今回のゲスト:

清春

清水:
清春さんはメジャーデビューの際、大手事務所の巨額オファーを断ってデビューしたという噂がありますが。
清春:
うーん。入りたくなかったんですね。でも、当時割と大きい事務所だったと思うんですけど。やっぱ田舎者なんで、多治見って。だまされる気がして。
NANAMI:
なるほど。
清春:
そうなんです。なんか曲とか好きな曲できないんじゃないかとか。芸能人の方とは違う理由で、自分たちの持ってるポリシーみたいなのがあって、そこそこ。それを当時変えられちゃうんじゃないかなとかって。曲もポップにさせられちゃうんじゃないかなとか、そういう時代だったので。今だと結構若い子も好きなことやってるんですけど、メジャーで。なんかやっぱ当時はそういう時代でしたね。メジャーデビューするっていうのはファンの人離れるみたいな。そういう時代だった。
清水:
清春さんと言えばステージ衣装。ライブでは毎回どんな衣装何だろうと、ファンの楽しみの1つだと思いますが、こだわりや選ぶ基準とかはありますか?
清春:
衣装は同じのを着ないっていうのがコンセプト。コンセプトというか、気に入ってるのがあれば着るんですけど、基本的には毎日、毎回違う。アルバムのツアーだったら何パターンか用意してるんですけど、6~7年前にやった黒夢っていうバンドの再結成のツアーの時は50本ぐらいあったんですけど、10着ぐらい用意して回していくんですけど、飽きたらその場所で買うんです。
NANAMI:
すごいですね。
清春:
だから新品も古着も全部買います、関係なく。それを着るっていう。ソロになっちゃうともっと顕著で、ツアーの前に衣装はあんま用意してなくて、その日に買うっていう。
NANAMI:
そうなんですか。仕事でこだわっていることとかってあったりしますか?
清春:
好きなことしかしない。これは今だからとかじゃなくて昔からです。好きなことしかないようになれるようになりかたったです、早く。
NANAMI:
好きなことだけを出来るように。
清春:
だけを出来るようになれる。そういう人生っていうか。 皆さん、同世代の人から聞いたらそれはなんて馬鹿げたことだと思うかもしれないですけど、みんなやっぱり嫌な仕事も当然して、会社の中で。入りたい会社に入れる人もいれば、そうじゃない人もいて、みんな頑張るじゃないですか。家族のためとか、自分の将来のためとか。もちろん僕も頑張っていたと思うんですけど、やっぱミュージシャンだったりアーティストだったりロックだったりとかするので、やらされてるっていうことをファンに見せたくないっていうのもあったりとか。自分的にもそれは違う。せっかく道を外れて自由にやってるんで、新しい音楽っていう世界に行ったのにも関わらず不自由になっちゃうっていうのが、不可解だなと。

編集後記

好きなことをしていたい。清春さんの想いは至ってシンプルで、昔から今まで、ポリシーを貫き通す信念は揺るぎないものでした。
自身のスタイルを貫いたからこその独自性。自由を音楽という世界でも追及してきた結果、今も尚多くのファンから支持されていることに繋がっているのだと思います。やらされている人生は歩まない。その言葉の本質は「人が人として、幸せに生きる為に必要な事」ではないか。清春さんの世界観には大きな学びがありました。 

清春

1994年、『黒夢』のボーカリストとしてメジャーデビュー。その後、1999年に『SADS』を結成。2003年にはソロデビューを果たしました。そして、今年2月にはデビュー28年を迎えるアニバーサリー配信ライブを開催されるなど、精力的に活動中。