今回のゲスト:

中村あゆみ

NANAMI:
本当にパワフルな、元気を貰えるようなお人柄だと思うんですけど、強さの秘訣とかってあったりしますか?
中村:
多分ね、その強さが時には人を傷つけることもあるからね。だけど、自分が強いっていう風なことを全部逆に手放しちゃうから、自分が強いと思わないことが。本当に強い人っていうのは本当に優しいと思う。やっぱ優しさからくる強さの方が、パワーにもいろんな種類があるじゃない?若い頃の私はもうとにかく、もっとこんなもんじゃなかったの。吹っ飛んじゃうぐらい相手が。 だけど、神様からいろんな修行しなさいってことで私はたぶんとんでもないギャングを娘に持ったんですよね。そこでいろいろ教わって、本当の人の強さっていうのは本当は優しい所にある、優しさをきちっと持ってる人が本当は物凄く強いんじゃないかなって最近は。だからただ単にガンガン行くっていうことだけがパワーじゃなくて、すごく秘めた強さっていうのが逆に素敵だなって思うのかな。それは自分が強いと思わないことが、手放すことがとってもいいんじゃないかなと思います。
清水:
中村さんにとっての成功とはどういう風にお考えですか?
中村:
若い頃とやっぱ変わりましたね。若い頃はただただ目立ちたかっただろうし、お金持ちにもなりたかったし、とにかくそういうなんていうのかな。ただね、違うんだよね、若い時っていうのはそういうステータス的な物が自分の中に必要だったりするんだけど、これからの人生っていうのは、やっぱり人生自体を楽しむことかなって思う。今の若い人たちってこのコロナで、すごく逆にチャンスがあると思うのね。昔だったら目立つ人が結構前に前に出てたんだけど、私最終的に人生を勝ち得る人って究極「オタクの人」だと思う。オタクの力を持ってるっていったら、調べる力とか追及する力とか、すっごい好きだっていう力とか、これってすごいことなのね。だからみんな成功者の人ってオタク力を物凄い持ってる。その力がないと逆に成功しないっていうか。ただ、私は女性だし、まあ堅苦しいこと抜いて楽しもうーみたいな。楽しんでいかない? みたいな。そんな感じですかね。
NANAMI:
当たり前に出来てる人はきっと当たり前にやってると思うんですけど、あまりできないですよね。
中村:
あのね、常に恋をするイメージ。例えばお花見ても「あーかわいいな」とか、多分そういうトキメキ感を、私多分ずっとなるべく切らさないで持ってる感じかもしれない。幸せを自分で引き寄せる力っていうか。一つ私からのアドバイスで言うと、本当にね長い人生生きてきて思うには、引き寄せちゃうのよ。だから私は自分の作品の中で「どんなに悲しくても笑っていろ」っていう曲があるんだけど「笑って どんな時も 聴かせて 君の声を」っていうね、どんなに悲しい時でも笑ってる方がいい。チャップリンっていうとっても私が好きな人がいるんだけど、彼の言葉なんだけど、『Smile』って歌がまさしくそれを歌ってるんだけど、本当にどんなに悲しい時でも笑っていた方がいいと思う。笑っている方が幸せが寄ってきやすい。疑似笑いでもいい。で、引き寄せちゃうから、だから面白いのは人生がうまくいってない時っていくつか重なるのよ。それは何かっていうと、引き寄せちゃってる。
NANAMI:
なるほど。
中村:
だから、例えば「だってさ、どうせさ」っていう言葉っていうのはそれらが来るのよ。だから絶対思っちゃいけないの。例えば、ちょっと嬉しいことがあったら「なんて私はハッピーなんだろう」とか「僕はなんてついてるんだろう」って思うの。どんな無理しても思う。無理して思ってたらそれがまた来るから。でも「やっぱ私無理よね」って思うと「やっぱ私無理よね、やっぱ私無理よね」っていうのを宇宙の神様が聞いてて、それ木霊して返してくれるから「やっぱ無理よね」になっちゃうの。そうすると、いろんな悪いことがどんどん引き寄せられちゃって。だから絶対になるべくなら、本当に幸せになりたかったら、絶対にそんなん思っちゃダメ。なるべく笑ってた方がいい。

編集後記

「挫折、落ち込むことなんて沢山あった」と語る中村あゆみさん。パワフルで元気なお人柄の背景には、これまでの経験と楽しく過ごす為の定義があるからでした。
ポジティブな気持ちにはポジティブが寄り、ネガティブな気持ちにはネガティブが寄ってくる。幸せがポジティブなものであるなら、ポジティブで居続けることで自然と幸せは寄ってくる。天真爛漫な笑顔のお姿には「人生を楽しむ」という気持ちがあるからこそ。最高の気分で日常を過ごす為には、日頃から幸せを自分で引き寄せる努力が大切であると語っていただきました。

中村あゆみ

1984年『MIDNIGHT KIDS』でデビュー。翌年リリースした3枚目のシングル『翼の折れたエンジェル』は日清カップヌードルのCMに起用され大ヒットを記録し、更にリリースしたアルバム11作が連続オリコンチャートのトップ10入りを果たす。そして2021年3月には自身初のジャズアルバム『Enter』をリリースする等、今も精力的に活動中。