアルバム『COMPLEX』をリリース。